【ゲームレビュー】FF1 / ファイナルファンタジー1 ピクセルリマスター (PS4)

ゲーマー仲間のみなさん、こんにちは。
ゲームレビュアーartoのページ、管理人のartoです。

FF1 ピクセルリマスター、全クリアしました！
「FFを1からやり直したい」という想いから11/10にプレイし始めて、
クリアしたのが11/16。管理人初めてのFF1。
まさかこんなに早くクリアするとは思いませんでした。

↓↓クリア後のデータは星つき↓↓

LV44、総プレイ時間、13時間15分。そこはかとない満足感が漂っています。

それでは総合評価。

総合評価：　Ａ-（73）

↓↓タイトル画面でかかるＦＦ伝統の「プレリュード」。これだけで癒される。これだけで１０点くらい加点してもいい。↓↓

■FF1 ピクセルリマスターの良かった点

今作をプレイしてて「これは良い！」と感じた点は２点あり、
ファーストインプレッションで書いたものと被るのですけど、

１．便利なコンフィグ機能
２．快適なバトル

この２つについて書いていきます。

１．便利なコンフィグ機能

フォントタイプのモダン/クラシック、ＢＧＭのアレンジ/オリジナル、
キャラグラフィックのリマスター/アナログの変更が可能であり、

「ファミコン当時のFF1の味わいを残しつつ、かつ、今の時代の人にも問題なく遊んでもらいたい」

という、開発陣の行き届いた配慮が感じられました。

私は、ファミコン当時の雰囲気でプレイしたかったので、
フォント＝クラシック、ＢＧＭ＝オリジナルでプレイしました。
比較すると、ドット絵にはやはりファミコン的な設定が合ってる気がします。

ただ、ＢＧＭに関しては、
クリアしてから知ったのですが、
アレンジの方には「中ボスバトル～ラストバトル」という新曲が使われてまして。
オリジナル版は全ての戦闘において１曲のみ。変わり映えがなく単調という点がありますので、
アレンジだと一味違った楽しさがあるかもしれません。

↓↓クリア後、サウンドプレーヤーを触って気づいた新事実笑↓↓

他の機能としてあるのが「ブースト機能」。
モンスターエンカウントのON/OFF、獲得経験値とお金の１～３倍に変更でき、
自分はオリジナルのゲーム性を大切にすべく使わなかったですが、
「時間がないけどFFを遊びたい！」「急いでクリアしたい！」という方にとっては、とてもありがたい機能だと思いました。

(2023/12/2 訂正)
獲得経験値とお金のブースト機能、正しくは
「０倍、０．５倍、１倍、２倍、４倍」
でした。なんで上記のような間違いをしたのだろう、謎（笑）

２．サクサクで快適なバトル

私自身、どちらかといえばのんびりする方を好みますし、
「西部のガンマンも股間の銃も、早撃ちがイイという訳じゃない」
と死んだばっちゃが言っていた訳ですけど、
今作のオートバトルのスピーディーさはとても良かったですね。

戦っていて「爽快感がある」のです。

そう、『真・女神転生３』のバトルに近い。
あそこまでのサクサク感にいかなくとも、多少迫るくらいのものはあった気がします。

そこにプラスされるのが武器や魔法のＳＥ・エフェクト。
開発陣がここにどこまでのこだわりを入れたか判りませんが、
モンスターを剣で斬ったＳＥ、モンスターがやられる時のＳＥ、
ファイアー系魔法を初めとしたエフェクト、かなり気持ちがいい。
初代ストⅡ(CPS1)の打撃エフェクトのごとく気持ちいい。

↓↓アイスブランドも気持ちいい。その他、ファミコンになかったと思われる演出がゲームに彩りを与えてくれます↓↓

その結果、戦闘が「楽しい」。

個人的に、ＲＰＧの戦闘がすべてこのレベルまで速い方がいいとは思いません。
速すぎて失われる面もありますし、
『ドラクエ１１Ｓ』なんかは、通常のバトルスピードで十分楽しめる私です。
しかし、今作のようなバトルの爽快さも一つの楽しさ。
そして、ＲＰＧにおける戦闘の楽しさは大事。今作の最も評価したい点であります

■FF1 ピクセルリマスターの弱点、「もう少し！」という点

１．バトルが単調になってくる

上ではバトルについて褒めました。その一方で、というお話。
戦闘がスピーディーでサクサクなのですが、
あまりにシンプル過ぎて、物語中盤、終盤まで長くやっていると飽きがきます。

戦闘コマンドは「たたかう」「にげる」「魔法」くらいだし、
魔法もそこまで多くない。レベルアップで何かスキルを覚える訳でもない。
もう少し、各職業別に成長の変化や楽しみがあったり、
戦闘に戦略性やプレイの幅を入れて欲しかった。

(このあたりの改善要素が、FF3あたりから表れてくるものなのでしょう)

２．お話やキャラの作りこみ

戦闘やシステム面がシンプルならば、
お話やキャラ、町にいるNPCもシンプル。
悪い言い方をすれば、これらの要素の作りこみが甘く、厚みがない。
どこか無機質に感じられます。

序盤の港町プラボカでは、海賊に占拠されてることもあってか、町の人が少なく、
「やけに閑散としてる町だな～」と感じたものです。

この辺は、『グランディア』や『ゼノギアス』『英雄伝説軌跡シリーズ』とまではいかなくても、
主人公たちやNPCにある程度、色をのせてほしかったですね。

(まあしかし、開発者のインタビューか何かで、
「当時のＲＰＧでは、ストーリーを作りこむ概念がなかった」
というようなことを見た気がしますし、
FF3、FF4以降になるにつれ、キャラの個性が出てきますし、
ココをあまり言うのも酷かもしれませんね笑)

３．意外と次に何をすればいいか・・・

ストーリーや町の構成はシンプルなのだけれど、
「次に何をすればいいか」が判りにくい場面が意外とありました。

ネットの攻略サイトを見ながらやるタイプなら、この辺は気にならない部分と思いますが、
管理人のような「なるべく攻略を見ないで自力で楽しみたい」タイプの場合、
初期のドラクエシリーズと同様、「町の人が大事な情報源」になります。

例えば）

ガイアの町

人Ａ「妖精がいなくなった」
　　　　↓
人Ｂ「妖精はキャラバンに売った。悪いと思ってないね」
　　　　↓
人Ｃ「妖精だけが、泉から『空気の水』を取れる」

オンラクの町

人Ｄ「私の父が西でキャラバンをしている」

このように、複数の町で必要な情報がまたがっていたりするので、
次の目的地が若干難解でした。

また、氷の洞窟とか、飛空艇とか、
町人からのヒントがまったくない場所も・・・。
飛空艇の場所とか、どこかにヒントありましたっけ？笑　(見逃したかな？)

↓↓怪しげな砂漠の真ん中に飛空艇が。解らず攻略を見ました。。。↓↓

■FF1のお話について少々

ストーリーで気になった点があったので少し書きます。
お話の流れはシンプルで、

①世界が暗黒に染まる時、手にクリスタルを持った４人の光の戦士が現れる (主人公たち)
　　　　　　　　↓
②暗闇を晴らす為には、世界に散らばる４つの大きなクリスタルの輝きを取り戻すしかない！
　　　　　　　　↓
③世界各地を回りつつ救いつつ、４匹のカオスを倒し、クリスタルの輝きを取り戻す
　　　　　　　　↓
④世界を暗闇に包んだ全ての元凶
そいつが２０００年前に逃げ込み、憎しみの輪廻を創っている。
そいつを倒すために、４つのクリスタルの力とともに、カオス神殿へ向かえ！

①～③は非常に判りやすいのですけど、
④の最後の部分が「ん～？？」となりました。
イマイチ解りづらい。

↓↓ラストは時空を超えるストーリーに↓↓

「全ての元凶」＝物語中に出てくる×××××な訳ですけど、

×××××が４人の戦士に倒される
　　　　　　　　↓
倒された後、４つの力(風、土、火、水)に救われて
２０００年前にタイムトリップ
　　　　　　　　↓
×××××は憎しみの力で４つのカオスを２０００年後の世界に放ち、現世界が暗黒に包まれる
　　　　　　　　↓
(×××××が記憶をなくす？？)
　　　　　　　　↓
そしてまた２０００年の時がたち、４人の戦士に倒される
　　　　　　　　↓
また２０００年前にタイムトリップ
　　　　　　　　↓
　　　　　　以下ループ

そのような輪廻が起こっているようで、
それを賢者たちが「憎しみの輪廻」と呼んでいるもの？？

私は物語中の情報から、そんな風に解釈したのですけど、
イマイチ合っているか判りません。。。
しかし、ラスト付近までシンプルだったお話に、
「タイムリープ」「時空を超える」テイストが入ってきたのが、個人的に意外でした。

それと、「FF1のコンセプトと現代」という視点から考えると、

「世界が暗黒に染まる時、クリスタルを持った光の戦士があらわれる」

ドラクエといい、FFといい、
こういった「暗黒の世界を光が救う」物語がこの時代に作られた背景には、
現代の地球がまさに「長く続く暗黒、夜の時代」であり、
だからこそ、プレーヤーにも心に響くものがあって、
いまだ日本を代表する２大作品になっているのだろう、と私は推測します。

↓↓光と闇、そしてクリスタルの物語が多くの人に響くからこそ↓↓

■最後に

FF1 ピクセルリマスター、
全体を振り返れば、かなり楽しめました！

プレイを見たことしかなかったFF1を実際にプレイして、
FF1がどういうゲームでどんなお話なのか知れたのは良かったですし、
ファミコン時代にこのゲームが出て、多くの人気を博した理由もなんとなく解りました。

「もう少し・・・」という点も上に書きましたが、
そこはＦＦの記念すべき１作目。人で言えば「生まれたての赤ちゃん」でありますし、ファミコン初期の時代も踏まえて大目に見たいところです。

ピクセルリマスターの今作を一言で言えば、

「ファミコン世代も、新世代も、お互いが時代を超えて楽しめる良リマスター」

というところではないでしょうか？

「ファミコン版FFは楽しんだけど、今ファミコンでやり直すのはな～」という方、
あるいは、「最新のFFはやったけど、FF1は知らないんだよな～」という方、
どちらの方々にもオススメです！

↓↓製作者の想いが行き届いた良リマスター！↓↓

FF1から私が感じたメッセージは、

「すべての人の胸にはクリスタルが宿っている。
胸にあるクリスタルの輝きを失ってはならない。
その光を闇に変えてはならない」

これは実際、現地球に生きるすべての人に流用可能。
胸に留めておきたいメッセージだと思います。
そして、この内容は後の作品に続くFFのコンセプトの一つ、かもしれませんね。

最後に、管理人より一言。

「ＦＦの始まりがここにある。伝説の始まりがここに在る！」

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
では、次の作品でお会いしましょう！

ゲームレビュアー artoより
Fin

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ゲーマーのみなさん、こんにちは！
当サイト管理人、ゲームレビュアーのartoです。

いくつかのゲームを並行でやっている中、
今回あらたにプレイし始めたソフトが、
「FF1 / ファイナルファンタジー1 ピクセルリマスター (PS4)」です。

今更説明不要な、日本を代表する超有名ソフトですね。
私の中で
「ドラクエ、ＦＦを１からプレイしたい！(し直したい)」
という想いがありまして、
今年９月にＦＦ４のＰＳ版をクリアして、
今回はＦＦ４→ＦＦ１の流れとなります。

(昨日、PSストアからダウンロード購入)

さて、今回はFF1 ピクセルリマスターを開始から
約１時間プレイしてのファーストインプレッションを書きます。

ちなみに、私のFF1プレイ経験は、

・未プレイ、未クリア
・当時、友達の家でファミコン版FF1をプレイしてるのを見てた

実は意外とFFシリーズをクリアしてない管理人。1は動画で少し見た程度で未プレイ。
それを踏まえて、今後のレビューを読んでいただければ。

■FF1 ピクセルリマスターのファーストインプレッション

①かなりユーザーフレンドリーに作られている！

「FF1ってこんなストーリーなんだ～」とメモを取りつつ進めて、
１番に思ったのがこれです。
フォントはモダン ⇔ クラシックに変更でき、
ＢＧＭはリマスター用 ⇔ ファミコン版オリジナルをプレイ中に変更できます。
そして、グラフィック表示をリマスター ⇔ アナログ (ファミコン、ブラウン管の横線ありの少々粗い感じ) にまで変更できるのは「手がこんでるな～」と思いました。

メニュー画面も見易く作り直されてるようですし、コマンドの説明文もありがたい。
原作のオリジナリティーを壊さないよう大切にし、
かつ、若い新規ユーザーでも楽しめるよう、丁寧に創られている。
好感触！

↓↓マップがあるのも分かりやすいです↓↓

②戦闘がかなりイイ！

ファミコン版のバトル画面は黒と白枠で分割されたものでしたが、
ピクセルリマスターでは、FF4以降の画面みたいになりました。
リマスターによってかなり綺麗になり、
戦闘のテンポがスピーディーなのが○。
オートバトルはよりサクサクで快適！
加えて、攻撃時のＳＥ、敵を倒した時のＳＥが気持ちいい！！

総合して、戦闘が単純に楽しい！気持ちいい！

これはＲＰＧにおいて、大事な要素の一つだと私は思います。

ということで、プレイ開始１時間で、

「この出来なら、FFやるならすべてピクセルリマスター版でやりたいな！」 (クリアしたナンバリング含めて)

と感じた私です。つかみはベリーベリー好感触。
今後、感じ方がどう変化するか、楽しみにしつつプレイしていきます。
それでは！

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【ゲームレビュー】
　FF1 / ファイナルファンタジー1
　ピクセルリマスター (PS4)

トップ絵

目次

＃３　全クリア後レビュー (2023/11/19)

＃２　グルグ火山まで (2023/11/12)

＃１　ファーストインプレッション (2023/11/10)

総合評価

ソフト情報

ブランド：
　スクウェア・エニックス

発売日：　2023年4月20日

美術：　天野喜孝

シナリオ：　寺田憲史

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