A（75）
ブランド：
スクウェア・エニックス
発売日： 2023年4月20日
美術： 天野喜孝
シナリオ： 寺田憲史,河津秋敏
当HPに訪問してくださったゲーマーのみなさん、こんにちは！
管理人兼、ゲームレビュアーのartoです。
※これを書き始めたのは２０２３年１２月頭。レビューを書き終えたのが１月頭。冒頭の文が多少過去の話になってます。
みなさん、最近の調子はいかがですか？
ここ最近の管理人は、１０月から１２月にかけて、
掛け持ちお仕事の一つで、嫌な人間関係に直面したり、
順調に回復していた右肘骨折、その肘内部に入れてある金具によって
傷が出来てあらためて縫う処置をしたりと、
かなり不遇、ハードな、困難な状況でございました。。。(´；ω；`)
ようやく底を突き、改善してきた感じでしょうか。
2023年もあと半月。
みなさんも、人生ですので色々とあるかと思いますが、
お互い、無理せず生きていきましょう！
(近況はまた、日記や新規レビューの冒頭に書いていきます)
さてさて、
先日、FF1 ピクセルリマスターをクリアしてから即座に購入した
「FF2 ピクセルリマスター」(PS4)
クリアしました！
(こちらは購入時)
(こちらはクリア後セーブデータとステータス)
プレイ中レビューは、タイミングを逃したと言うか、気が乗らなかったというか、
今回はなし。 全クリア後レビューのみとなります。
プレイ期間は11/19から12/3。プレイ時間は23時間。
FF1よりボリュームがありました。
まず、総合評価を書きましょう。
総合評価： Ａ（75）
結構面白かったです。
FF1→FF2と続けてプレイしたので、どうしてもFF1と比較してしまうのですけど、
今回は「FF1との違い」ををメインに書いていこうと思います。
ちなみに、管理人のFF2プレイ歴は、
小学生の頃プレイ ＆ 未クリア
です。
■FF1と比べたFF2の特徴、面白かった点
１．ストーリー：ドラマ性のある刺激的展開
ストーリー概要
「舞台は遥か彼方の世界。パラメキア帝国の皇帝は地獄の底から魔物たちを呼びよせ、全世界に総攻撃を仕掛けた。フィン王国はカシュオーン王国、ディスト王国と共にこれに反旗を翻し抗戦するが、圧倒的な軍事力と魔物たちの前に敗退を重ね、ついには陥落。そしてまた、フィン王国に住むフリオニール・マリア・ガイ・レオンハルトの4人の若者たちも故郷を奪われ、迫り来る帝国の魔の手から逃亡を続けていた……。」(Wikipediaより)
FF1は
「４人の光の戦士が闇に覆われた世界を救うために、クリスタルを探しにいく」
という、 解りやすいがどこか茫漠とした進行でありましたが、
FF2はゲーム開始から、
「パラメキア帝国の皇帝が魔界から魔物を呼び出し世界征服」
「世界征服する帝国に対し、フィン国が反乱軍を立ち上げる」
「フィン国生まれで帝国に両親を殺された主人公たち」
と、具体的な設定で始まります。しかもかなり重々しく・・・。
帝国に占領された国の反乱軍の一員として
主人公は立ちまわる訳ですが、
序盤から緊張感のあるシビアな展開です。
帝国兵に占領されたフィンの町のパブへ内通者に会いにいくシーンなんて、
実際、緊張でドキドキ、おしっこジャージャーものです。
まるでFF1の世界がどこか牧歌的に感じるほどなのですが、
そんなシビアなストーリーだからこそ、先が気になり楽しかったです！
序盤以降のストーリーも、
帝国VS反乱軍の中で、王様が死んだり、飛空艇で街が爆撃されたり、
荒れ狂う波のごとく波乱万丈な展開。そこが今作の魅力の一つ。
しかし、全体的に暗めな雰囲気、さびしげな展開が続くので、
このあたりは好みが分かれるかもしれませんね。
(私は結構好き)
２．ワードメモリーシステム
会話の中で、キーワードが出てきた時に「おぼえる」コマンドで覚え、
そのキーワードを他のキャラクターに「たずねる」コマンドでたずねて
あらたな情報を得て進めていくシステム。
この「言葉システム」（勝手に命名）は、小学生当時とても印象に残っていて、
『のばら』というキーワードが出た時のティウンティウンというSEが
なんとも心地よかったのを今だに覚えてます。
「FF2と言えばコレ」というくらい、
他のFFタイトルや他のRPGゲームにない斬新さを醸し出していた一方で、
小学生の自分にとって、よく使いこなせない難しいシステムでありました。
今プレイしてみると、このシステムは中々どうしてよくできてると言いますか、
面白みがあるシステムです。
これはおそらく、通常のRPGでの情報取得手段
「町の人に会う → 話しかける → 情報」
という流れの中に、
「あなたは何を聞きますか？」
というプレーヤーの能動性、主体性を高める狙い。
「FF1から１歩進んで、主体的に楽しんでもらおう」という製作陣の意図と工夫を感じ、
私は評価したいです。
３．熟練度システム
一般的なRPGにあるレベルアップという概念がなく、
戦闘中にとった行動によって成長していくシステム。
（「たたかう」を選ぶ ⇒ 戦闘後に力や武器熟練度が上がっていく）
いわゆるロマサガや、私が今プレイ中のミンサガの成長システム、
その先駆けといえると思います。
このシステムも、小学生当時は
解りやすいレベルアップの概念に比べ良く理解できず、
有名な裏技「攻撃→キャンセル→攻撃→・・・」だけをやっていた記憶がありますね。（笑）
レベルアップ性とは違って、
バトル一戦一戦でコマンドを使った分だけ成長が結果として返ってくる、
成長の楽しさが味わえるのが良い点でありまして、
このシステムもワードシステムと同様、
プレーヤーの自由意思、主体性に問いかけるものであります。
たしかファミコン版になかったと記憶しますが、
武器熟練度にゲージが追加されて
成長が判りやすくなったのも良かったです。
↓↓判り易くなったステータス画面、○↓↓
■一方、FF2の残念だった点
１．エンカウント率が高い、かつ、ある程度一定
これはFF1ピクリマでも感じたのですけど、
敵とのエンカウント率がそこそこ高く、
しかもある程度一定なんですね。
プレイしてれば判りますが、
どんなに敵が出なくても一定数歩くと出現する。
なぜこれが残念かというと、
テンポが単調になってくるのです。
一定数歩く⇒敵が出る⇒また一定数歩く⇒敵・・・
「おっ？敵が出なくてラッキー！」
「あと少しで階段！頼む、敵出ないでくれ〜」
みたいのがない。できない。非常に機械的な感じ。
これはピクセルリマスター版で調整された結果なのでしょうか？
もう少し乱数に幅を持たせて欲しかったですね〜。
（1/10 今プレイしてるドラクエ２くらいの乱数幅でお願いしたい）
２．今プレイすると、古臭い感あり
FF1からバトルが大きく変わっておらず、
ゲーム後半までくると 飽きが出てくると感じました。
■管理人のハートフルシーン
FF2の見どころはストーリー展開。
ということで、私のハートが反応したシーンを抜粋。
１．ヨーゼフの交換条件
「ヒルダ様から手紙を持ってきたら信用します」とかなら解る。
なんで救出なん？（笑）
しかもかなりの上から目線。
２．ゴードンの自虐
自信をなくしたのは解るけど自虐すぎない？
FF4のギルバードの先駆けか。
３．大戦艦の爆撃
インパクトその１。容赦ない展開に「ええ！ひどっ！」となる。
４．カシュオーン城攻略の後、飛空艇が連れ去られる。ヒルダも連れ去られる。
インパクトその２。FF1に比べ波乱万丈な展開。そこが魅力でもある。
５．司令室にいるおじいちゃんの嫌味、そして手のひら返し
プレイ開始から、事あるごとに主人公達に嫌味を言ってくる
司令室の
（細かい点だがみなさんも確認してほしい）
大戦艦撃破後には、
↓
↓
１ミリも見込んでなかったから。(＃＾ω＾)ﾋﾟｷﾋﾟｷ）
６．炎の弓、つよっ！
（大戦艦へ行く前、フィンのキャプテンを倒して）
７．ヒルダ、こわっ・・・
（大戦艦救出後、自室で「フフ」って笑っている）
８．リヴァイアサンの中
こんな中に１０年も住んでんの？笑
ベッドとかどうやって新調したの？？笑
９．古代の剣
リヴァイアサンのボスの前、
ちらっと見た攻略サイトでたまたま知った古代の剣の効果、それが凄まじかった。
●古代の剣の効果
通常攻撃を当てると「呪い」の追加効果。
攻撃力と防御力を半減させるので非常に強力！
（通常攻撃が入った時点で呪い状態になっているらしい）
本当にそうなのか、少し調査してみた。
調査１）敵：ラウンドウォーム
１ターン目 ガイ ９Hit ９０
↓
↓
フレオニールで古代の剣を当てた後
２ターン目 ガイ ９Hit ７００！？
調査２）敵：ファイアギガース
１ターン目 ガイ ７Hit ３００
↓
↓
フレオニールで古代の剣を当てた後
２ターン目 ガイ ８Hit ７５０
それ以降もダメージを観察していったが、
与ダメ倍どころか、もっと効いているようにみえた。
ボス戦では必ず使いたい。
しかし、
古代の剣を用いずとも、すごい難敵は少ない印象なので
ある程度歯ごたえが欲しい人は使わない方がいいかも。
正直、古代の剣はバランスブレーカーじゃないかな？（笑）
１０．アルテマを手に入れ、フィンに戻ると、
フィンの下の村が破壊されてて「えっ！」
（皇帝の竜巻発生）
１１．パンデモ二ウム城
デスライダー、強っ！
ミスリルゴーレム、硬っ！
１２．皇帝戦
ダメージが１００とかしか与えられず、「これ、勝てるのか？？」と思いつつ、
バーサクをずっと重ねがけして、
ようやくガイが600くらい与えだして、
しかし敵の攻撃が激しく、
「これは勝てなそうだな」と思っていたら、
ターンごとに減るダメージで勝った・・・。
勝ったけど、なんかラスポスを倒した感がまったくない・・・笑
（謎）３ターン目くらいから皇帝のHPが毎ターン９００くらい減っていくのだが、これはいったいなんなの？
（ネットで調べても出てこず。知ってる方が居たら教えてください）
■最後に
FF2を振り返ると、
そうですね〜、小さい頃ファミコン版が難しくて途中断念した私としては、
ファミコン版と違えど今回クリアできたことに喜びがあり、
子どもと大人ではシステムに対する理解度とゲームに対する忍耐度が違うな、と感じました。
FF2の見どころは、上にも書いた通り
�．好函璽蝓�と�▲轡好謄猝�だと思います。
製作陣の「FF1と違った新しいものを創ってやろう」「新しいものでユーザーを楽しませよう」という想いがソフトから感じられます。
FF1からの進歩、進化を評価して、1より高い「７５点」を付けました。
一方、こちらも上で書いた通り、
「敵のエンカウントが一定で単調になってくる」
これが個人的残念な点であり、きつい点であります。
「もう一周プレイしよう！」という気にならないんですよね〜。
難易度はそんなに高くなかったです。
普通にバトルを重ねて熟練度を上げていれば、
ザコ敵、ボス共に苦戦せず倒せました。
ただし、ラストのパンデモ二ウム城は敵がかなり強く、
古代の剣に助けられた感があります。
今作をオススメな方としては、
・FFシリーズを踏破したい方
・ファミコン版を断念し悔いが残っている方
あと、
・暗めな悲しいストーリーが大好物な方
などにオススメしておきます。
ということで、
今作FF2は、ちょっと他のFFシリーズに比べると思い入れが少ないな、と感じつつ、
（と言ってもシリーズ自体そこまでクリアできていないのですけど）
FFの世界は素晴らしく、時にプレイしてFFの世界に浸りたいと思う管理人でした。
ではでは！
ゲームレビュアー artoより
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