歌詞の世界を冷静になって想像してみると、「この少女は一体何を言ってるんだ?」と怪訝な顔になりそうだが、この難解な世界がなんとも私の心を離さないのだから仕方がない。空気力学・・・クウキリキガク・・・空気力学ってなんぞや?
けろQと言えば問題作「終の空」。この少女は、ざくろさん、卓司くんのような、いっちゃってる妄想家なのか?だが、歌詞から感じる爽やかさは2人の持つそれでない。未プレイなので色々と想像が膨らみます。終の空を踏襲した突飛な世界観と透き通る海のようなメロディー。2つが融合したこの曲は、千丁に一つの銃、ワンノブサウザンドに匹敵する奇跡の一曲であると、そう言っておきます。
「空の青 水に変わり 溺れる人々 世界が沈み 私は輝く翼で 水を掻き分けて 行くんだ」 。このあたりの私のイメージは、蜘蛛の糸で、糸を掴むカンダタとそこの群がる愚かな人々。その映像をを限りなく爽やかにしたイメージ。いやいや、大した曲があったものだ。
(2014年5月10日 記載)