当HPに訪問されたみなさん、こんにちは!
管理人兼、ゲームレビュアーのartoです。
11月も終わりに近づき、今年も残りあと1ヶ月。
みなさんの調子はいかがでしょうか?
私の方は、体調はお蔭様で
中々よい状態なのですけど、
6月に骨折した右腕をちょっとしたことでまた痛めてしまい、
3ヶ月前くらいの不自由さに逆戻りしてしまいました。。。(ノд・。)
冬のジャンバーを無理に着ようとした時に、強くねじってしまったのがよくなかったようで。
冬の服はモコモコして着づらいじゃないですか。冬の罠にまんまと嵌ってしまいました。
せっかく、左腕と同じくらい曲げ伸ばしが出来ていたのに残念です・・・。
またリハビリ、回復期間という感じです。
しかし、
お仕事、ゲーム、レビュー書きは
なんとか出来るレベルなので、
軽快に書いていきたいと思います!

さて、本日はゲーム「Kansei 〜豪邸殺人事件〜」(PS4)をクリアしたので
そのクリア後レビュー。
このゲーム名、
「聞いたことないな・・・」という方がほとんどと思いますが、
スペインを拠点としたゲーム会社「ラタライカゲームス」が作るミステリーアドベンチャーの2作目となっております。ダウンロード専用作品です。
(
参考:1作目「Jisei 〜喫茶店殺人事件〜」クリア後レビュー)
値段は
880円。クリアまでの時間は
約3時間。
短すぎて、前作同様、あまり書く事がないのが辛いところ(笑)。
しかしそこは、
優等生にも悪がきにも、すべて平等に愛する先生のごとく書いていきましょう。
■豪邸殺人事件ってどんなゲーム?システム面から

推理ゲーム、ミステリーADVで気になるといえばシステム面。
まずはそこから。
今作は、非常にオーソドックスな推理ADVのシステムになっております。
画面は立ち絵と会話ウインドウがあるノベル形式。
主人公たちが訪れた豪邸内をプレーヤーが「移動」し、
人物と「会話」して情報を取得する形です。
会話中の選択肢を選んでいくことで
お話が進んでいきます。
↓↓よくある、人に話しかけて選択肢を選んで調査していく流れ↓↓

マウスカーソルによる「調べる」コマンドもあります。
今作の変わった点として、
マウスカーソルを動かして「クリック」をしなくても、
カーソルを対象物に合わせた段階で内容が表示される。
これは少し珍しいと感じました。
↓↓表示は左上。そして、調査対象の中でクリックが必要なものだけ、黄色文字で表示されます↓↓

主人公がとっている「メモ帳」もあり、
物語が進展するにつれて書き込まれていき、情報を見返したい時に便利です。
■今作の良かった点とBADな点
次に、今作の良かった点から。
・立ち絵、一枚絵が綺麗+目パチあり
1作目同様、立ち絵、一枚絵が中々鮮明な塗りで、
しかもビジュアルノベルで製作側の手間と思われる「目パチ」も搭載していて、
この点は好印象であります。
↓↓キャラ、背景共にキレイで、見てて不快は無かったですね↓↓

では、良かった点はこれぐらいで
(え?)、
続いてBADな点について。
・超絶短い
・お話が面白くない
<あらすじ>
『死体に触れると被害者の最後の記憶を読み取ることができる名もなき青年。
喫茶店殺人事件後、他の能力を持つグループに誘われて参加することになった。
有名企業の社長の依頼で訪れた豪邸で殺人事件が発生。死体に手を触れて「死の情景」を追体験し、巻き込まれた事件を仲間と共に捜査をする。
初めての仲間。同じような能力を持った仲間。友達…
彼らを信用・信頼してもいいのだろうか?
もし追っている殺人者よりも、危険な存在だったら…?
世の中の誰もが何かを隠している。だが、過去は決して永遠に隠し通すことはできない。
事件現場に居合わせた全員が容疑者だ。他者の秘密を暴きながら、自分自身の秘密を闇の中に閉じ込めていく…。』(PS STOREの説明より)
まず、今作は1作目「喫茶店殺人事件」の翌日の話で、
時系列的につながっていますので、
プレイするならば1作目、今作と両方プレイすることを推奨します。
しかしながら、
(1作目)
オートン社とバイオデヴ社の情報の奪い合い。
オートン社から情報を盗んでいた女性が事件の被害者。
アキの所属する私立探偵機関がオートンから雇われ、その女性を影から調査していた。
↓
↓
(今作)
特殊能力を持ってる主人公が、
同じく能力者のアキたちにスカウトされる。
1作目の翌日、アキたちがクライアントであるオートンさんの豪邸に呼ばれ、
そこで新たな事件が発生する。
という流れの中、
今作の殺人事件の動機というのが、その
犯人個人の私的なもので
1作目と関連してるようで関連していない。
そして事件も面白みがない・・・。

なんというか、
1作目と2作目の一貫性がないというか、
製作者の「このようなお話にしていこう!」という拡がり、発展性がないというか・・・。
2連作なはずなのに、
お話全体にどことなく「まとまり」がないのです。
前作と今作にあった謎、
チャンスたち(サラに接触した第三者と思われる)はどういう勢力なのか?
今作のエピローグにも少しだけ出てくるのですがよく解りませんし、
オートンさんが隠していたSDカード、それに入っていた主人公が歩いているという動画の謎も回収されませんし。
「その辺はプレーヤーの想像力にお任せします」ということなのでしょうか?(笑)
お話の背景や見せ方、世界設定などの「つくりこみが甘い」と感じざるをえませんでした。
ちなみに、殺人は最大で2名と思われますが、
「殺害現場や遺体を調査して」なんてものはほぼありませんでした。
どちらかと言えば、
まだ前作の方が殺人事件感、推理ゲーム感があったかもしれません。
↓↓もう少し遺体を調査する、推理するポイントがあってほしかった↓↓
・BADエンドの理由が判りにくい
・BGMがいちまち合ってない
⇒捜査パートでやけに軽快なBGMだったりで、緊張感がない。
■最後に
それでは、今作の総合評価を。
総合評価:
C(35)
「喫茶店内のトイレとカウンターを行き来する前作」に比べれば、
郊外の豪邸内ということで、多少移動できる範囲が広がりましたし(多少)、
2周目に新しい選択肢が出てきて、クリアに都合3周かかるのも
前作より成長を感じられました。

しかし、
全クリア後に思わず出たのが、
arto「これはクソゲーだなぁ〜」
思わず口からこぼれ出てしまいました。(笑)
私のレビューコンセプトとして、
「そのゲームのなるべく良い点をクローズアップしたい」
と思っているのですが、一方で、
「ハートの奮え、感じたことをそのまま正直に書きたい」
という面もありまして。
クソゲーと感じたソフトに対して
「いやー良作です(引きつり笑い)」とウソをつくような真似はできないのです。
しかし、冒頭に書いた
「ダメな子ほどかわいい」「出来の悪い生徒ほど愛おしい」という言葉があるように、
クソゲーにはクソゲー特有の愛おしさがあるのです!
その境地に達してこそ、真のゲーマー!真のゲームレビュアー!

自分で書いててよく解らなくなってきましたが、
今作をオススメできる方として、
・「うわっ!これ、クソゲーやん!」
と突っ込みを入れながらゲームを楽しめる方
正直、それ以外の方にはオススメできません!
「怖いもの見たさでチョット興味が」という方は値段も安いので試すのもアリ。
今回のレビューは以上です。
PS.
トレーラー動画は面白そうなんだけどな〜
ゲームレビュアー artoより

(コメントはこちらから)
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