2010年10月29日 (金) | アニメ「聖闘士星矢」のOP |
ふと、聖闘士星矢のOP「ソルジャードリーム」が見たくなりまして。動画を探したのですが、中々見つかりませんでした。代わりに良いMADを見つけました。
いや〜カッコいい!実際のOPは見つからなかったですが、これで大満足しました。聖闘士星矢は子どもの頃からの青春。なんだかんだ車田作品の熱さ、大好きです。
コメントで「泣く」、「泣ける」とかあったのですが、マジですか?確かハーデス十二宮編のアニメも「泣いた」とかいう感想を見たような。
私の中では感動というより、熱いイメージがありますので。でも、大人になった今見ると、違った角度から見れて感動するのかもしれませんね。
と、余韻に浸っていると。
あれ?動画が自動的に移動して・・・・。
・・・・・・・・・。
・・・・・。
盛大に吹いた・・・!
心揺さぶられレベル:中 数値評価:62
感情の種類:楽 対応する詩魔法:赤魔法 百夜嬢
2010年10月27日 (水) | ゲーム「アルトネリコ」 ヒュムノスに対する感想 その2 |
(前回の続き)
No.4
「EXEC_with.METHOD_METAFALICA/.」
4つ目はこれ。アルトネリコ2の集大成の曲。これは外せない。700年の想いを胸に、この曲を謳いだした時に感動。途中、クローシェ様が心を閉じた時は「クローシェ様頑張れ!」と応援し、インフェルの後押しには涙し、メタファリカを紡ぎきった時には感無量。心は感動の嵐です。何度感動を貰ったことか。。。とりあえず、ありがとう!!
好きな歌詞
全部。特に、
「我ぞ 生命を与え 嗚呼 謳になれ」
「ともに愛しき大地〜」から始まるルカとクローシェが一緒になる部分
「waath!(再生を)」
No.5
「星詠〜ホシヨミ〜」
最後は今回心を揺さぶられた「星詠」。これはゲーム本編に入っていないですが、No.4までのものに勝るとも劣らないくらい好きです。実は「音楽への想い」のコンセプト元になった曲。「音楽」に対して想いを馳せる曲。普段、何気なく聴いている「音楽」という存在に対し、敬意をはらい感謝できたら、それはどんなにステキなことか。「音楽」に対するステキな想いがつまった曲です。これはアルトネリコ全体のコンセプトとも言えるでしょう。この曲の良さがもっと広まって欲しい!
好きな歌詞
全部。特に、「あなたの名前は旋律(メロディー)」
他にも「EXEC_PHANTASMAGORIA/.」とか「METHOD_IMPLANTA/.」とか挙げたらきりがないのですが、以上がベスト5です。
最後にヒュムノスについて。ヒュムノスのすごいところは「アルトネリコの世界と共にある」という点です。アルトネリコの世界観の中に、ヒュムノスを含む音楽が包含されているといいますか、実際にその世界で謳っている詩なのです。切っても切れない関係なのです。かの有名なFateのセイバーも、「我がヒュムノスはアルトネリコと共にあり、アルトネリコの運命はヒュムノスと共にある」と言ったとか、言わないとか・・・。(言ってねえよ)
クローシェが、ルカがその時どういう想いで詩を謳ったのか?それを知って聴くと感動は数百倍にもなるはずです。是非、ゲームをプレイしてヒュムノスを聴き、その後、歌詞を見ながら聴いていただきたく!
(このテキストに対するあなたの意見を、←の拍手ボタンより受け付けております)
心揺さぶられレベル:特大 数値評価:90
感情の種類:感動 対応する詩魔法:赤魔法 アルトネリコ
2010年10月26日 (火) | ゲーム「アルトネリコ」 ヒュムノスに対する感想 その1 |
アルトネリコシリーズの音楽。聴くたびに感動をくれる音楽達。
本日はアルトネリコ1のヒュムノスコンサート蒼の「星詠〜ホシヨミ〜」を聴いて、湧き上がる想いをどーしても書きたくなりました!急ではありますが、アルトネリコのヒュムノス個人的ベスト5を考えてみようと思います。
No.1
「EXEC_over.METHOD_SUBLIMATION/. 〜omness chs ciel sos infel」
「なぜなら、私たちには人々を幸せにする使命があるから!」
(by インフェル & ネネシャ)
まずはこれ。インフェルとネネシャ、闘うことになってしまったけれど、想いは同じ。方向性は違えど、人々と世界を幸せにしたいという想いは一緒。その想いが優しいメロディと歌詞から伝わってきて涙が出そうになります。それと同時にインフェルのネネシャへの愛も感じられる詩です。400年前、ネネシャを失った悲しみは大きかったんだろうな〜。
好きな歌詞
全部。特に「解き放たれた歓びは声無き謳になる」。
No.2
「染〜SEN〜此ノ花咲ク耶」
この曲の感想は、以前「音楽への想い」に書いたので多くは書きませんが、とてもストーリー性がある曲だと思います。実際にジャクリのコスモスフィアを深層へ進んでいるような感覚になります。一番推したいのは「小鳥はただ謳う〜」から始まる原曲「ハーモニウス」の部分。人間に実験道具にされ、純白だった心はドス黒く変わってしまった。それでも、どんな仕打ちを受けても、変わらない部分もある。人々と世界の平和を願った想い。生まれて初めて謳った「はーもにうす」の想い。そのようなジャクリが最大限に感じられるこの曲。好きです。大好きなんです!
好きな歌詞
全部。特に、
「小鳥はただ謳う 世界を想って」
「小鳥は涙する 愛しき生命に」
No.3
「METHOD_METAFALICA/.」
「みんなと幸せな世界を築きあげたい、そう思っているから・・・」
(by クローシェ)
うぉぉぉぉーークローシェ様ーーー!と思わず叫びたくなるような、クローシェ様の想いがつまった曲。初めの部分はクロアへの想いがあり、その一途さに涙。そして、その想いを胸にメタファリカを紡ぐ決意に涙、です。この曲で最も好きなのは「力強さ」。メタファリカを達成する為に、これまで色々な困難がありました。そしてこれからも。でも、私は絶対に諦めない。人々とメタファリカを紡ぎたい!人々を幸せにしたい!というクローシェ様の力強い想いを表現しているこの曲、最高です!果敢で真っすぐで純粋な大陸バカの想い、ぜひ皆さんにも感じていただきたい。
好きな歌詞
全部。特に、
「貴方に出会い 私の心に詩が溢れた」
「全て捨てて この身は謳になる」
「愛しき大地 一歩 靭く 踏みしめ 揺るがずにただ 進む この脚で」
「想いの奇蹟 遠く どこまでも 響けや」
(長くなったので、続きは次回へ)
2010年10月19日 (火) | とある怒りモード |
「努力は必ず報われる」
忘れてはいけない、大切な言葉だと自分では思っています。
だからと言って、ある目標に対し努力をし、次に必ず結果が出るとは思いません。
例えば、ある試験の合格を目指し、一生懸命努力をしたけど、
次の試験で落ちてしまう、ということもあるでしょう。
しかし、その努力は決して無駄にならない。それまでの努力は自分の糧となり、
その次の試験に必ず役に立つ、と考えています。
しかし、それでも。努力が中々実らない。ということが大人になるにつれ
多くなる気がしています。
いつからかダイエットをしていますが、ここ最近は中々体重が落ちない。
筋トレをしたり、ランニングする日を増やすなど、色々と試行錯誤し、努力を増やしても中々結果に結び付かない。さすがにイライラしてきます。
そんな中、母親との会話。
arto「最近、毎日ランニングしてるけど、体重が落ちないんだよね。体がどこかおかしいのかな?今度、病院でも行ってみようかな?」
母「体質よ、体質。遺伝的に太る体質なのよ。そう痩せないって!」
(# ゜Д゜)「体質」なんて言葉で片付けるなよっ!!!こちとら、色々試行錯誤して努力して悩んでるんだよっ!!
二重の極みを取得した左之助を「才能」という言葉で片付けた安慈和尚かよ、と。左之助でなくても異議申し立てをしたくなるもの。体質なんて言葉に負けてたまるかyo!
結論としましては、侍スピリッツよろしく「怒りモード」だということです。たまには「怒」で心揺さぶられたことでも。あー、イライライラ。
心揺さぶられレベル:中 数値評価:55
感情の種類:怒 対応する詩魔法:赤魔法 ぺペン
2010年10月18日 (月) | ゲーム「沙耶の唄」(Windows) 全エンドクリア 感想 |
沙耶の唄を全部クリアしました。とりあえず、すごかった。。。
ストーリー:医大生である主人公「匂坂 郁紀(さきさか ふみのり)」は自動車事故により、脳手術を受ける。しかし、手術の影響で世界、人が「醜い肉塊」に見えるようになってしまう。絶望と孤独により精神がおかしくなる状況で、郁紀は「沙耶」という少女に出会う。なぜか沙耶だけは普通の少女に見える状況。郁紀は沙耶だけを生きる糧にして、沙耶と一緒に生活していくわけだが・・・。
まず、開始10秒足らずでグロい肉塊が現れ、意味不明な事を口走っているゲームは経験がなかったです(笑)。凄い設定ですよね。友人、世界が醜悪な肉塊に見えるようになったら?とても想像がつかない世界。郁紀が精神をおかしくしても仕方がない。そんな地獄に現れた一輪の花、沙耶。郁紀が心の拠り所にしてもおかしくない。そして、「郁紀」という名前が覚えづらい。
全エンドをクリアしての感想は「郁紀と沙耶が幸せになって欲しかった」。暴走して言わせて頂きますと、
人外の者でもいいじゃん!
二人が愛し合ってるんだから!
耕司も凉子も邪魔をするな!
そっとしといてあげて〜!
二人が幸せになって欲しいという気持ちが心を占有するあまり、沙耶が隣人を殺したとか、青海を食べたとか、人類が滅ぶとか、どうでも良くなってしまいました(爆)。あと、これから書こうとした感想も忘れました(笑)。
通称「破滅エンド」(選択肢で涼子に電話するを選ぶやつ)の最後。耕司が沙耶を何度も殴るシーンは、あやうく私も「やめろぉぉぉーー!」と叫んで、ディスプレイの中に入り、耕司の腕を掴むところでした。ふー、危ない危ない。鉄パイプで殴られ瀕死の状態ながらも、健気に郁紀に這っていく沙耶に泣けた!
エンドは3種類あるのですが、どれがベストなのか難しいですね。通称「沙耶開花エンド」なのかな〜。でもあれ、沙耶は死んじゃいますよね?どのエンドも凄く切なさが残るものでした。あの沙耶の設定では、どっちにしろ二人で暮らしていくのは無理なのか?沙耶には本当に幸せになって欲しかった。ちなみに、ストーリーはかなり短いです。8時間もあればクリア。
システム:選択肢を選ぶビジュアルノベル。選択肢は超少ないので、攻略なしでいけます。
グラフィック:グロいです。耐性がない人は注意が必要。ですが、それを超えた先には美しい愛があるので我慢(笑)。キャラは立ち絵と一枚絵の違和感が少しあったかな〜。でもそこまで気になるほどではないです。背景は綺麗とは言い難いですが味がある感じ。
音楽:文章を読ませるのに特化した静かな音楽。いとうかなこさんが歌うED曲「ガラスのくつ」は良曲でした。映画の終わりを感じさせるエンドロール。
最終的なまとめ:すごい作品だった・・・。
ストーリーの設定がすごい。この設定で純愛を描くのもすごい。この短さにまとめてるのもすごい。何か圧倒されるインパクトを持った作品。 そして、普通と違う愛の形、こういう愛の形があっても良いのではないかと思わせてくれるステキな作品でした。クリア後は感傷に浸ってしまうこと必至。これも「こなたよりかなたまで」と同じくすごい味わいが深い作品。またやりたいと思ってます。
最後に「寄生獣」の田村玲子さんから一言。
「沙耶はか弱い。それのみでは生きてゆけないただの細胞体だ。だからあまりいじめるな。そして、二人の愛は永遠に。」
「紡いだゲーム感想」に「沙耶の唄」を追加。
心揺さぶられレベル:大 数値評価:83
感情の種類:感動 対応する詩魔法:赤魔法 バブルバ
2010年10月16日 (土) | ゲーム「沙耶の唄」(Windows) ガラスのくつエンド 感想 |
2010年10月某日 夜
arto「こなたよりかなたまでもクリアしたし、次は沙耶の唄をやりますか。ゲームを起動させて、と。」
ゲーム起動・・・
arto「きれいなタイトル画面だな。純愛がテーマらしいんだけど、それを彷彿させるような美しさ。どんな綺麗な物語か、楽しみになってきた!」
ゲーム開始・・・
ポチッ(クリック)
ポチッ(クリック)
ポチッ(クリック)
ポチッ(×ボタンをクリックし、ゲーム終了)
arto「・・・・・・・。」
arto「よしっ!今日はもう暗いし、また今度やろう!」
というように始まった「沙耶の唄」。「こなたよりかなたまで」と同様、今度は開始10秒で衝撃を受けました。予想外のインパクトに思わず強制終了。「分からねえ。分からねえが、あれはヤバイもんだ。」と蝕を見たガッツのようになりましたね。本日は「ガラスのくつ」が流れるEDをクリアしたので、ちょっとした感想を。(途中の選択肢で「取り戻したい」を選ぶ方です)
(感想)
こういう愛の形があっても良いのではないか、と思いました。
このお話の最後。精神病院?で沙耶と会うシーンですが。なんだろう、この感動・・・!切ない?悲しい?憧れ?美しさ?自分でもよく分からないのですが、心揺さぶられましたね。
沙耶の正体を知った後でも、郁紀が「・・・僕は、構わなかったんだよ」と言ったのは凄いステキでうるっときました。言われた沙耶はどれだけ嬉しかったことでしょう。携帯電話を使ったやりとりというのも、いと奥ゆかし。こういう愛の形があっても良いのではないか、と思える不思議。そして、ぺたぺた、ずるずると音をさせながら這っていく沙耶が愛おしく感じる不思議。二人の愛がステキで、次のルートも期待です。
あと、このような背景とシナリオをよく作ったなと。「意欲作」、一歩間違えれば「問題作」と言われそうな個性的なシナリオ。このライターさんは技量が高いのでは、と感じました。また、このお話は3〜4時間のくらいの短い作品でしたが、その短い中で心を揺さぶるような作品を作るとは。まとまりも良かったです。
心揺さぶられレベル:中 数値評価:69
感情の種類:驚、感動 対応する詩魔法:赤魔法 下駄飛占
2010年10月14日 (木) | ゲーム「こなたよりかなたまで」(Windows)全ルートクリア感想 |
※本日の文章には「こなたよりかなたまで」のネタバレが含まれている可能性があります。クリアしていない方はご注意してください。
ようやくクリスルート2が終了し、全ルートをクリアしました。クリスルート2の感想は、うーん、なかなか難しい。
個人的にはクリスルート1の方が好きです。
クリスルート2は途中までルート1と同じ。「みんなとの生活を捨てることは出来ない」と彼方はクリスとの契約を拒絶します。しかし、このルートではかなたが12年前の約束を思いだし、それを守る為、クリスと結婚をするのですが。
自分の中では12年前の約束がどうしても引っかかりました。「12年前、子どもの時にちょっと会った人との約束」が大きすぎると言いますか・・・、この気持ち、お分かりいただけますでしょうか?どうしても違和感を拭えなかった。それはクリスに対してもそう思います。一方で、クリスはそれほど孤独で悲しい生活をしてたのかな〜、とも感じましたが。
その為か、クリスと生きるを選んだ彼方の心境の変化には感情移入が出来ませんでした。クリスルート1に感情移入し過ぎたのでしょうか?クリスノーマルエンドとtrueエンドはコインの裏表みたいな感じなので、こっちは好きだけど、あっちは駄目みたいになるかもしれませんね。二人が幸せになるという結末自体は凄くいいのですが。。。
では、全クリしたので総評的なものを。
ストーリー:平凡な生活を送る高校生「遥彼方」。実は末期癌に侵されており、来年の桜は見られないという生活を送っていました。彼の友人「島田耕介」にはこの状況を話しているが、「佐倉佳苗」には話していない。「死ぬ時に悲しんで欲しくない。だから話せない。」というのが彼方の考えでした。そんな死への生活を送っているある日、彼方の家に吸血鬼「クリス」がやってきます。あるきっかけから「クリス」と生活するようになった彼方ですが・・・。
開始10分で明かされる彼方の病。バーチャファイター2で開幕スプラッシュをくらったような、そんな衝撃でした。「加奈 〜いもうと〜」と同系統のジャンル。このジャンルは少ないですし、作者も体験出来ないことを書く訳だから、かなり大変だと思いますし、貴重ですね。死に対する彼方の心理描写や決断には色々と考えされられました。
残念なのは、シナリオが短いところ。キャラの心理描写が急だと感じたところもありますし、もっと掘り下げても良かったかも。逆に、忙しい方や時間がない方はとっつきやすい作品なのでは?
一番好きなのは「クリスルート1」。彼方がクリスの契約を拒否して、残り数か月を「みんなと生きる」エンド。彼方が予定通り死んでしまうのは悲しいですが、最後にクリスと「良かった」と言えたのはじーんときました。悲しいけど美しい、ちょっとステキな終わり方。
クリスエンド1を見返したのですが、最後の
彼方「もしぐるっと回っても、楽しい事無かったら・・・」
彼方「次は契約でも結婚でも、なんでもしてやるから。頑張れ!」
クリス「はい・・・」
は、12年前の約束を知ってからみると切ない。。。(なんだかんだで約束にこだわってる自分もいる不思議さ)。12年前に同じ約束をしたクリスはどういう気持ちだったのでしょう?クリスー!人々と暮らして幸せになってくれーーー!!
システム:選択肢を選んでルートが変化するADV。いわゆる「ビジュアルノベル」。選択肢の量は少なく、簡単に各ルートに入ることが出来ます。シナリオを読ませるのに重点をおいたシステム。
グラフィック:今やると古さを感じます。なぜかleafの「痕」(古い方)を思い出しました(笑)。アマガミのように眼が動く、口が動くとかもちろんありません。クリスといずみちゃんの笑顔がステキ。
音楽:優しい音楽達。ここまで全体的に優しい曲が揃ってるゲームは珍しい。お気に入りの音楽は「ささやかな一歩」(タイトル画面)と「無限の彼方から」(クリスのテーマ)。死という重いテーマに対し、この優しさのギャップはイイ。そして、ED曲の「こなたよりかなたまで」。聴けば聴くほどイイです!OPより好きな私は異端児?ニコ動のエロゲーソング動画で、OPは入っているのにEDが入ってないのを見て思う。「なぜ、EDを入れない?なぜ、角を取らない?」と。
最終的なまとめとしては、残念な部分もあるが、キラリと光る部分も感じた作品。「死」という重いテーマを扱っていますが、クリア後は温かく清々しい気持ちになれるステキな作品。テーマが深く味わい深い。そしてEDの入り方とEDが素晴らしい。
お気に入りのシーン
・クリスルート1の最後。クリスと彼方が別れるところ。
お気に入りのセリフ
クリス「どうだった?」
かなた「そうだねぇ・・・良かったと思うよ。」
かなた「クリスはどうだった?」
クリス「私もそう思います。」
お気に入りのキャラ
・クリス
「紡いだゲーム感想」に「こなたよりかなたまで」を追加。
心揺さぶられレベル:中 数値評価:60
感情の種類:感動 対応する詩魔法:青魔法 キュオール
2010年10月8日 (金) | ゲーム「野々村病院の人々」(Windows)感想 |
本日は、エルフの名作「野々村病院の人々」の感想です。
え、先日までプレイしてた「こなたよりかなたまで」のクリスルート2はどうしたかって?分かっております。エルフ作品一通りプレイしたら本気出す。
先日、このゲームの音楽を聴いていたら、急激にやりたくなりまして。速攻でダウンロード版を購入しました。そして、あまりの面白さに約1週間でフルコンプ。ちなみにサターン版は10数年前に経験済。内容はほとんど忘れ、梨恵が○○であることくらいの知識でプレイ開始。
システム:選択肢を選んでストーリーが変化するADV。「調べる」「押す」といったコマンド式ではなく、会話の流れの中で選択していくもの。ただ、選択肢の量が非常に多く、分岐が複雑かつ良くできています。ゲーム性アップの要因の一つになってます。
ストーリー:自称天才探偵「海原琢麻呂」がひょんなことから足を骨折し「野々村病院」へ入院。その病院の院長は少し前に自殺をしたが他殺との噂もある。また、院長には多額の保険金がかけられていたという話も。何やら黒い噂の中、院長夫人から琢麻呂へ院長の死について調べてほしいという依頼があり、探偵として調査を開始する、というお話。
良く練られたストーリーですね。犯人は最後の最後まで確信できませんでした(サターン版やったはずなのにw)。本筋はあまり長くないです。しかし、バッドエンドや全テキストを含めるとかなりの量になると思います。
テキスト:秀逸すぎる。蛭田さんのテキストはほんと最高。ユーモアとエロを取り入れながらもくどくない文章。不思議とどんどん読めます。文学に対して私は素人ですが、表現が多彩ですごいセンスが良いなと思います。
お気に入りの会話
琢麻呂「セーラー服の少女よ、私が彼女をベッドへ運ぶから車椅子をどけてくれ。」
セーラー服の少女「そのセーラー服の少女っていうの止めてくれない?」
琢麻呂「では何と呼べばいい。」
セーラー服の少女「私には加奈っていう、かわいい名前があるんだから。」
琢麻呂「ではカメ、車椅子をどけてくれ。」
加奈「加奈っ!!」
キャラ:これぞエルフのキャラ。私の記憶の底にあった愛すべきキャラたち。女性はかわいくて好きです。男性キャラは味があってもっと好きです。エルフの男性キャラ好きなんですよね〜。これキャラクターデザイン、横田さんだったんですね。この絵から分からなかった。
主人公の琢麻呂はEVEの小次郎と似ていますが、こちらが元なんですよね。「〜なのだ。」が口癖で某燃える!お兄さんを思い出しました。菅野さんは蛭田さんを受け継いでいると思いますが、「まるパクリ」ではなく、蛭田、菅野それぞれのキャラが独自性を出していると個人的に思いました。とりあえず両者、最高!(審判が両者の腕を持ち上げるイメージ)。
グラフィック:いわゆる「エルフ塗り」には本当に頭がさがります<(_ _)>。美しい。美しすぎる。ビューティフォー!サターンでも綺麗でしたが、Windows版でリメイクしてより綺麗になったこの絵。どうですか!お客さん!(暴走中)
この美しさはエルフにしか出せない独自性でしょう。エロゲ業界で低迷中ですが、この独自性を無くさず頑張ってほしい!応援してます。
音楽:曲数はかなり少なめです。主にかかるのが、病室の曲と病室の外にいる時の曲ですが、2曲とも凄い雰囲気に合ってます。「岬君!」「翼君!」という2人のゴールデンコンビ並に合っています。普段はしがない探偵風な曲調が素晴らしい。
そして、以前「音楽への想い」にも書いた曲名不明の曲(サウンドテストでNo.11のやつ)。やっぱ最高!!物語の確信に迫る時に流れるのですが、否応なしにドキワクさせられます。最近知りましたが梅本竜さんも半分かかわっているらしいですね。やっぱり。。。
エッチシーン:こいつ、動くぞ!ということでまさかのGIFアニメ。GIFアニメか分かりませんが(笑)、GIFっぽく少々動きます。その小さな改変が私、嬉しかった。ナイスエルフ!フルじゃなくこれくらいで十分。
結論:すげえぇぇぇぇぇ面白かった!
シナリオ、ゲーム性、テキスト、グラフィック、音楽の全てが高次元。それらが相まって、一つの素晴らしいソフトを作っていました。「エロゲー」も大元は「ゲーム」であり、エロだけではだめ。シナリオだけではだめ。「ゲーム」としての楽しさを大事にする、という考えで作られたソフトだと感じました。まさに色褪せない「名作」。こういうドキドキワクワクするソフトが増えてほしいものです。蛭田さーん、戻ってきてくれ〜!!
「紡いだゲーム感想」に「野々村病院の人々」を追加。
心揺さぶられレベル:大 数値評価:85
感情の種類:楽 対応する詩魔法:赤魔法 奏鳴<絶望>
2010年10月1日 (金) | ゲーム「こなたよりかなたまで」(Windows)いずみルート感想 |
いずみちゃん、あのエッチシーンはいらなかったですわ〜(困り笑顔)
駄目だ!どうしてもこの感想が一番に出てきてしまう・・・(笑)。
これまでのルートもエロは必要ないと思いましたが、今回は特に無理がありすぎた感が。まあ、ちょっと興奮したけどさー(したのかよ)。
お話的には、かなたが入院していた時の優ちゃんとの話。優ちゃんがおじいちゃんを避ける姿が、自分が佐倉を避ける姿とダブる。そういうこともあり、かなたと優ちゃんは仲良くなってゆき、最終的にかなたの協力で優ちゃんはおじいちゃんに心を開く、というお話。良いシナリオでした。
死を迎える者と残る者がどのような気持ちになるかを考えさせられる話でした。そして、あの病院の先生と看護婦さんは本当に素晴らしい方ばかりで。病気を意識させない為にも、常に笑顔で冗談を言ったりして対応する。まさにプロ。あのような病院が現実でも増えたら良いなと思いました。それだけに、どうしてもあのエッチシーンが印象に(ry。
心揺さぶられレベル:小 数値評価:25
感情の種類:楽 対応する詩魔法:青魔法 リセットボタン