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渡来明日香(俺たちに翼はない)




渡来明日香




「そういう日もある」(渡来明日香)





※この文章には「俺たちに翼はない」のネタバレが含まれています。 未プレイの方は大きな楽しみを失う可能性があります。注意してください。





2013年11月。本日はプレイ中「俺たちに翼はない」から渡来明日香さんです。

現時点で明日香ルート終了。そして明日香さんが一番のお気に入り。しかし、これからルートをプレイする玉泉日和子さんにも悪魔のようなポテンシャルを感じており、嬉しいやら敗北感やらで微妙な秋の夜を過ごしているartoと申します。こんばんは。

明日香さんには序盤から気になってまして、y=2xのグラフのように順調に惹かれていきました。ストーリーの流れに沿って魅力を書いていきます。


明日香さんのここが魅力!
・お嬢様な外見と性格のギャップ

明日香さんの外見はいわゆるお嬢様。容姿端麗でクラスの男女から人気がある。一部男子から「明日香さま」と呼ばれており、「アイドル並みの可愛さ」という声もあります。その性格はというと、

外見とは裏腹に全然お嬢様っぽくないんです(笑)。男っぽくサバサバした性格で明朗快活です。

渡来明日香


森里君にからかわれた鷹志君の告白に「いいよ」とあっけらかんと答える。その後、帰りの校門で「私、基本的に人間嫌いだから誰とも付きあうつもりないんだけど、ほら、断りつづけてると、無駄に恨まれたり僻まれたりするでしょ。お高くとまってるように見られたりとか」とほとんど話したことのない鷹志君に人間嫌いとか簡単に言ってのける(笑)。後に鷲介君も「お姫様みたいな顔をして、仕草や表情はわりと男性的」と分析しています。外見と性格のギャップがステキ。

感情豊かな子で、それを素直に表現してきます。笑ったり怒ったりジト目をしたり(おすすめ)、表情の種類が豊富。「なんだと」「うるさいよ」「絶対教えない」と怒る時は素直に怒り、「あ〜・・・」とか「んー・・・」と言いながら右へ左へ流れたり、動きを見ているだけで楽しい子です。

渡来明日香


・羽田鷹志に舞い降りる天使

鷹志君にとって憧れの存在である彼女。遠くから見るだけで決して届かないような彼女が、たびたび鷹志君の元へ舞い降りてきます。通称「明日香さんのテーマ」(勝手に命名)とともに舞い降りる姿は天使そのもの!私の心を何度も揺さぶってきたよね(明日香語尾)。そのシーンを振り返ってみます。


(1)「12月3日夜、家に電話をかけてくる」

初降臨。2年間ほとんど会話がないところにこの家電ですよ。これはドキドキワクワクするでしょう。緊張とは無縁に見える明日香さんが緊張しているのがかわいい。「私ずっと『羽田君一筋』だったでしょー」という飛び道具。世界史の話は電話する口実だと思いますが、2年の間にどういう気持ちの変化があったのか?まあ、敬遠されてると思い込む中でなんとか一歩を踏み出した、といったところでしょうか。


(2)「12月4日朝、男子生徒に明日香さんのパンツを見ていたと因縁つけられる」

「どっちにしろ、このひとならいいの」「彼氏彼氏」。学校では心ない人達に酷い扱いを受ける鷹志君。四面楚歌な学校でピンチの時に助けてくれる明日香さん。こりゃ鷹志君じゃなくても惚れますよ。「私じゃなくて。彼に謝って」は彼女の強い心を表しています。「明日香さん、いまちょっとドキッとしたよね」「見てたら殺すよ?」など私の心を簡単に揺さぶってきて困る。

渡来明日香


(3)「12月4日昼、休み時間一人居心地悪くしている時に話しかけてくる」

廊下の窓際での場面。この子は非常に頭の良い子だと感じましたね。まあ「鷹志君と似ているから気持ちが分かる」というのもありますが、空気や人の気持ちを察することができる。それも一つの賢さ。一人で辛い鷹志君の気持ちを察して助けにきたのでしょう。優しい子。「そういう日もある」は過去を乗り越えることで得た明日香さんの寛大さ。一番好きなセリフ。


(4)「12月4日放課後、委員長同士の打ち合わせ。3時間遅れてきた高内さんに怒られて」

高内というクソ女、いや男女同権だクソヤロウに怒られた後の出来事。まさか明日香さんが待ってくれていたなんて。高内と対照的に涙が出る優しさ。明日香さんはここで鷹志君と自分は同じであると、自分の感は正しかったと確信したんでしょうね。
「ね、見た・・・?」はイマジナリーコンパニオンに話す名残ですね。

渡来明日香


(5)「12月5日昼、卒業文集の班決めで困っている時に・・・」

ここから個別ルート。友達に片手を上げて謝り「それじゃ私、羽田班いきまーす」。この子は本当に頼りになる。この子がいれば先生に「2人組み作れ〜」と言われた時、どんなひとりぼっちでも安心ですね(感涙)。行動力、男らしさも明日香さんの大きな魅力。


(6)「12月5日昼休み、高内さんに会議の文句を言われて」

ここの破壊力はヘブンストライク(Sクラフト)も真っ青。高内の文句によってグレタガルド行き寸前のところで「こらーネクタイ汚すなー」。ネクタイに飛んだ食べ物を拭く明日香さん。「ほら、緩んでる」とネクタイを直してくれる明日香さん。前回からわずか一シーン。大天使明日香、再臨!

渡来明日香


(7)「12月6日放課後、一人で卒業文集の仕事。明日香さんの差し入れ。」

放課後、独り寂しく文集の仕事。ここもグレタガルド寸前で明日香さんが差し入れを持ってくる。明日香さんの明るさと優しさが身に染みる。その後は念願の初デート!「今がずっと続けばいいのにな・・・」byリトルバスターズ


(8)「12月7日夜、二度目の家電」

山科さんと出かけている時、何度も家に電話をかけてくる明日香さん。山科さん、やっぱり君じゃダメなんだ!明日香さんじゃないと!ここで初めて携帯番号を交換。欣喜雀躍とはまさにこのこと!電話を胸に抱え、ワンコール未満で電話にでる明日香さんへ一言。トキメキをありがとう。


もう一度言いますが、あのBGMとともに颯爽と鷹志君を救いにくる明日香さんはまさに騎士(ナイト)!可愛くもあり、格好よくもある。この魅力に我が軍がどれだけ壊滅させられたか図り知れません。ビバ明日香!

渡来明日香


・徐々に見せる女の子らしさ

共通ルートでヒーロー的な魅力を見せる明日香さん。個別に入ると女の子らしさが少しずつ見え隠れします。分岐点は鷲介君と会ったシーン。あそこで鷹志君と自分が似ていることを確信し、その後、気持ちが傾いていったと推測します。

12/5放課後には山科さんの話題に少し妬いて、12/7にはお弁当を作ってくる。その日の放課後も山科さんの話にむっつりした表情を見せる。「浮気だよね」「ねえねえ羽田君、私は浮気が嫌いだよ。絶対許さない派だよ。どんな理由でも認めないよ」。こんな明日香さんも可愛いじゃありませんか!

渡来明日香


次の日の朝、山科さんと3人で会話している時に「数時間前まで愛の囁きを交わしあってたのにな」と山科さんをけん制。「私の鷹志君に手を出すなよ」と言わんばかりの剛球。素の明日香さんは結構やきもち焼きで独占欲が強いのかもしれませんね。


・「おれの・・・友達、じゃんか」と言われて・・・

いい感じで仲を深めてゆく二人。順調な流れでしたが、明日香さんの家で文集作りをしている時にある出来事が。 グレタガルドの話をしている中で鷹志君が上記のセリフを言います。鷹志君にすればなんてない一言。ですが、これで明日香さんは大きなショックを受ける。そして、自分が鷹志君を好きだと気づくわけですね〜。


明日香「なんだこれ」(自分の気持ちに戸惑って一言)

渡来明日香


その後の明日香さんは、鷹志君を意識して狂ったコンピューターそのもの。機嫌が悪いように見えたり、挙動不審になったり・・・。前述の女の子らしさが『恋する乙女』に進化する訳ですね〜。そんな明日香さんがまた乙なものでして・・・。正直、この辺はニヤニヤが止まらず顔の形が変形しました。どう責任を取ってくれますか?

明日香「うん。だからあの日から自分の気持ちに気づいて、
なんか妙に意識しちゃって―――」

(かわいいから許す。大いに許す)

渡来明日香


・渡来明日香の心の傷

普段は明るく社交的に見える明日香さんが心に傷を抱えていると思うと、またキャラの魅力が増すというものです。

母子家庭の明日香さん。小さい頃、母親はほとんど家におらず寂しい時間を過ごしていました。母との仲は悪くないものの、小さい明日香さんにとって、その寂しさは心の傷になったことでしょう。人と接するのが苦手な明日香さんは友達も出来ず、心の傷を深めるばかりでした。

その結果、「イマジナリ・コンパニオン」の「明日夢君」を作り自分を守ってきた。妄想に生きることで小さい自分を守ってきた。鷹志君と同じです。その後、明日夢君とは決別し現実を生きるわけですが、人には言えない大きな過去を抱えている子でした。

苦しんだ子ほどかわいいと言いますか、明日香さんの過去が明かされた時、私の中でまた魅力が上がりました。明日香さんが持つ強さは、この過去を乗り越えた末に得たものに違いありません。

渡来明日香


・Hシーンでは愛おしさ爆発

お互い心の傷を曝け出した後の初H。このHが明日香さんの魅力のメインディッシュだと私は考えています。ああメインディッシュと言っても、「明日香さんを食べる」とかそういうイヤラシイ意味合いでなくあのその・・・。

というのは置いといて、このHは傷を持つ二人が一つになる大切なシーンで、何と言うかパズルのピースがはまったというか、非常に感動的でした。ここまで感慨深いHシーンは中々ありません。

渡来明日香


「一つになりたい」
「は、恥ずかしいけど、きっとこれが終わったあと・・・
私のこといっぱい、抱きしめてくれるんだっ」
「あい。わたし、とってもがんばりあすか」


強くて格好いい騎士の姿が明日香さんの全てではない。弱さもあり不安もある普通の女の子。こんなに健気で頑張り屋な彼女を見ていると・・・うおおおお!愛おしさが!愛おしさが溢れだして止まりません!そしてH後の会話で、


「だいちゅき」


見えないところからのドラゴンフィッシュブロー。このダメ押しの一言でartoは完全に敗北しました。渡来明日香、最高!

渡来明日香


・渡来S香

最後のデザート的なものがこれ。「えええ、足ですか!初Hの次の日の朝に足ですか!?」というのが率直な感想。「調子にのるなよ、小象」の小象は鷹志君のちん○んが小さいこととかけていて、ええと・・・・・・予想外の展開に頭が錯乱してしまいました。

好奇心の強い明日香さんが次に向かったのはおしりの穴。穴に指を入れている時の明日香さん、良いご尊顔をしていらっしゃいました。「言いなさい。ん・・・はむ・・・ちゅっ」「お仕置きをします」とあの可愛らしい声で言われてしまうと、もう私、立ち上がることができません!(一部分以外)

渡来明日香


・ボイス

俺つばは非常に素晴らしい声優さんばかり。その中で敢えてMVPを選ぶとしたら、私は森谷実園さんにあげたい。舌っ足らずな声が明日香さんに合いまくっていてツボでした!感謝で一杯です。


心に残ったセリフ

上に書いたもの以外。

「もし悲しいことを悲しいと認識しないで生きていけるとしたら、それは幸福なことなのかな」
(ネクタイのシーン。もしそうなら幸福かもしれないが、人間である限りそんなことはない、って、え?なんでマジレス?)

「世界は金色に包まれているのだー」
(放課後の作業で。いいこと言うな〜明日香さん)

「この世界が金色なのかな。それとも羽田君の目に金色のフィルターが付いてるのかな」
(同じく放課後の作業。発想が柔らかいと思う)

「腐った蜜柑は箱の中身全体に影響を及ぼすんだよ」
(山科さんと3人での作業。なるほど)

「ほら現実から目を逸らさないで、ちゃんと前を見ようよ」
(明日香さんの家で。作者の主張の一つだと)

「何かを持ちかえればそれは逃避行じゃなく探索。羽田君も幾つかは楽園の宝を現実へ持ってきてるでしょ」
(明日香さんの家で。羽田君を通して私の心にきた)

「でも、周りからの評価は私の期待値を上回るもので、それは対人関係に恐れを持つ私には、理不尽で、暴力的で、ときには残酷なものだった」
(Hシーン。美人には美人にしか分からない悩みがある)

「あはっ、はっ・・・私も、好きにさせてくれてありがとう・・・っ、うっ、はあっ・・・好き、だよ・・・大好き・・・」
(Hシーン。辛い過去を持つ明日香さんが言うとまたくるものがある。感動した)



最後に
羽田鷹志に舞い降りる天使。鷹志君やクラスのみんなが憧れる彼女は行動力があり男性的。華やかな騎士のような存在。不遇な過去を乗り越えて得た強さを持っています。一方で、好きな人に焼きもちをやいたり、不安を感じたり、健気であったり、本質は普通の女の子。彼女の魅力は幕の内弁当のように多種に富んでいます。2013年のNo.1愛すべきキャラはこの子(もしくは日和子さん)に決定とします。夏の日差しのように眩しい彼女は、私の心をずっと照らすことでしょう。なんちゃ(略)。

渡来明日香


(2013年11月14日 記載)

(C)Navel



(関連ページ)
  ・玉泉日和子について(愛すべきキャラ)
  ・鳳鳴について(愛すべきキャラ予備)
  ・俺たちに翼はないの制服について
  ・ゲーム「俺たちに翼はない」の感想
  ・アニメOP曲「Spread Wings」


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