プレイ中 その１
※以下の文章には「虚ノ少女」のネタバレが多少含まれます。
これからプレイする方は楽しみを失う可能性があります。
油断してたんだと思います。
過去編ではお話が中々進まず、推理パートは一切なし。
現代編に戻ってきて。殺人事件が起きたはいいが、
前作（殻ノ少女）ほどの緊迫感はなく、真崎はぐり子と東京デートをしている始末。
「ぐり子のＨシーンはそろそろか・・・」などとのんきに考えていたら、
うわ！きたああああああああーーーーーー！
おどろおどろしい犯人視点のアイキャッチきたああああああああーーーーーー！！！
これまで犯人視点なかったやん！今作であると思ってなかったやん！
完璧に油断してた！
しかも、まさかぐり子がやられると思っていなかったので二重に震えました・・・。
犯人について。
普通に考えれば菜々子さんなんだよな〜。
ぐり子は「この後に会う」と言っていて、
真崎も「見たことある女性」と言っていたので。
しかし、その考えは安直すぎるかな〜。
仮に菜々子の場合、動機はなんだろうか？
犯人視点で分かったことは、
・「その臓器が堪らなく憎かった」⇒犯人は子宮を憎んでいるようだ
・「おしゃれ好きなこの子」⇒ぐり子を良く知っている人物⇒人形村の誰かなのでは？
ではぐり子さんの死体検証に行ってきます。怖えーー。見たくねーー。
（2016年10月10日 記載）
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プレイ中 その２
２回目の過去編が始まったところまできました。
戦争が終わり、理人が人形村に帰ってきたところです。
ぐり子殺人の犯人をうんうんと考えているんですが、
やはり菜々子さんとは思えないんだよな〜。
＜ぐり子殺人考察＞
これまで３件の殺人事件のうち、１件目、３件目は真崎＝理人に関わった女性が殺されている。
２件目の女性も理人に関わっていれば、犯人は理人に執着している人物の可能性が高い。
それを加えると、奈々子さんの動機はより薄く感じられる。
（なぜなら、菜々子さんと理人の関係性は低いと思われるから）
菜々子さん以外で人形村出身。
理人に執着心のある人物・・・。
花恋もないとは言えないけど、自分の中では砂月が一番に浮上しています。
砂月について。
私は、
１．砂月は一人存在し二重人格。
２．砂月は二人存在する。
のどちらか、おそらく２ではないかと思っています。
その根拠は、
�〆廚蠅瞭�、理人と居た砂月と踊っていた天子(もう一人の砂月)がいたから。
�■卸遒僚�わり、理人とまぐわった砂月は「祭りの日は会えない」という理由でその日にしたのに、祭りの日に砂月は何事もなく理人と会っていたから ⇒ 砂月の発言が矛盾する為。
そして、祭りの日に一緒に居た砂月を「真砂月」、
踊っていた方＝まぐわった砂月を「影武者砂月」とすると、
話しぶりからして、
過去編で殺されたのは影武者砂月、殺したのは真砂月であり、
真砂月が理人に存在を気づいて欲しい一身で殺人に走っているという予想・・・。
だってそのような狂気的かつ切なさ溢れる動機、イノグレ作品の十八番じゃん(笑)。
＜考察終了＞
仮にこれが正しいとして、また疑問があるんですよね〜。
Ｑ．なぜ、真砂月は影武者砂月を殺したのか？
⇒影武者は結局居なくなるのになんでわざわざ？
⇒理人の貞操を奪われたのがどうしても許せなかった？
⇒突発的な殺害？
⇒両手、両足切断してるところから突発でなさそう。
Ｑ．なぜ、殺害した影武者砂月を目立つところに置いた？
Ｑ．理人の前に姿を現せない理由など。
いやいや、面白くなってまいりました！
もう一度、過去編その１を見返したいところではある。
こうやって自分の考えを持ってから、答えはどうなのかドキドキしながら進める時間がまた楽しいですね。ネット情報をチラッと見たところ、今作も前作まではいかないが攻略が難しいらしい。思わずガッツポーズしました(笑)。
イノグレさん、それでいいんです！それでこそやりがいというものが(虚ノ少女のアイコンをダブルクリック)
（2016年10月11日 記載）
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プレイ中 その３
クリスマスが終わり、
玲人が理人と人形村へ行くところ。
ふと何気ない一枚の絵を見た瞬間、artoに衝撃が走る・・・。
あれ・・・？これって・・・・・・。
雪子の付けてる髪留めって・・・。
祭りの日、砂月が理人に貰ったものじゃないか？？
（祭りの日の写真）
砂月の髪留めに注目。小さくて分かりにくいがそれっぽい・・・。
と、いうことはですよ。
砂月は雪子の実の母親である可能性が高いのでは？
そこから色々と考えた結果、浮かび上がったのは下記の通り。
�／榛酬遏瞥�人とまぐわっている、祭りの日は天子として踊る⇒その２で書いた仮説と若干変えた）は
影武者砂月（祭りの日、理人に髪留めを貰う）が理人の心を奪っているを気に入らず、殺害する。その時、髪留めを奪う。
↓
�⇒�人の子を身ごもっていた真砂月は、山奥の小屋で子ども（雪子）を産み、直後に死亡。
髪留めを雪子に持たせる。（オープニングの母子、プロローグに出てくる絵）
↓
�２燭蕕�の手段で、雪子は茅原家へ。
うん、自分の中で手ごたえはある・・・。
これが正しいとすると、雪子は理人と砂月の子どもか・・・。
そしてこの場合、砂月は死亡してるのでぐり子殺害の犯人は誰になるのか？
（2016年10月12日 記載）
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プレイ中 その４
続きが気になりすぎて、食事、睡眠を削りながらプレイ中。
由果さんが殺されたところまで。
↑でのＱ「ぐり子殺害の犯人は誰になるのか？」について。
自分の中で紙園繭からの殺人４件の犯人がほぼ確定しました。
その人物は、
雛神花恋
です。
根拠１「狂気的なほどのブラコン」
根拠２「子どもを産めない身体」
根拠３「土人形の作り方を知っている、実際に作ったことがある」
根拠１ ⇒ 理人のお見合い相手が殺害されている点に動機面で当てはまる。糸瀬みずきと由果もお見合い候補だった可能性もある。
根拠２ ⇒ ぐり子殺害の際のセリフ「その臓器が堪らなく憎かった」に当てはまる。
根拠３ ⇒ ４殺人ですべて土人形が使われており、犯人は土人形を作れる人物である可能性が高い。
ぐり子殺人の際、花恋も頭によぎりましたが、
花恋はぐり子と親友だったので
「流石に花恋は無いだろ」と。
根拠１のシーンも、わざわざ一枚絵まで出してどこか違和感があったのですが、
「これはあれだ！花恋へ疑いをもたせるミスリードだな！その手にゃ乗らねえよ！」と考えてました。
しかし、どうやらそれが本筋だったようです。
そもそも、ぐり子殺人時に東京にいて、由果殺人時に富山にいる人物は
花恋 or 菜々子
なので他に候補がいないです。
外見と声が自分好みだったので、花恋が犯人だと思うと
悲しくも残念でなりません・・・。
ええい！白々しい！！
このブラコン殺人鬼め！！！
（2016年10月13日 記載）
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プレイ中 その５
秋弦「―――悪いな、子どもの頃から悪筆は直らなかったんだよ」
秋弦さん、いくらなんでも悪筆過ぎやしませんかね？
そりゃ犯人も
ユウ(二見憂)をユカ(桐村由果)に見間違えるってもんですよ。
由果が殺されたのはそういうオチでしょう。なんというとばっちり・・・。
しかし、これで犯人＝秋弦の紙を見た人物＝秋弦の近くにいる人物＝菜々子さんには難しそう、ということで花恋の可能性がまた一歩上がりました。
まあ、菜々子さん側も尚織が出てきて怪しい雰囲気がプンプンしてきたんですけども。
（2016年10月14日 記載）
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プレイ中 その６
えっ！？えええええええええ！？！？！？
雪子の髪留めに続き、このゲームで
2度目の衝撃。
まさか冬見さんが砂月（影武者）だったとは・・・。
その３で予想したように、砂月は雪子を産んで死んだと思っていたので。
しかも冬見さん、真崎と会っている時にそのような素振りを見せなかったし。
でも砂月（理子）生きてたのか、良かったなあ。
今、失踪した雪子と紫を探しに行くところです。
雪子の偏執は、昔の砂月（多分両方の）と同じ、
相手への憧れ、妬み、羨みが肥大化し、その相手を殺し取り込むことで
同一化しようとするもの。殻ノ少女の透子に似ている。
「憧れの偏執」と言うべきか・・・。
ちなみに、私は今、
虚ノ少女という偏執に囚われています(笑)。
面白くてプレイが止まりません。
おそらくお話は最後の最後でしょう。
終わる前に2点。
１．未散が行方知れずになった理子の娘だと思う。
２．理人と砂月には本当に幸せになって欲しい。
（2016年10月17日 記載）
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ENDING No.8「あの日の思い出」クリア後
冬見「―――ねえ、覚えてる？『今日も雪が降っているわ』」
真崎「・・・『それでも空は晴れているよ』」
（ENDING No.8「あの日の思い出より）
良いですね、このセリフ。
まるで
二人のこれまでの辛い過去と、
それでも未来には希望があることを暗に示しているようで。
過去のセリフを持ってくるこういう演出に弱い管理人artoです。
1週目終了しました。
No.8「あの日の思い出」です。
上のやりとり等エピローグの内容から「これ、ベストエンドじゃない？」と
思ったのですが、EDの歌がないのでどうやら違うらしい、と。
（ENDINGリスト）
ネットをチラッと見たところ、どうやら2週目があるらしい、と。
やった！もう少し虚ノ少女が楽しめるぞ！と。
「もうギブアップ！」となるまで攻略は見ない予定。
それじゃ、2週目行ってきます！
タイトル画面が砂月に変化。
カルタグラ、クロウカシスもそうでしたが、
クリア後タイトル画面が変化する演出が素晴らしい。実に素晴らしい。
画像と十二国記のような和風ＢＧＭが
作品とベストマッチ、かつその美しさに私の心が感動を叫んでいる。
（2016年10月17日 記載）
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2週目プレイ中 ENDING No.6「花恋」クリア
犯人が花恋と予想がついてから、
「このブラコン殺人鬼！」と花恋に対して
非難と
敵愾心を持っていましたが、
ENDING No.6「花恋」をクリア後、その思いが変わりました。
このレベルまで兄を想っていた花恋は、とても一途で純粋な人だったのでは？
6人を殺害したことは許される行為でない。間違いなく許されない行為であるが、
小さい頃から「兄さま、兄さま」と一途に慕っていたその想いは
決して悪いものでなかった。理人に対する花恋の笑顔や怒った顔が目に浮かぶ・・・。
偏執を抱えた人物の不器用さ、悲哀をつくづく感じました。悲しいなあ・・・。
2週目プレイで感じたこと
・何度も言うが、クリア後タイトル画面の音楽と演出が美しい。
・2週目ＯＰがあってビックリ！
⇒映像、歌ともにすごくいい！
⇒通常ＯＰと対照的の明るい雰囲気で
真打がきた感じ！何度も見てしまう。
⇒これを見るとこの物語の主役は皐月と理子なのかな、と感じる。
⇒こんなＯＰまで用意して、イノグレさん、
2週目プレイに本気やん！！
・1週目の答え合わせが楽しい
⇒皐月と理子の名前が入って分かりやすくなってる。
⇒皐月の緑色の着物が追加、理子の髪留めの立ち絵が追加。
⇒川瀬さん殺害、由果殺害の流れ、などなど追加。
⇒1週目の謎が分かるように、よく考えてつくられていると感じました。
では他のENDが見れるように選択肢を吟味しにいく予定。
（2016年10月20日 記載）
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ENDING No.10「TrueEND」クリア ⇒ プレイ終了
TrueENDクリア。タイトル画面の演出が↑のように変化。
上の言葉、玲人が冬子の遺体を見つけた時の冬子のものだと思うと泣けるなあ・・・。
虚ノ少女、これにてプレイ終了。
素晴らしかった！
TrueENDの流れについて
１．山小屋で冬子出産の真実を知る
↓
２．玲人「・・・今まで見つけられなくて、ごめんな」
↓
３．骸骨の一枚絵に変わる
↓
４．玲人、慟哭
↓
５．「ソレノイド」が流れスタッフロール
↓
６．BGM「冬子」が流れ始める
↓
７．冬子のセリフ
↓
８．タイトル画面で放心状態
「家に帰るまでが遠足です」という言葉の如く、虚ノ少女は
この流れを味わって全て完結です！
普段はメッセージウエイトなしで光速クリックしている諸兄も、一つひとつをゆっくりと味わうこと！
昨日初めてエンディングを迎えたのだが、言葉が出なかった。
唖然としていたのか、理解が追いついていなかったのか、色々な感情が混ざりすぎて混乱していたのか、自分でも良くわからない。
タイトル画面でなんとなく余韻に浸っていた。
今日、このエンドを再度見たら・・・
すごくいい・・・。
とてもビターな、リアリティーのある結末で、まあ、私の好みということです(笑)。
内容だけでなく、
エンディングの一連の流れが秀逸。
（どうやら、私はゲームにおいてエンディングの流れ、つまりラスト付近のセリフだとかED曲とスタッフロールの出来などをかなり重視しているらしい）
殻ノ少女のエンディングも素晴らしかったが、
今作も引けを取らないほど素晴らしい。
スタッフロールの絵とED曲「ソレノイド」の組み合わせ、そして、終わった後、BGM「冬子」が流れてセリフが表示→新タイトル画面という一連の流れは、
プレイしたエロゲの中で抜きん出ている感がある。殻ノ少女と共に。
ED曲のソレノイド、初回はピンと来なかったのですが、聴けば聴くほど良くなってきた。
今から秋葉原に走り、ソレノイドが入ってるCDを買おうかと考えるほどです(笑) ⇒
実際、買って来ました(笑)。
点数：
９４点。
＜評価部分＞
・これまでのプレイ日記を見てもらえれば分かる通り、楽しい時間が長かった（ゲーム性、お話、謎解き）。
・ストーリー、グラフィック、音楽の質が高水準で、トータルで高いレベルの作品に仕上げている。
・2週目も意味がある。
・エンディングの流れ。
＜マイナス部分＞
・スロースターター
⇒ お話上、重要部分なのだが、過去編その１が若干ダレた。
最近はクリア後感想を書くのが面倒くさくて(笑)、
今回も長々と書きませんが一つだけ。
イノセントグレイは、エロゲ界の至宝である。
殻ノ少女と虚ノ少女をプレイして自分の中で確信しました。
ロベルト・バッジョがイタリアの至宝のように、ジョージ・ウェアがリベリアで燦然と輝いたように、
イノセントグレイには、是非ともその独特な光を消さずに、こだわりをもってエロゲ界を進んで欲しい。
それが私の願い。これからも応援してます。
（2016年10月23日 記載）
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プレイ終了後追記 その１
虚ノ少女を終えて3日。
脱力感、虚脱感があり、他のことに手がつけづらい状態です。
考えるのはTrueENDと冬子のこと。
スタッフロールの冬子の絵が頭に浮かびます。
自分で実感がないのですが、あの結末に心の奥でショックを受けているのかもしれませんね。
それにしても、プレイ内容の9割は人形村とヒンナサマに関わる話であり、
砂月や真崎、雪子の物語を追っていたにもかかわらず、
クリアしてみると冬子のことばかり考えてるってある意味すごいですよね。(笑)
やっぱり殻ノ少女シリーズは冬子(と玲人)の物語だなあ、と思わざるを得ません。
朽木冬子。
彼女は幸せだったのだろうか？
そんなことばかり考えてしまいます。
自分はあまりゲームで鬱っぽくなることが少ないんですがね。
例えば、智代アフターはあの結末が良かったと思っていますし、
河原崎家の一族２のあのビターな結末を見て「これで良かったんだ」と思いましたし。
EXTRAVAGANZAで主人公の夢美が
右腕を失い、内臓を肉棒に突き破られて死亡した時も
「ああ、大変だな」と思うくらいだったですし。
この結末に自分の中で何か未練があるのかもしれません。
冬子の人生とは一体何だったのだろうか？
彼女の殻とはどんなものだったのか？
彼女は本当の自分を見つけられたのだろうか？
タイトル画面のセリフと笑っている冬子から、
彼女は自分の生に決着をつけられたと思いたいですが、
冬子の人生を振り返る意味で、もう一度殻ノ少女をちょこちょこ触ろうかと思っているところです。
自分はどうやらこのENDによって、
殻ノ少女という偏執（パラノイア）に
囚われてしまったようです。(笑)
（2016年10月25日 記載）
（関連ページ）
・
ＥＤ曲「ソレノイド」、曲「冬子」の感想
・
ゲーム感想「殻ノ少女」
ふと追記 その１
今日は2020年11月13日。
「天ノ少女」が12月に発売予定ですね！
エロゲから遠のいた自分ではありますが、
「天ノ少女」だけはさすがに買いそうです。
すぐにかは判りませんが。
本日の
ツイッターにも書いたのですが、
朽木冬子さんについて、ふと思ったこと。
冬子さんが言っていた「探して欲しいんだ、本当の私を」。
これを
「古事記」の時代から、あるいはその前から
女性神が封印されし男性性の時代であること、
（イザナミの死去と黄泉の世界への分離の話）
そして、
今後が封印されし女性性が復活してくる世界ということ
から考えると。
朽木冬子というのは、
女性性が封印されている世界、そして、
自身の内なる女性性（女性にとれば主神）が殺されていること、
そんな自分にどこか違和感を感じていて、鋭く感じていて、
本当の自分 ＝ 内なる女性神を見つけて欲しい、と
強く願っていたのかもしれませんね。１つの見方として。
（2020年11月13日 記載）
2020/12/25 追記 その２
発売日に買っちゃいました。
↓
天ノ少女の感想ページへ
★虚ノ少女に対するコメント
いやはや、連続殺人の真犯人が花恋だったのはなんだか後味が悪かったですね。カルタグラの黒幕や殻ノ少女の六識命は正体に意外性がありましたし、外見がラスボスっぽくて犯人を追い詰める快感のようなものがありましたが…。花恋が犯人だとわかったときはやっぱりな、という思いと残念だな、という思いがいたしましたね。虚ノ少女は全体的に見て後味の悪い場面が多かった気がします。
2018/8/2 swansongのry さん
↓すみません。「虚ノ少女は全体的に見て後味の悪い場面が多かった気がする」っていうのはちょっと言いすぎでしたね。発言を撤回します。
2018/8/3 swansongのry さん
swansongのryさん、おはようございます！
管理人artoです。
返信が遅れましてスミマセン。
自分も花恋が好みだったので残念でしたね。
いやでも、親友のぐりこを殺してしまうってすごいですよね。
殺人の動機をどこかで語ってた気がしたのですが、
忘れてしまいました。
やはりぐりこ殺人は作者側の大きなミスリード用だったのでしょうか。
ただ、状況的に花恋以外の選択肢がほぼなくなってくるという・・・(笑)。
虚ノ少女はグラフィック、音楽、惹きつけるストーリー展開、
コンシューマーで出しても遜色ないレベルのミステリー作品だと
個人的に思ってます！むしろ、現在ここまで全体的にレベルの高いミステリー作品がコンシューマーにあるのかと(笑)。
多くのエロゲノベルゲーがＰＳＶなどに移植される中、
殻ノ少女シリーズこそコンシューマーに！と思ったりするのですが、
そうすると、このシリーズの「狂気」成分、魅力の部分が削られそうで
それはそれで難しいな、など考えたり。なので「虚ノ少女通常版」の出来も気になります。
2018/8/7 管理人
ここで言うべきことなのかどうかはよくわかりませんが…。http://koyayoi.hatenablog.com/entry/2018/09/02/192406←このブログの『殼ノ少女』の感想がとても参考になりました。私はこのブログを読んで、冬子は自分が養子であることを知り、冬子はそのことが原因で「今の自分は本当の自分ではない」という考えを持つようになり、その考えが冬子を閉じ込める「殼」となったのではないか…と思いました。冬子の「殼」とは、「今の自分は本当の自分ではない」という冬子の固定観念のことなのかなと思います。
2018/10/8 swansongのry さん
swansongのryさん、返信が遅れてスミマセン。
管理人artoです。
自分も冬子の殻について同感です。
教えていただいたブログも、殼ノ少女という作品がどういうものだったか、
とても分かりやすかったです。
以前、swansongのryさんと「swansong」に関するやりとりで、
「世界」の話が出ましたが、
「本当の自分でない」と固定観念を持っているからこそ、
「世界」との間に「殻」をつくり、
その中に閉じこもって生きていく。
本当の自分でない(という固定観念からくる)恥ずかしさ、自己否定、自信のなさなどから。
転載元のブログさんでも書かれていましたが、
私も殻に閉じこもることは否定せず、
誰にでも、時期によって、あったりなかったり、
閉じこもったり外に出たりするものなのかな、などと思ってます。
殻の中に閉じこもる私も「私」であり、
殻を開けて外に出た私も「私」。
本当の自分でないと思っている私も「私」なんだろうと。
どれもすべて貴方なのだろうと。
今はそんな言葉を冬子さんにかけてあげたい気分ですね！
あと、イノセントグレイさんは、
「売れる作品」以上に、
「芸術作品」「美しさ」を一番に作品を作っている気がして、
そこがとても好きです！
2018/10/14 管理人
