
SCでお話が一通り終了したので、のんびりやろうと思っていましたが、なんだかんだでちょこちょこやってクリアしてしまいました。3rdで47時間。シリーズ全てで150時間超。なんだか終わったのが寂しいですね・・。windows7対応版(中古3000円)です。
ストーリー面について
今作はSCから半年後。活躍したキャラ達がひょんなことから影の国に閉じ込められる、というファンディスク的なストーリーですが、個人的にこういうキャラが総出演するやつ、大好物です。ファンディスクのようだとはいえ、世界設定、ストーリー展開、扉、方石の設定は丁寧にされていると思いましたし、封印石を手に入れた時は「次は誰が出てくるんだろう?」「ヨシュア君!ヨシュア君じゃないか!」など嬉しさあり、懐かしさあり、ドキドキワクワクで楽しかったでござるよ。(剣心?)
戦闘、キャラ総評
戦闘システムは前作とほぼ同じ。アーツ、クォーツはいくつか追加があったと思います。3rdはキャラゲーということで、ここからは各キャラの総評でも。最終章の左門、右門、正面、大門の攻略順に。
(左門)
・エステル・ブライト

今作の主役はケビンさん達。脇役の立ち位置ですが、それでもこの子は主人公だと思う。今作でもその太陽を見せてくれました。うって変わって、キャラ性能は良くも悪くも平均かなと。オーブのLineが平均だし、クラフトもバランス的だし・・・。掛け声はFCから良く使ったな〜。太極輪はあまり使わなかったですが、絶招になって強くなったのかな?
・ヨシュア・ブライト

ヨシュア君がエステルちゃんと幸せな時を過ごしているようで、私、何よりです。性能は・・・エステルちゃんの能力をアップさせた感じ(笑)。最大5のLine型が良く、闇属性のアーツが使いやすい。クラフトは絶影のディレイ、能力アップ後の双連撃の強さが良し!Sクラが全体で使いやすいのもポイント高し。
・アネラス・エルフィード

SCでも書きましたが、アネラスさん、大好きです!顔グラがなかったFCから、よくもまあ、ここまで濃いキャラが育ったこと(笑)。3rd登場時のぶっとんだ寝言↓、



アネラスさんがそう言うならそうなのでしょう!私、アネラス教に入信します(笑)。性能は、Line型が微妙なので物理キャラですね。クラフトは3rdからの独楽舞踊が良かった。敵を集めてチェーンとか。Sクラ1回も使ってない。
・ジョゼット・カプア

「かわいいだろ?こんなにかわいいのに、この子、使えないんだぜ?」
せめて2つの地属性を無属性にしてくれればまだなんとか。もしくは、攻撃特化にしてくれれば。クラフトはスタンビートが防御ダウンで良いのですが、効かない敵が多いんですよね。キャラは根は良い子なのに素直になれないところが好きです。エステルちゃんとのやりとりとか。何気にスタイルがいい。
(右門)
・ユリア・シュバルツ

「我が主と義の為に、覚悟っ!」
真面目で誠実で姫の為に忠義を尽くす。ユリアさん、最高です!休暇でも姫の事を考え、姫と過ごす時間に幸せを感じる。「ユリアの休日」、ステキでした。空属性の制限があるとは言え、最大5のLine型なので強力なアーツ要員になることができます。物理も悪くないという印象。号令は掛け声と違い全範囲ですが、自分にかからないという一長一短。
・アガット・クロスナー

ティータ(12歳)のことが大好きな
・ティータ・ラッセル

アガットさんの未来のお嫁さん。この子は非常に性格が良く、12歳と思えないほど人を気遣ったりと、AIRの観鈴ちん並みの良い子!その上、SCのアガットさんを守ったシーンしかり、レンちゃん登場時のシーンしかり↓、

素晴らしい勇気も持ち合わせています。空の軌跡の世界はたびたびティータの力に守られていますよね(笑)。性能はHP+100%、STR,DEF+100%?のオーバルギア。バトル開始時はすぐさまこれ。アーツなんて要りません。意外に他2つのクラフトも性能良し。
・レン

いくつか見てない扉があるのですが、その中にレンちゃん扉があったのかも。もっと素直で子どもらしくてよい年頃なのに、そうなれない過去があったのではないでしょうか?性能はアーツ特化。無属性の1Line型がレンちゃんの強み!どんなアーツでも使いこなせます。ピンチ時の顔グラが可愛らしい。Sクラのパテル=マテルは直線ですが、実質ほぼ全体攻撃(笑)。
(正面)
・シェラザード・ハーヴェイ

髪を切ったシェラ姉かわいいよシェラ姉。
オリビエさんとうまくいって欲しいものです。クラフトはなんといってもヘブンズキス。効果が抜群で、シェラ姉を入れてる時はお得感があります。ATSも意外と高く、最大6のLineなのでアーツ要員としても優秀だと思います。
・アラン・リシャール

誠実で愛国心を貫く大佐。このようなキャラに弱いと何度言えば・・・。私が部下なら「大佐!一生ついていきます!」という感じですね。登場は少ないですが男キャラで一番好きです。キャラ性能は、ヤバイです。Sクラ桜花残月の威力といい、最大6のLine型による豊富なアーツといい、化け物です。個人的に一番推したいのは光鬼斬の待機時間の短さ。なんなんですか、あれは?(笑)連発でずっと大佐のターン。
・ミュラー・ヴァンダール

ミュラーさんとオリビエさんのやりとりが好きです。キャラとしては好きですがバトルではあまり使えなかったかな〜。特筆はチェーンクラフト時の2回攻撃で、これにはお世話になったのですが、物理キャラなのでクラフトをもう少し頑張って欲しかった。
・オリビエ・レンハイム(オリヴァルト・ライゼ・アルノール)

キャラは相変わらず。FC、SCから本当に相も変わらずで楽しませてもらいました。赤い正装もカッコ良かったです。闇属性縛りがありますが、貴重な最大7のLineでレン、クローゼさんに並ぶアーツ要員。Sクラは威力が弱い印象があります。クラフトもアーツ解除のスナイプショット?が使えるくらいでまあアーツ要員。
(大門)
・ケビン・グラハム

今作の主人公。SCで初めて出てきた時は「只者でない軽いにーちゃん」という感じでしたが、こんなにも辛い境遇、辛い過去を背負っていたんですね。表面は軽いが、内面は真面目。優しいがゆえに一人で背負ってしまう性格。今作の中で自分自身と対峙し成長する姿を見せてくれました。SCからより好きになったキャラです。
性能はアーツ系。クラフトはセイクリッドブレスが序〜中盤でお世話になりました。そしてSクラのグラールスフィア。超・闘魂ベルトで最終ボスに望んだのですが、装備して良かったグラールスフィア。やってて良かった公文式(ん?)。
・リース・アルジェント

今作のヒロイン。「清楚で可憐でいながら、あどけなさを残した雰囲気で〜」的なことを某女研究者が言っていましたが、まさに。可愛いフェイスと素晴らしいプロポーションを誇ります。こんなに可愛らしい外見をよそに、食べ物にはうるさく腹ペコ。この設定は某アーサー王に影響されたのでしょうか(笑)。
喋り方は「〜ですわ!」とか「〜ですぅ」という風でなく、感情をあまり出さない感じ。そこがいい!性能は物理、アーツ、どちらもいけるハイブリットタイプ。クラフトは個人的に使えなかったですね〜。
・ジン・ヴァセック

私は好きです。もう一度言っておきますが、私はジンさん好きです。その巨漢と、大らかで風来坊な雰囲気がジンさんの魅力。もちろん物理キャラです。クラフトは言わずもがな60%アップの龍神功、強すぎます(汗)。泰山玄武靠のカッコよさ故、いつも一緒に叫んでいます(笑)。
・クローゼ・リンツ(クローディア・フォン・アウスレーゼ)

最後はクローゼさん。星の扉3「祝賀会」でヨシュア君に告白したのは驚きました。この行動に対し、ネットで「クローゼ最悪!」的なコメントを見たのですが、私はそうは思いませんでした。万が一、ヨシュア君がOKしても、クローゼさんは了承しなかったでしょう。誠実で自分の気持ちに真摯な、彼女なりのケジメの付け方だと思います。
それと共に、結果に関係なく自分の気持ちを真っ直ぐに表現する「強さ」も感じさせてくれました。この心を持つ姫ならば、将来のリベールは安泰でしょう。
性能はアーツ3強の一人。水属性の縛りがあるので他2人に比べ多様なアーツを使うことができませんが、まあ贅沢はリベールの敵です(意味不明)。
クラフトはFCからおなじみのケンプファー。3rdでは効かない敵が多かった気がしました。残念。ですがSクラが素晴らしい。リヒトクライスはもちろんのこと、個人的にサンクタスノヴァ。第7層最奥のポムテンペストでバトル開始→Sブレイクでサンクタスノヴァ→終了ということで、本当にお世話になりました。
(※思った以上に長い感想になってしまいましたが、ドラゴンボールで言うと、今セル編が終わったくらいです)
BGMについて
マーベラス!FC,SCも素晴らしいBGMでしたが、3rdはさらにパワーアップした感がありました。正直、心に残った曲がたくさんありすぎて・・・。3つ選ぶとしたら、タイトル画面の「仄かに煌く光」、悲しいシーンでかかる「想いの眠るゆりかご」、ED曲の「空を見上げて ボーカルバージョン」。
「扉」について
3rdの半分は「扉」で出来ている。ということで心に残った「扉」ベスト3を発表。
・3位 月の扉3 「舞い降りた翼」
クローゼさんをより好きになった話。色々と考えてしまう、悩む、周りを気にする、周りに気を遣って頑張りすぎてしまう、このような面をもっている子だったとは。自分と少し似ていて愛着を感じました。

・2位 星の扉8 「オリビエ紀行」
最後のシーンがBGMも相まって、FCから初めてオリビエさんがカッコいいと思った。(失言)

・1位 月の扉5 「旅立ちの朝」
いつも元気良く、天真爛漫で邪気のないエステルちゃん。子どもの頃より変わらないその瞳からは輝ける未来を感じます。ヨシュア君を元気づけたいと思って、一生懸命行動するエステルちゃん。最後の場面はうるっときました。

そして、ラストの別れのシーンでは
あれ、目から汗が・・・。3rdの本筋で感動するシーンなんて予想だにしてなかったのですが、別れのセリフを見ていたら、各キャラへの万感の想いが胸に迫ってきて・・・。レンちゃんのシーンでダメ押しされました(泣)。

それにしてもエステルちゃん。3rdの主人公はケビンさんなのにエステルちゃんばかり言及して恐縮ですが、やはりこの子は凄い。
エステル
「ね、レン。教えてあげようか?
なんで笑顔でお別れできるかって。
・・・・それはね。
大好きな人、大嫌いな人、そんなのに関わりなく・・・
どんな人とだって・・・絶対に別れが待っているからよ。
あたしとヨシュアだってそう。
このまま結婚して、子供を作ってずっと一緒にいたとしても・・・
どちらかの寿命が来たら必ず離ればなれになっちゃう・・・
もちろん事故とか、お互いの気持ちが離れることで別れる可能性もゼロじゃない。
あたしたちはみんな・・・そんな不安と戦ってるんだと思う。
でもね・・・だから笑うのよ!
みんなで一緒に笑うことでその不安を吹き飛ばしちゃうの!
みんなで笑えば一人じゃないって実感できる!
また会えるかもしれないってドキドキ、ワクワクもできる!」
エステルの太陽再び。レンちゃんの闇でさえ明るく照らしてしまう光をここでも見せてくれました。
まとめ
長くなりましたが、3rdはSCで離れてしまったキャラ達が一堂に会するという、各キャラにとっても、プレイヤーにとっても、「一時の夢」のような作品でした。今作品がFCから続いたシリーズの締めということに、私は大変満足しています!空の軌跡がこれにて終了と思うと何とも寂しいですが、製作陣には最大限の感謝を送りたいと思います。
では最後に一言。空の軌跡よ、永遠にあれ。

(2013年5月17日 記載)
(関連ページ)
・曲「Fateful confrontation」の感想
・曲「絆の在り処」の感想
・曲「想いの眠るゆりかご」の感想
・ED曲「空を見上げて Ending version」の感想