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【ゲームレビュー】
 イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜
(PS4)








エヴァ旧劇場版、
シンジがアスカの裸を見て自慰行為をした時 ⇒ 君ら「シンジ」「バカシンジ」


エヴァ新劇場版、
シンジがゼルエルからレイを助け出した時 ⇒ 君ら「シンジさん」



君ら、そーやっていつも手のひらをクルクル返すよな。



イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


本日クリア後レビューを書くのは、
FF3、DQ3の裏側でシコシコと進めていた
「イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜」(PS4)です。


このゲームは、
私の「隠れた推理ADV発掘タスク」の一環として、
PS STOREを漁っていた時に出会ったソフト。
SO1FDRと同時に購入した一品です。

イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


今作を知らない方のために軽く説明しますと、
ジャンルは推理ADV。
公式ではサスペンスミステリーとなっています。
開発は 株式会社オレンジ。
非常に小さな会社なのですけど、
私が好む『探偵 神宮寺三郎シリーズ』を手掛けてきたスタッフが 少数精鋭で運営している会社のようで、 その存在に私もビックリ。


絵は『ログ・ホライズン』『ガンダムビルドダイバーズ』などで有名なハラカズヒロ氏。
定価は1540円。ダウンロード専用販売。
気になる開発陣、めずらしいアニメ調の絵、お求め易い値段に惹かれて購入した経緯であります。
それでは、レビューに入ります。



『イヌワシの全クリア後レビュー』


イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜



今回はまず、総合評価からいきましょう。



総合評価:  B+(69)




Aにかなり迫ったB+。
「えぇ〜Bかよ〜、大したことないやん」
と仰る方がいるかもしれませんが、
決して悪い作品でなく、
私は中々楽しめました。
正直、Aに入れてもいいくらいの評価です。



■ストーリー

概要
「池袋でウサギの被り物を被った人間による連続通り魔事件が発生する。 そんな最中、狗神エイジが営む狗神探偵事務所に鷲宮ヒナ――狗神が刑事だった頃の相棒・鷲宮ツカサの妹が訪れる。 人の心や物に残った思念を読むことができるという彼女は、兄の死の謎を追うためにも通り魔事件を一緒に調べてほしいと頼んでくるのだった。 そこから巻き起こる数々の事件、深まる謎……やがて事件は池袋中を巻き込んでいく――」(HPより)



今作は探偵である主人公の狗神(いぬがみ)が、
元相棒だった鷲宮(わしみや)ツカサの謎の死を
ツカサの妹・鷲宮ヒナと一緒に追っていくというもの。


主人公と元パートナーの妹という組み合わせだと、
私は『シティーハンター』のリョウとカオリを想起するのですけど、
狗神とヒナのコンビはその模倣の感じはなく、
オリジナリティーがあります。

イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


特徴としては、
本編全7話、7つの事件のオムニバス形式になっているところ。
オムニバスといっても、
それぞれのお話が「ツカサの死」「ウロボロス」という部分で 繋がりがあり、
最終話でツカサの死の犯人と対峙する流れになっています。


加えて、
本編以外にサブストーリーが10個ほどあって、
本編と合わせると全部で17の事件。
HPに「30時間以上遊べる大ボリュームなストーリー」と書いてある通り、
とても1540円とは思えないボリュームがあって、
私はまずこの点を評価したいです。

(ちなみに私は、サブストーリーには一切手をつけないでレビューを書いています (∵))


↓↓左が本編、右がサブ。ボリュームは今作の一つの売り↓↓
イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜 イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


また、お話のテンポが非常に軽いのも今作の特徴であり、
こういうのも中々よいです。
1話がだいたい3時間程度で、
お話の中も「〜章」と章立てで進んでいく形式。
キャラクターボイスがないことも手伝って
サクサクと、まるでオーザックのような軽さで進みます。
ちょっとした合間にプレイ→中断をし易いのが良かったです。


全7話の内容としては、
「すごい!」
「感動!」
「これは参った!」

というような話はなく小粒な印象。
その中で印象に残ったのは第4話。
鷲坂家にある名画「ヴィーナス」をめぐる話で、
3話までと違い、普通の殺人事件風で面白かったです。
あとは第6話。
狐塚のヒーローっぷりが良かった。(笑)(←なぜか笑をつけてしまう)


↓↓意外と愛すべきキャラだった狐塚 笑↓↓ イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


どの話もラストが微笑ましく、
甘いレモンティーを飲んだ後のような清涼感。悪くなかったです。


■システム

今作の形式は、ノベルゲーム『殻ノ少女』と同じく
選択肢を選んで進めていくノベル型+推理ADVを基本としたもの。
そこにいくつかのシステムが組み込まれています。


【捜査パート】

イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


私が「推理ADVなら必ず搭載してほしい」と思っているやつ。
現場の怪しい場所を調べて、
アイテムや証拠を見つけるモードです。
今作の場合は、
ポインタを自由に動かして調べるのでなく、
調べる箇所を選択する方式となっています。


【推理、尋問パート】

イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜

イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


尋問ならば相手に対し、
推理ならば仲間とのやりとりか自問自答で、
選択肢の中から正しい、事件の真相に迫るものを選ぶモードです。


【サイコレゾナンス】

イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜

イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


鷲宮ヒナの特殊能力
「サイコレゾナンス = 人物や物に触って そこから思念を読み取る」
をミニゲーム化しています。
相手から浮かんでくる思念から、
事件の証拠となるものを選ぶというもの。(3択)


『デスピリア』をやったことのある人なら、
あれの「ダイブ」で出てくる思念の量を3つにして、
そこから正解を選ぶ、と言えば解るでしょうか。
イヌワシの個性的な部分と言えるでしょう。


【アクションゲーム】

イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜

イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


例えば「相手からの攻撃を避けろ」という指令が出て、
左右に動くメーターに対し、
赤色部分に来た時にタイミングよく止めるというもの。


上記4つのシステムにおいて、
成功、失敗によって獲得できる☆の数が変わり、
☆の合計によって、
その話のエンディングが分岐するシステムとなっています。
製作陣の頑張りがうかがえます。

↓↓ストーリーフロチャートがついてるのも便利↓↓ イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


しかしながら、
残念なのは1つ1つのシステムの質が高くないこと。
例えば、捜査モードなら
証拠以外の場所を調べた時、
たいていは「そこは調べるところでない」的メッセージで終わりで
色々なところを調べる楽しさがない。


サイコレゾナンスも判り易い3択であるし、
アクションゲームも
取ってつけたかのようなミニゲーム。
全般的に「無いよりはマシ」というレベルのシステム。
(アクションに関して、意外にミスしてムキになったのは内緒よ 笑)


ただ、この販売価格に対して、
「もっとよく出来たシステムを!」と訴えるのは酷というものでしょう。


■グラフィック

イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


グラフィックはアニメ調の絵柄で、
立ち絵、一枚絵ともにかなりの水準です。
一枚絵はまるでアニメのワンシーンのようにキレイ!
背景もキレイに描かれていて、
ロープライスゲームと思えないレベルでGOOD!


キャラデザは初めに書いた通りハラカズヒロさん。
『ログホライズン』等が代表作で、
私は初めて知った方でしたが、
悪くない絵柄と塗りでした。


■音楽

アップテンポなジャズ風を基本とし、
静かできれいな曲もあり、
第一印象は「結構良いな」と感じました。

イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


BGM担当は濱田誠一さん。
元はデータイーストのサウンド担当の方で、
『探偵神宮寺シリーズ』全般
(夢の終わりに、とか)
『ファイターズヒストリーダイナマイト』
『水滸演武』

等、私が知っている曲を多数創られている方でした。


ただ、クリア後に振り返ってみると、
そこまで印象に残る曲がなく、
全体的に可もなく不可もなく、という結果でした。
『夢の終わりに』とか『ファイターズヒストリーダイナマイト』とかには好きな曲があるのですけど、 今作のBGMはそのレベルではなかったです。



■最後に


今作イヌワシを一言で表すなら、


定価1540円とは思えない コストパフォーマンスに優れた一品


それに尽きます。

イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


上に書いた通り、
ボリュームがかなりありますし、
それが単なる「かさ増し」「数合わせ」かと言うと、そうでもなく、
本編1つ1つの事件は
それなりのレベルでよく創られています。


グラフィックもよいですし、
登場キャラの魅力、
狗神、ヒナ、美馬、狐塚のチームワークは、
人によって愛着や想いが深くなるだけの魅力があると思います。


一方で、
お話自体は「ここが最高に心揺さぶられた!」という感じはなく、
システムにおいても
軽く付けられたミニゲームという雰囲気で、
ゲームとして「超名作」「長編大作」というより、
「ライトで軽い作品」という感じです。

イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


しかし、1540円という定価を考えれば、
これ以上の質を要求するのは
庶民派ファミレスに超高級料理のフルコースを要求するようなもの。
ファミレスにはファミレスのよさがあり、
イヌワシもコストの範囲内でよさを出していたと思います。



このレベルの作品をこの低価格で販売する
株式会社オレンジと製作陣の心意気、私は評価したい!




管理人の中には、
「隠れた良作を発掘して、日の目を当てたい」
「隠れて頑張っている製作陣をより応援したい」

という想いがありまして。


イヌワシを知るまで、
この製作会社は存じ上げなかったのですが、
HPの代表挨拶を見る限り、
ゲーム創りに真摯に取り組んでいる感じを受け、
このようなゲーム会社は応援したいと思いますね!

イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


今作をオススメしたい方としては、


・ライトで軽いノリでゲームをやりたい気分の方
・ゲーム初心者の方
・そこまでガチじゃない推理ゲームをやりたい方



今年2月の 『すだまリレイシヨン』は決して人に勧められないが、 これは万人に勧めやすい一品です。


では、イヌワシのレビューは以上となります。
会社オレンジの別作品に注目しつつ、
また次のゲームでお会いしましょう!


ゲームプレーヤー兼、ゲームレビュアー artoより
Fin



イヌワシ 〜うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル〜


PS.
イヌワシのサブストーリー、
少しやりたい気持ちあるけど
管理人の時間的にねぇ〜。やるかは微妙。




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