【ゲームレビュー】
Caligula2-カリギュラ2-
(Switch)
de spiriarto ＆ lucy【変人変態管理人の個人サイト】
【愛】神（93点）
販売元： フリュー、日本一ソフトウェア、ヒストリア
開発元： ヒストリア
発売日： 2021年6月24日
キャラデザ： おぐち
シナリオ： 山中拓也
開発元： ヒストリア
発売日： 2021年6月24日
キャラデザ： おぐち
シナリオ： 山中拓也
・【２周目】プレイ＃４２ ６章 バッドエンディングまで （ゲームノートPDF付き）(2025/10/28)
・ プレイ＃３０ クリア後感想と総評 (2025/10/9)
・ プレイ＃２３ ７章 子安線 クリアまで (2025/9/18)
・ プレイ＃２０ 病院（再） ボス戦まで (2025/9/14)
・★頂いたコメント２（ロマンサーさん）
・★頂いたコメント１（ロマンサーさん）
2025/11/3 (月) ロマンサーさん より
artoさん、更新お疲れ様です〜
BADエンドもしっかり作りこんである作品はいいですね！ いろんな方向性から作品を掘り下げることができるので、より奥深さを感じられます。シュタゲとかEver17とか、ペルソナ5Rの丸喜先生EDとか。
目次がついて、めっちゃ見やすくなりましたね！！ 特にネタバレ部分を避けつつ読みたい時には有難く、かなり重宝しますね。 私が適当に出した要望を取り入れてくれて、本当にありがとうございます！！
ゲームノートも凄すぎる… Excelでまとめてるだけでも、マメだな〜熱量高いな〜と尊敬の眼差しでしたが pdfにまでなると、さながらプレゼン資料のような完成度ですね！ まさにartoさんのライフワーク！artoさんにしか出来ないことですし、 ネット上に長く残り続ける貴重な資料になりそうですね〜 artoさんの情熱とゲーム愛をビンビンに感じました！！ これからも応援してます♪
（2025/11/3 管理人artoより返信）
ロマンサーさん、日々お疲れ様です〜。
BADエンドを作りこんでる作品は私も好きです♪ 形ばかりのBADエンドを入れる作品は決して少なくないので、 BADに意味を持たせる作品を見ると、制作陣の意気込みを感じますね。 P5R丸喜先生の存在、知らなかった･･･ｗ（無印のみプレイなので）
目次について、お褒めの言葉、ありがとうございます！
私は他の方のブログを読む時、
目次を重要視してなかったんですね。
上から順に読んでいって、それが特に苦でなかった。
ですが、今回ロマンサーさんの提案で記事内目次を付けてみたら「たしかに付けた方がよさそうだな」ってｗ
一つ勉強になり、感謝です！
＞ゲームノートも凄すぎる…
こちらも嬉しいコメント！
特にゲーム愛を感じてもらえたようで嬉しさ100倍です！ｗ
ただまあ、ゲームノートは、私がゲームをより深く味わうため & 感想記事を書きやすくするための自己満足的資料であり、未プレイ者、既プレイ者がこれを読んで楽しめるかは甚だ疑問でありますｗ (^_^;)
とりあえず、プレイを開始した『ドラクエ1＆2リメイク』、視聴を終えたアニメ『NEW GAME!』ほか、今後もPDF掲載を少し考えてます。（NEW GAME!は記事なしPDFのみの予定）
私も浪漫逃避行さんを応援しており、ロマンサーさんが書く独自性ある記事を日々参考にさせていただいてます（予測がつかないタイトルチョイスも他のサイトにない独自性です♪）。 お互い、自分にとって良きペースでサイト運営していきたいものですね！ それではまた〜 (´・ω・`)ゞ
カリギュラ2 が好きな人の数
うおおぉぉーーん！オレの、オレの茉莉絵ちゃんがああぁぁぁーーー！！ 怖いよぉぉーーー！！ 【管理人のハートが震えたポイント その４（衝撃）】
皆さん、こんにちは。
変人変態管理人のartoです。
プレイ＃２０の冒頭で同じようなことを書きましたが、デジャブではありません。別のシーンです。
今回のプレイ、夜寝る前にベッドでやったのですが、 このような刺激的なシーンを夜にやるのはキツカッタ。失敗しました（苦笑）。
前回のクリア記事で「我が嫁・茉莉絵ちゃんを調査するため２周目に入ってます」と書いた通り、２周目の６章バッドエンドまで進めて今ココです。
内容のない、形ばかりのバッドエンドでなく、 内容の濃い、意味のある、プレーヤーはこちらもクリアしておいた方が良いエンディングでした。自分はネタバレせずにプレイしてたので、このような衝撃的なエンドが待ち受けてるなんて思ってもみなかった･･･。
※2025/10/9〜 スマホ閲覧時、「Google Chrome」で文字が拡大されず読みづらい問題が発生してます。Chrome以外なら本文は普通に見れますので、Chrome以外のブラウザで閲覧をお願いします。（Edge、safariが一番問題なし）
１．茉莉絵ちゃんを○○ルート
※この先は『Caligula2-カリギュラ2-』のネタバレに対して、管理人の想いを放出する文章になります。未プレイ者は楽しみを守るために「■今後の方針と本作のゲームノートPDF」まで飛ばすことをオススメします！
帰宅部メンバーからすべてを説明された茉莉絵ちゃん。
現実のこと、リドゥの構造のこと、自分はリドゥにとってどういう存在なのか。
それを知った上で「自分を殺してほしい」と言う。 多少怖れはあったかもしれない。しかし、自分が死んでみんなが救われるのなら･･･。
このような健気な我が嫁・茉莉絵ちゃんを、普通なら殺すなんて出来ない･･･。
だが今回は、もう１つのエンドを見るために 「茉莉絵を殺しますか？」で「はい」を選びました。
その結果、
まさかこんな展開が待ち受けてるなんて･･･。
選択肢を選んだ後、
主人公が茉莉絵ちゃんの胸をあっさりと刺した時は
「え？そんな簡単に？」
と思ったものだけど、その後に待ち受けていたものは･･･。
（選択肢の後はスクショ禁止区間になります。カリギュラ2のスクショ規制の選定は、無駄に広く規制する訳でなく、適切だと感じました）
ウィキッドが登場した時の 私のショック、衝撃、悲しみはいかばかりか･･･（笑）
ゲーム『ダンガンロンパ1』で江ノ島盾子ちゃんが出た時と同じような衝撃でした･･･。
ウィキッドが盾子ちゃんに見えた。バストトップ絵も3Dキャラ絵も、異常、狂気、豹変したものだったし。怖かったなぁ〜（笑）。
茉莉絵ちゃんは『Caligula Overdose -カリギュラ オーバードーズ-』で「オスティナートの楽士」だったらしい。
１で出てきてるんですよね。
（私はカリギュラ1はプレイ途中。「そんな楽士いたっけ？」と思い公式HPを見たら、隠れ楽士として登場してたわ）
２．茉莉絵ちゃんの現実と彼女の２つの面
６章でのテレビやドクトルの話をまとめると、
茉莉絵ちゃんの現実に起きたことは、
１．学校の友だちを殺したいほど恨んでいた（その理由は不明）
２．その友だちと揉め事を起こし、歩道橋から転落した
３．それで脊椎損傷を起こし、一生寝たきりの身体になった
（水口→天吹という名字の変遷は、実の家族に見放されて親戚に引き取られた可能性？）
この現実を生きた茉莉絵ちゃんの悲しみと絶望は、一般人からすれば想像を絶するものだったことだろう。
ウィキッドと彼女の唄「コスモダンサー」が発する狂気と暴力性の裏に、 計り知れない悲しみがあるのを感じる。
アニメ『エルフェンリート』のルーシーが持つ悲しみに通じるものがあります。
たしかに、茉莉絵ちゃん自身が推測するように、
彼女の記憶を消して、ミクロメビウスに彼女を閉じ込めたのは、 μなりの優しさ、だったのだろうな。
●茉莉絵ちゃんの２つの面
ウィキッド
＝ 彼女が言う「クソみたいな環境、現実」により、茉莉絵ちゃんの中のダーク面が極化した彼女
リドゥでの茉莉絵ちゃん
＝ 茉莉絵ちゃんが心の奥で望んでいた理想的環境で生きることで、 光の面が強く出ている茉莉絵ちゃん
そんなところか。
というより、EP９をクリアした時点での茉莉絵ちゃんは、
光の面 と ダーク面（ウィキッド）が うまく一つに統合した茉莉絵ちゃん
と言えるだろう。
（EP9ラストの「ありがとな」のセリフからしても）
人間は陰と陽、光と闇の両方を抱える者。
一面でなく二面的、多面的存在である。
今回言いたいのは、
ウィキッドも、リドゥでの茉莉絵ちゃんも、
「どちらも本当の茉莉絵ちゃん」
ということである。
■今後の方針と本作のゲームノートPDF
上の画像は２周目バッドエンド後のクリアデータ。１周目が約52時間だったので、２周目は17時間程プレイしたことになります。
とりあえず今回で、カリギュラ2のエンディングはすべてクリア。
ストーリー面はすべて終わったはずです。
（残っているのは楽士との再戦と、チャレンジコンテンツ「プロメテウスの塔」）
次はカリギュラODをプレイして、
茉莉絵ちゃんがカリギュラ1でどのように描かれているのか調査しようかな、と考えてます。
（ただ、並行でプレイするゲームが多数なので何時になるか･･･(^_^;)）
ということで、カリギュラ2はここで一旦終了。
終わりをむかえましたので、『空の軌跡 the 1st』＃２１に書いた新たな試み「ゲームノートのPDF化」の第１回目はここにすることにします。
■Caligula2-カリギュラ2- (switch) プレイノート（全４２回）
上記リンクまたは画像、どちらをクリックしてもPDFへのリンクとなっております。
プレイ＃３８から丁寧に書くようにしたので、それ以前の出来はかなり適当です（笑）。
※スマホのブラウザPDFビューアーだと、文字が小さくてかなり見づらいです。PDFリーダーソフトの設定などを駆使してみてください。できればPC推奨。
ネタバレになりそうな回は冒頭に「ネタバレあり」と入れましたが、多少抜けがあるかもしれませんのでお気を付け下さい。
ゲームレビュー一覧にも今後、PDFのリンクを入れていく予定です。
このゲームノートにより、管理人のゲーム愛を感じ取ってもらえれば！
ではまた、別のゲーム感想でお会いしましょう！（あるいは、カリギュラ2の続感想があればそこで）
カリギュラ2 が好きな人の数
2025/10/11 (土) ロマンサーさん より
更新お疲れ様です〜
ここまでベタ誉めするのは珍しい！
余程artoさんの好みに刺さったんですね♪ 「世間の評価は当てにならない」に禿げあがるほど同意ｗ
ボロクソに叩かれてるDQ3リメイクやサガエメも、 私には良作としか思えなかったですし。 日本は同調圧力が強いし、少数派への当たりも強いし、 思考停止で多数派に同調して気持ちよくなってる人が多すぎなんですよね〜 てかExcelに日ごとの評価をまとめてるの凄すぎｗｗｗ
#20も見ましたが、バトル確かに面白そう！
行動によって待機時間が変わるのはFFタクティクスやトライアングルストラテジー、 未来の状況が見れるのはサガスカ・サガエメを彷彿させますね。 この辺のハイブリッドといった感じでかなり戦術性が高く、 私のように、頭を使う戦闘が好きなゲーマーならハマれそうですね！ 因果系譜も楽しそう！
NPC同士の関係が複雑に絡み合うツリーはゼノブレイドシリーズのキズナグラム、 NPC全員にプロフィールが設定されてるのはオクトパストラベラーっぽくて作り込んでありますね〜 これは「キャラの深掘り」を重視するartoさんが好きそうだｗ こういうのあると1人1人に愛着が湧くし、 「そのキャラが本当に生きている」って実感が持てていいですよね。
「現実」と「心の奥」を行き来するシナリオもペルソナ5っぽいですし カリギュラ2に興味が湧いてきました！ artoさんの言う通り、女の子も可愛いですし♪ ぶっ刺さるコンテンツに出会えた時の喜びは半端ないですよね〜 これだからオタクはやめられねぇ！！ｗｗ
一つ要望いいでしょうか？
「この先は大きなネタバレが含まれています」の辺りから ネタバレを視界に入れないように、Eポイントまでスクロールさせるのが少し大変だったので 赤字付近に「本作のEポイント」に飛べるリンクを貼るか、 目次の#30の下に小項目を置き、各段落へのリンクを貼って頂けると 未プレイ者もより読み易いかもしれません。
差し出がましくて申し訳ありません！
html全くわからないので「技術的に無理」 「できるけど労力が大きい、または不具合が出る」 ということであれば無視してください！ 次の更新も楽しみにしてますね♪
（2025/10/12 管理人artoより返信）
ロマンサーさん、いつもコメントありがとうございます！ 『カリギュラ2』、刺さりましたよ〜。 こういう「人生で出会えてよかったソフト」に出会えた時は本当に嬉しい (*´∀`*) 「ゲームやってて良かったぁ〜」と思いますし、製作者への感謝が自然と浮かびますね。
＞#20も見ましたが、バトル確かに面白そう！
バトルは本作の推しポイントの１つです♪
コンボとか、ちょっと格闘ゲーム要素が感じられ（といってもテイルズのように、キャラを自分で動かすレベルでないですが）、コンボの繋げ方がプレーヤー次第で無数にあって、とても新鮮で面白かったのです！
バトルシステムが１作目から分かりやすくなったのも大きなポイント。 加えて、キャラ、お話、楽士の作った楽曲の素晴らしさ。
私が思うRPGの重要３大要素（ストーリー、バトルシステム、キャラ）をバランスよく満たしちゃってます。
ただ感想に書いたように、
ラスト付近の展開は人によって･･･
という部分があるので、プレイされるならそこは注意ｗ
しかし、
すべてがベタ褒めな作品より、
少し抜けてるところがあるソフトも、 可愛いじゃあ〜りませんか！（愛は盲目、になってるのかな？ｗ）
＞NPC同士の関係が複雑に絡み合うツリーは
そう、ゼノブレイドにも似たシステムがあるようですね。 この辺の意見は、ロマンサーさんのゲーム経験値の高さをうかがわせます。私も負けじとプレイしてかないと！ｗ
たしかにペルソナ5に似たところがあります。
ペルソナ5は「社会への不満を力に変えて、ペルソナとして顕現〜」のような感じで、 本作は「現実への後悔、不満、鬱屈した感情」を「カタルシス・エフェクト」として爆発させて力にする。
要するに「ロック」ですｗ
話は違いますが、アニメ『ガールズバンドクライ』も昭和の古臭いロックンロールみたいなところがあって、
ペルソナ５ ＝ ガールズバンドクライ ＝ 本作 ＝ すべてロック、みたいなｗ
そんな共通点を考えていました。
「カタルシス・エフェクト」 ＝ その人の他とない心の形、心の力
この定義がもうペルソナ（女神異聞録からの）だよな〜と。
＞一つ要望いいでしょうか？
ロマンサーさん、ご要望、ご提案をありがとうございます！ 早速、注意文にEポイントへ飛べるリンクを貼りました。
「目次の下に各段落へのリンク」は少し負荷がありますので、スミマセン、今回は見送らせていただきます。
しかしこのご意見（目次の下にリンク）は、私の発想になく、
「いやたしかに、それもアリかもしれないな」
と新たな検討材料になりました。
次回以降のクリア後感想に付け加えるかもしれません。ありがとうございます。
⇒2025/10/15 「この記事の目次」を試しに追加してみました！
＞差し出がましくて申し訳ありません！
いえいえ。
私としては、記事を見た方の 「ここが見易かった」「ここが見づらかった」その他色々、 素直な想いを知りたい、というのがあります。 ご要望、ご提案をすべて受け入れることは難しいと思いますが、 ロマンサーさんの、皆さんの「素直な、正直な想い」をぜひお聞かせいただきたいです。
（できれば、管理人があまり傷つかないような意見をお願いしたくｗ）
それではまた〜 (・ω・)ﾉ
カリギュラ2 が好きな人の数
※2025/10/9〜 スマホ閲覧時、「Google Chrome」で文字が拡大されず読みづらい問題が発生してます。Chrome以外なら本文は普通に見れますので、Chrome以外のブラウザで閲覧をお願いします。（Edge、safariが一番問題なし）
皆さん、こんにちは。
変人変態管理人artoです。
『カリギュラ2』、クリアしました。
このゲームをクリアして、まず言いたいこと。
フリューさん、いいゲームをよく作ってくださいました！ 中古の値段が安かったり、低評価が多かったりするかもしれませんが、めげないでください！ 私はカリギュラ2を全力で評価します！
感想へいく前に購入経緯を。
元々、１作目である『カリギュラ オーバードーズ』から関心があるソフトでした。
なぜか？ 私は『女神異聞録ペルソナ』『ペルソナ2罪、罰』が好きで、 そのシナリオ担当の里見直さんが関わっているという話を聞いたからです。 加えて音楽は、まさかの増子津可燦さん（『真・女神転生』シリーズ）。
このタッグが今の時代に蘇るとは！これだけで私にとって興味津々なソフトになりました。
（※お二人は実際、これまで同じ作品に関わってないかもしれないので、蘇るというのはちょっと違うかもしれませんが）
それで、カリギュラ1は発売当時に購入。
しかし、当時はバトルシステムに慣れなくて、Storkのところで途中断念。
その後、カリギュラ2が発売。
PVを見たりして「これは１作目より出来が良さそうだ」と１年前から気になっていたんです。
そして2025年7月。
中古で安かったこともあり、池袋GEOでSwitch版を購入（1000〜1500円程度）。 そんな経緯です。
では感想へ。
カリギュラ２の何が良かったのか？ そのあたりをメインに書いていきます。
この記事の目次
■カリギュラ2の良かった点と感じたこと
１．バトルについて（２回目）： 細かな良い部分
２．登場する楽曲の良さ
３．NPCキャラと因果系譜の作りこみ
４．キャラクターデザインの良さ
５．キャラの個性とキャラエピソード（ネタバレあり）
６．エンディングを見た後に私が感じたこと（ネタバレあり）
７．本作のEポイント（E＝エロ）
８．本作の不満点は？
■総評とまとめ
■カリギュラ2の良かった点と感じたこと
○ バトルについて（２回目）： 細かな良い部分
本作のバトルの面白さについては、
プレイ＃２０「今作のバトルについて」に記述しました。
独創性あり、かつ、プレーヤーの創造性が反映されるこのバトルが本当に面白い！
これまでに記述した以外の内容ですと、
○ 攻撃モーションの良さ
それぞれのキャラが個性的な武器を持っていて、色々な技を魅せてくれる。 例えば、主人公（女）の上昇しながら二刀短剣で回転斬りを繰り出す「ハイディスターブ」。 切子の刀による飛び道具「カミカゼ」。 茉莉絵ちゃんのスライディングしてから飛びのき銃を乱射する「コンカッション」。
これはあくまで一例で、 ささらさんの華麗な薙刀さばきや、吟の空中銃撃など、挙げたら枚挙に暇がない。
武器を構えるポーズも素敵！
例えば、上は茉莉絵ちゃんの勝利ポーズであり、構えのポーズ。
「技を選択する → 肩で息をするキャラ → 武器を構えてタイミングを図り → 技を出すために走っていく → 技を繰り出す」
一連の動きが流れるようで、 毎度見惚れるほどである。この感覚、伝わるかな〜。
正直、このキャラ達で格闘ゲームを１本作ってほしいくらい、モーションが良く出来てる！格好いい！
3D映像の美麗さはそこまで高くないと感じたが（これは『空の軌跡 the 1st』感想で書いた、Switchの性能が影響してるのかもしれない）、キャラのモーション自体は、制作陣、かなりこだわって作ったのではないでしょうか。
○ スキルの豊富さ
これも良かった。
各キャラが多くのスキルを持っていて、 ちょっとレベルが上がるだけでポンポン覚えていく。 スキルには様々な効果があり、動きが多彩で、 バトルを長く楽しめる要因の１つになっていた。
● フロアージャック
前回書かなかったシステム。
画面右のボルテージメーターが溜まった状態で×ボタンを押すと、キィがそれまで覚えた歌を唄い、メーターがなくなるまでの時間、メンバーの能力がパワーアップする。これも面白いシステムだった。
ちなみに本作のボス必勝法は、
�．椒垢�RISKゲージ（格ゲーで言うガードブレイクゲージ）を溜めていく
��RISK BREAKした瞬間にフロアージャックを発動する
�３謄�ャラ、超必殺技（オーバードーズスキル）を使う
どこかに載っている訳でないけど、これは間違いないｗ
パンドラ戦でこれを覚えてから、ボス戦で苦労した記憶がない。 あまりに強力なので、人によっては使用禁止にしてもいいくらいである。
○ 登場する楽曲の良さ
本作の舞台となるリドゥという世界。
その世界を支配するのが「リグレット」というバーチャドールであり創造神、そして、リグレットに楽曲を提供する「オブリガードの楽士」。
要するに、唄が力を持つ世界観であり、
作中のキャラが実際に唄を歌う設定であり、唄がゲームの世界観に包含されている作品である。
このような作品を他に挙げると、
例えばゲーム『アルトネリコ』シリーズ。アニメだと『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズ。こういう作品、とてもいいですよね♪好きです。
登場する楽曲はどれも有名なコンポーザーの方々が作られたようです。 １作目同様、ゲームの売りの１つの様子。 たしかに登場する楽曲はどれも良いのです！
万人受けするキレイな曲調というより、
それぞれの楽士の想いがこもった、一癖も二癖もある個性的な楽曲。 まさにカリギュラ2の世界に入り込んでいる曲であります。
（楽士が楽曲を提供する → リグレットが唄う → その人気と熱狂よってエネルギーを得るという世界）
私が特に好きだったのは、
�．�ルターガーデン ＝ 繊細で傷つきやすく、かつ、白百合のような可憐さのあるパンドラさんの曲。まあ歌詞は、アイドルオタクの悲劇を歌った「ヤンデレ」的なものｗ
��祈っているだけ ＝ クランケの曲。この曲を聴くと、彼女の想いは純粋だったと思える。歌詞は重く感じるが、爽やかで軽いメロディーラインは好み。あと、この曲は茉莉絵ちゃんを表した曲とも感じる。例えば「季節だけが残酷に過ぎていく この先の答えなど言わないで」の部分は、事故後、動けなくなった身体となり、病院のベッドから外を眺めて呆然とする彼女を連想させる。
��xxxx/xx/xx ＝ ブラフマンの曲。最後に相応しい、カッコよさを含んだ曲。この曲のおかげで、最終ステージを進んでいる時、一番心がたぎった！ まさにブラフマンの想い、魂の慟哭が表れている。
ただ歌詞の一部「君と最期を遂げられなかった!!何もできずに見送った」。 このあたりがよく解らない。ブラフマンと×××って、別に現実で死んだ訳じゃなくない？ 現実で生きた状態でリドゥに来てるんだよね？ それなのに、最期を遂げられないってどういうこと？ ブラフマンに関しては、もう少し調査を続けたいところです。
（バトル中は、そのステージの楽士が作った楽曲が流れる）
△ 戦闘でかかる楽曲の中に、ずっと聴いてると疲れる曲がある
件さんの楽曲「ミス・コンダクタ」。
曲自体はちょっと和風な、中毒性のあるメロディー。
数回聴く分にはイイ曲。
なのだけれど、これをバトルで長時間聴いてると 負担が大きい。かなり疲労度が増してくるｗ
オプションに「バトル中のボーカル曲のON/OFF機能」があったら、尚良かったかもしれない。
● ボーカルの裏で支える増子さんの曲
ボーカル曲で影が薄くなっているが、
増子さんのBGMも、本作の世界観に合っていたことを伝えたい。
本作は私の中で 『ペルソナ１、２』系譜の作品、 里見直さん系譜の作品なので、 『真・女神転生』を作った増子さんの曲は実にマッチしてました。 初めの戦闘曲や日常曲は増子さんらしさがありましたし、『真・女神転生』の「Law」のような雰囲気の曲もありました。評価！
○ NPCキャラと因果系譜の作りこみ
本作には「因果系譜」という、簡単に言えばNPCの人物相関図がある。
プレイ＃３のマキナ戦後、初めてこれが出てきた時、その量に
私は驚愕した。 恐れおののいた。 戦慄が走るほどだった。 【管理人のハートが震えたポイント その１（驚き）】
関係を結べるNPCは全部で何人いるのか？
100人？200人？
拡大率を最大縮小にしても、一画面に全く収まらない量なのである。
１人１人に会話パターンがあり、
WIRE（LINEアプリ）でやりとりもできる。
（WIREは多少、重複した内容だと思うが、さすがにここまですべてオリジナルにできないだろう）
クエストも半数以上のキャラにあり、膨大な量。
そしてプロフィール。
NPC１人ひとりのリドゥでのプロフィールと、 クエストクリアし「踏み込む」を選ぶことで見れる現実のプロフィール。
この因果系譜の作りこみを理解した時、
私は制作陣の本作に対する想いと愛をひしひしと感じた。
『ベルセルク』でパックがガッツを「凄い剣士だ」と評したように、 「これは凄いソフトだ･･･」と。
決して、いい加減な想いで作られたソフトでないと。
プロフィールを全員作るのに、どれだけ大変だったことだろう。
まさに脱帽。いや、敬意を表して帽子だけでなくパンツも脱ぎたいくらい（ボロン）。
たしかにカリギュラ1も、NPCとクエスト量が凄かった。
しかしどこか無機質な感じで、面白みがなかった。 本作はそのあたりを改善、パワーアップさせてきた。
『空の軌跡』シリーズなんかもそうですが、
NPCをよく作りこむ作品 ⇒ その世界の深みが増す
というのはあると思うんですね。
本作もNPCを作りこんだ結果、
「リドゥにいる１人ひとりに、様々な現実と後悔があるのだなぁ〜」
と、プレーヤーの中にゲームの世界がますます色づいてきた。 この作りこみはGreat！でありました。
○ キャラクターデザインの良さ
前述の通り、本作の3Dグラフィックは粗がある。
私としてはこのくらいでも十分であり、味があって好きなのだが、 もっと好きなのは2Dのキャラグラフィック。
キャラデザはおぐちさん。
１８禁ゲームをほぼやらなくなって以来、
個々の原画家さんにあまり傾倒しなくなったけど、 この方の絵は私のハートにストライクヒットしました！
男性キャラはカッコよく、女性キャラは可愛く美しい。 塗りも文句なし！
１００点中１００点をあげる！
カタルシスエフェクト（簡単に言うとキャラごとの武器発動中）のデザインも素晴らしい！
例えば、上部２枚目のささら先輩。
破けたスカートが妖艶であり、かつ、天女のはごろものようなものを纏い、 全体として形容しがたい美しさがあります。 それと、エフェクトで発現するそれぞれのキャラの華がビューティフル！
主人公（女）のデザインも、
前髪を分けたポニーテール、涼しげな目元と端麗。
これでは、何周するとしても女主人公しか選べないじゃないですか！ｗ
そして茉莉絵ちゃんは可愛さ1000％！
彼女のエフェクト中、腕がないのもイイ。
デザインがどことなく『女神転生』的怪しさを含んでいます。
また、楯節学園の制服デザインもシックでオシャレ。各キャラが独自にアレンジしているのがGOOD！
例えば、主人公（女）の花柄アンダーウェア。
これはスカートの上に巻いているのか、スカートの代わりなのか？
このような制服のアレンジも 『女神異聞録ペルソナ』に似ている点であります。
最後にもう１つ。
メニュー画面のUIデザインや色遣いも、 『ペルソナ5』のような派手なオシャレ感ではないが、センスが良い。
全体通して、制作陣の奥ゆかしいセンスを感じさせる作品です。
○ キャラの個性とキャラエピソード
私が思う良いゲーム、良いRPGにとっての大切な要素「キャラクター」。
登場キャラが個性を発揮し、
深く描かれてることが大きなポイントだと思っていて、 本作はその点をよく満たしていました。
登場キャラ全員に愛着があります。
キャラ同士の掛け合いが面白く、
やはりどこか『ペルソナ１、２』の趣きがあり、
里見直さん本人、あるいは、その系譜の者がこのゲームを作ったとしか思えないくらいですｗ
（里見さんは表記上、世界観監修となっていますが）
キャラを深く描く手段としてあるのが「キャラエピソード」。
これ自体は、他のゲームでもよく見られる手法。
ただ本作には、個性的な「心の奥に踏み込む」というのがあります。
キャラエピソード６あたりまで進めると突如表れる不穏な画面。
「心の奥に踏み込みますか？」の選択肢。
各キャラの隠された現実の状態、心の奥にある想いが明らかになっていきます。
（私はカリギュラ1で未体験だったのですけど、「踏み込む」は1から既にあったのですね）
感覚としては、
『アルトネリコ』シリーズのコスモスフィアの深層に入る感じに近い。
そして明かされる現実は、かなり衝撃的なものばかり！ これは実際にプレイして体験するのをオススメします。
※この先は『Caligula2-カリギュラ2-』の大きなネタバレが含まれています。未プレイ者は楽しみを守るために「本作のEポイント（E=エロ）」まで飛ばすことをオススメします！
それでも、感想の奥に踏み込みますか？ （Y/N）
私がキャラエピソードを制覇したのは、
ささら、吟、切子、二胡、茉莉絵。
鐘太先輩と小鳩と劉都は心の奥まで見れてません。
初めに制覇したのがささら先輩。
正直、度肝を抜かれた！ささら先輩、８６歳かぁ〜ｗ
だが言葉遣いやら、機械や英語が苦手な点やら、 このゲームは細かいところで伏線を張っているのに気づきました。
次の吟も思わず「マジか！」と叫んだ。
２人を見た時点で 「このゲームは深層に大きな仕掛け（楽しいサプライズともいえる）を入れたんだな」 と、あらためて気を引き締め直したｗ
二胡なんかも、
双子の片方である二胡が亡くなり → 親がその死を認められず伊織を二胡と認識 → 伊織はそれを否定し、結果、家族が崩壊してしまった → 伊織はその時の選択を後悔し、リドゥで二胡として生きることを望んだ
という悲痛な、壮絶な経緯の持ち主。 まるでアニメ『Angel Beats!』の直井を彷彿とさせるものだった。
ここまでが本作の良い点です。
次は、本作の衝撃的なラストとエンディングについて、 色々感じることがあったのでそれを書きます。
エンディングを見た後に私が感じたこと
※この先も『Caligula2-カリギュラ2-』の大きなネタバレになります。未プレイ者は楽しみを守るために「本作のEポイント（E=エロ）」まで飛ばすことをオススメします！
以下、箇条書き。
・「終わってしまってさみしいなぁ〜」と思うレベルのソフトだった。
・最後の顛末（リドゥは、ブラフマンという父がリグレットという娘の為に作った箱庭）
これについては、批判がかなりあってもおかしくないと感じた。
私としても、思ってた以上にちっぽけな顛末だったので、「え？そんな顛末だったの？」と肩透かし感があった。が、ダメージはそんなに無かった。それなりに受け入れられた。
・大魔王の皮をはぎとったら、中身は赤子だった。そんなイメージ。
・このゲームにおける製作者のメッセージ
ラスト、帰宅部メンバーと別れるシーンでのキィのセリフから解った。
人間賛歌
現実賛歌
地球世界を生きる我々へのエール
こういう作品はいいな、と思う。
・本作はテーマは「後悔」「やり直し」
一見ネガティブなものだが、人の後悔とか苦悩には、人が生きることの美しさを含んでいると感じた。
歪みがあるからこそ美しい、というのはある。
そして、後悔があったとしても
「現実でいつからでもやり直せるんだ」
という前向きなメッセージがあった。
まさに『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のサブタイトル「YOU CAN (NOT) REDO」。
・アフターストーリーとして、
現実に戻った後の帰宅部を見たかった！少しでもいいから見たかった！特に茉莉絵ちゃん！ 今からでもいいから、作ってくれませんか？フリューさん。
・ブラフマンとリグレット
ブラフマンの娘に対する愛は、どこか歪んだもの、偏執的に感じた。
だが、楽曲を見る限り、愛していたのに間違いはなく、 ２人の間のわだかまりが何とか解ければ良かったのにな、と思った。
・クリアして１日経って思うこと
なんでこんな顛末にしたんだろうな。
ブラフマンの動機はすごく個人的なもの。 表面的にみれば、矮小で、ちっぽけで、物語の結末をかざるのにふさわしくないようなもの。
しかし、製作者が敢えてそのような物語にした理由がある気がする。
作者は、物語に出てくるラスボス＝人外の大魔王とかでなく、 敵も「同じ人間」であり「人間くささ」を持っている。 それを表現する物語を書きたかったのかな。
（全部読んでないが、最近の人気作でいえば『鬼滅の刃』のように）
本作のEポイント（E＝エロ）
本作はエロについて力を入れてない作品なので、
一般的な男性がエロを見出すのは「QPの胸」くらいかもしれない。私的チェックポイントを挙げると、
１．ささら先輩の胸
興玉駅構内に佇む、２番目に仲間になる美しい女性。
楯節学園の厚いブレザーの下から大きく主張するソレを見れば、 ささら先輩がかなりの立派な聖杯をお持ちであるのは疑いがなく、 少なくとも、帰宅部メンバーの中で優勝カップであるのは間違いない。
でもささら先輩、実年齢がは（略）。
（上の「最近、嫌な夢を見ませんでしたかー？」は、声優さんの演技も相まって何度でも見たい場面です 笑）
２．パンドラさんの胸
アッシュグレイの美しい髪を持つパンドラさん。 細身で長身、スタイルも良く、清楚な雰囲気が魅力の彼女。 何気にお胸も素晴らしいことを、我々、変態仮面は見逃してはならない（我々？）。
３．ささら先輩と麻利絵ちゃんのおっ○い比較画像
さすがにささら先輩には敵わずとも、
我が嫁・茉莉絵ちゃんも、決して小さくはない。 年相応の、丁度良い大きさを放っているというのが、おっ○い見巧者である私の見立て。
ちなみに、主人公（女）は微乳（＝小さくともキラリと光る胸）。 俊敏で華麗な短剣さばきをするには、この大きさである必要がある。大きいのがすべて良いという訳でないのである。
他には、以前紹介した
切ちゃんとQPのおパンツくらい。 これくらいしかEポイントを見出せないとは、我もまだまだ精進が足りないな。
本作の不満点は？
１．ラストの展開と顛末
上でも書いた。
これは一般的に見て、多くのプレーヤーから批判、興醒めとなる可能性が高い。 私としては、肩透かしはあったが、むしろ「なぜ、製作者はこの顛末にしたのか？」と研究したいくらいの興味が湧いた。大きなマイナスとまでいかなかった。
２．敵キャラ（ザコ）のバリエーションの少なさ
ドラクエよろしく、敵キャラに魅力があるのもRPGの好ポイントだと思うので、 もう少しバリエーション、個性があった方がよかった。
（ただ、これは２周目以降のオプション「敵レベル」の変更を可能にするため、「この敵はこの外見でこのレベルで〜」といった個性をつけなかった意図があるのかも）
あとは全体的に見て、 そこまで不満、マイナス点は思いつきませんでした。
■総評とまとめ
それでは、『カリギュラ2』の総合評価を。
総合評価：【愛】神 93点
久々の９０点オーバー！神レベルの作品！
評価の前の
【愛】 ＝ 私の人生において、愛すべきゲーム、愛してるゲーム
のことです。
この【愛】は今回から記載を開始。
本作が愛すべきゲーム入りしたことはプレイ＃２３で書いた通りです。
（ちなみに、【愛】作品と点数は完全に比例する訳ではない）
本作を一言で表すと、
『ペルソナ１、２』の系譜の作品を、今の技術で作りました！
というイメージです。
リドゥという世界。
「後悔」「やり直し」を願う人たち。
それらは一見ネガティブに属するものに見えますが、 多くのプレーヤーが共感し、何かを考え、リドゥの人々に愛着が湧くような、親しみやすい題材だったと思います。
加えて、魅力的なキャラたち。
キャラ同士の楽しいやりとり。彼らの苦悩と葛藤。敵も同じ苦悩を抱えた人間であること。
さらに、面白いバトルシステム。そして、唄が力を持つ世界観とステキな楽曲たち。
私としては、
このような魅力的な本作が、なぜ中古1000円という安い値段で売られているのか、理解できない！
「ラストの顛末で興醒めした」「微妙にテンポの悪いバトル」。 このあたりが低評価をつけた方のひっかかった部分なのかもしれない。 だが本作は、それを差し引いても余りあるほどの魅力がある！ 「世間の評価とは、当てにならないものだ」とあらためて思いました。
（むしろ本当に良いゲームは、世間に評価されなかったり、低評価の陰に隠れているとすら思ってます）
まあ、そう書く私も、
最後の顛末が客観的にマイナス要素だろうということで、 点数を引いたのはありますが（笑）。
本作をオススメしたい方は、
・『ペルソナ1、2』が好きな方
・変わったバトルシステムが好きな方
バトルシステムは、これまでプレイしたRPGの中でも 斬新であり秀逸！本当に面白いものでした！
逆に、本作をオススメできない方は、
・テンポの良い戦闘を期待する方
・何事も急いでクリアしたい方
戦闘に多少時間がかかるのと、 膨大な因果系譜を味わう為に、ゆったりとした気持ちでプレイしてほしい作品です。
本作の良い点、気になる点をまとめると、
●本作の良い点
・独創性のある面白いバトルシステム
・登場する楽曲の良さ
・NPCキャラと因果系譜の作りこみ
・キャラの個性とキャラエピソード
・「後悔」「やり直し」という親しみやすいテーマと前向きなメッセージ性
●本作の気になる点
・戦闘でずっと聴いてると疲れてくる曲がある（ボーカルON/OFF機能が欲しい）
・ザコ敵の種類、デザインが少ない
・ラスト付近の展開と顛末
本作の総プレイ時間は約52時間。
プレイ記録は上の通り。
ちなみに、途中のもう1つの選択肢をやるのと、我が嫁・茉莉絵ちゃんを調査するため２周目に入ってます（笑）。私がすぐ２周目をプレイするのはそうそうないことで、このソフトの出来を物語っています。
本作における管理人のハートが震えたポイントは、
【その１】NPCキャラと因果系譜の作りこみ
⇒これは上に書いた通り
【その２】パンドラ戦、死闘
⇒まだバトルシステムに慣れてなく、必勝戦法も知っておらず、なぜか主人公の武器が外れてて、倒すのに４０分くらいかかった･･･。めちゃくちゃきつかった･･･。
【その３】異界化した病院、茉莉絵ちゃんの現実公開
⇒これはプレイ＃２０に書いた内容
の３回でした。
最後に。
冒頭にも書きましたが、もう一度。
フリュー制作陣の皆さん。このようなゲームを作ってくださって、本当にありがとうございました！ これからも本作のような、個性をバリバリ発揮したゲームを作っていって欲しいです。<(_ _)>
それでは、また、次のゲーム感想でお会いしましょう！
Fin 変人変態管理人artoより
＜記事作成後記＞
カリギュラ2をクリアした後、 『Caligula Overdose -カリギュラ オーバードーズ-』を買いました。 一度捨てたものを買い直しましたｗ
PS4版、中古で500円ｗ
一方、Switch版は中古で3000円以上。
この違いが分からない･･･。
もう5時間程度やってます。
今の時期、『空の軌跡 the 1st』『ドラゴンクエストI＆II』とプレイするものが多いというのに、 その裏でカリギュラ1、2（２周目）をプレイする管理人。でも1をまた途中断念したらどうしようｗ
カリギュラ1、2の感想をどこまで書くか分かりませんが、 書いた時はまたよろしくお願いします。
管理人のカリギュラ熱はまだ冷めてない様子。
ちなみに、カリギュラの世界設定
「今、我々がいる世界は夢のようなものであり、真なる現実が他にある」。
『女神異聞録ペルソナ』のOPに出る「胡蝶の夢」に近い世界観で、 里見直さんはこういった世界観が好みなのだろうかｗ
カリギュラ2 が好きな人の数
ゲーマー仲間、アニメ仲間、ゲームサイト同志の皆さん。
こんにちは。artoです。
先日、久しぶりに『カリギュラ2』を触ってから、カリギュラ2が面白くて面白くて。
このゲームは多分、広く知られてない。隠れている。
つまり「この隠れた名作をぜひ広めたい！」。 そう思うほど楽しませてもらっています。
9/19に『空の軌跡 the 1st』を予約しているのですが、空の軌跡を未開封で積んで、カリギュラ2を優先 → カリギュラ1再購入まである！
今後の進め方を悩んでおります。(;´・ω・) ｳｰﾑ
７章で件（くだん）を倒したところまでいきました。
ちなみに前回の後、
茉莉絵ちゃんを「殺す or 殺さない」の非常に重々しさ溢れるデザインで作られた選択肢は、もちろん「殺さない」を選びました。
１．引用厨、偉人の名言厨の件さん
前回のマップは異界化した病院。
今回は興玉（おきたま）駅２回目。子安線の方面。
（この子安という名は、声優の子安さんから取った可能性が大だろうｗ）
デジヘッドの大群に捕まった場合の戦闘がかなり厳しかったのだが、それより印象に残ったのが件さんの発言。
この引用の多さは何なのか？ｗ
知識のひけらかしか？ｗ
あまりの多さに笑ってしまった。
「知というのは、大方が悪才なり」（上田秋成？）
「道徳の世界は、大部分が悪意と嫉妬とから成り立っている」（ゲーテ）
「人の心、元より善悪なし」（道元）
他にもあったかもしれない。 ここまでくると、もはや件さんの個性といえるｗ
二胡ちゃんがプレーヤーの心を代弁してくれたｗ 同感ですｗ
それにしても、
茉莉絵「私、あなたのこと気にくわないです･･･！」
あの茉莉絵ちゃんが、ここまで言うのは珍しいｗ
帰宅部メンバーのほとんどから嫌われてる件さん。 少しだけ同情してしまう。
しかし、最後に二胡を助けたのは何だっただろう。 どういう心理、心の動きから助けたんだろう。本作は、キャラと楽士が対の関係になってるようなんだけど、
切子 −−− パンドラ
二胡 −−− 件
劉都 −−− ドクトル
この対のペアって、お互い、すごく複雑な心情を持っているよね。
アンビバレンスな関係というか。
２．意表を突く展開
※この先は『Caligula2-カリギュラ2-』のネタバレが含まれています。未プレイ者は楽しみを守るため、この先を避けることをオススメします。
空飛ぶキィトレインｗ これは『銀河鉄道999』のオマージュかｗｗ
件を倒した後、
街がなぜか闇のエネルギーに飲み込まれ、
キィトレインが向かった先は、なぜか天空の方へ。これは呆気に取られました。
（後々、リドゥが再構築されるためと判る）
この展開は予想しておらず、
アトラス作品『アバタールチューナー 2』の太陽突入とサーフ達の合体、まではいかなくとも、中々の超展開ではないか、と。
おそらく製作者は、
少し意外性のある展開を入れることで、
物語にダイナミックさを持たせて、
プレーヤーを驚かせ、楽しませたかった。そんな意図だと思う。
例えば『ペルソナ２罪』で言う、シバルバー浮上と同じようなｗ
本作と過去のアトラス作を比較すると、 本作は『ペルソナ１、２』系譜の作品であり、 里見直さん系譜の作品だな、と。これは随所に感じる。
（里見直さんは「世界観監修」と書かれているけど、実はもっと深く入ってるのでは？）
上の小鳩のセリフは、 この超展開に対する、製作者の自分達への皮肉の言葉ではないかとｗ
今回はここまで。
プレイが進むほど、解かってくるほど面白くなるカリギュラ2。
まだクリアをしてませんが、今回のプレイで
私の愛すべきゲーム、私が愛してるゲーム ＝ 『カリギュラ2』
を認定しました！
●最後にひとつだけ
茉莉絵ちゃんのキャラエピソード9での 最後の一言。
「ありがとな」
あれは何！？
誰なの！？
怖い怖い！！
あれが「ウィキッド」なのかな？
１作目をプレイしてれば判るのだろうか。
※茉莉絵ちゃんのエピソード完結奥義（勝手に命名）「ルナティックボマーΩ」のセリフを見ても想像できるのだけど、彼女は他のキャラと違って、今現在の人格と現実の人格・記憶が大きく乖離しているようで、現実の自分を「もう１人の自分」と呼んでるんだよね。ちょっとペルソナ召喚風味なんだよねｗ エピソード9のラストで、現実の人格が少し統合に向かったということなのだろうか。
（ちなみに本作は、キャラエピソードが深層に入った後、スクショ禁止区間になります。製作者の意図はよく判る。が、レビュアーからすると少し残念ｗ）
カリギュラ2 が好きな人の数
オレの、オレの茉莉絵ちゃんがあああぁぁーーー！！
うおおおおおぉぉぉーーーん！！ 【管理人のハートが震えたポイント その３（衝撃）】
ゲーマー仲間、アニメ仲間、サイト同志の皆さん。
変人変態管理人のartoです。
9/19に発売される『空の軌跡 the 1st』に向けて、 他のRPGを一時控えようと思ったのです。
そちらに専念するために。
空の軌跡まではプレイ途中のADVをちまちまやろう、と。
だけどRPGが少しやりたくなって、久しぶりにちょっとだけ『カリギュラ2』を触ったら、
カリギュラ2、面白い！面白すぎる！
他のRPGを控えるルール、いきなり決壊ｗ
私は夜にゲームをする時、 ベッドの上でSwitchを持って、 大体1時間で寝落ちするパターンが多いのですが、 最近のカリギュラ2は長時間やってしまう！
9/11は3.5時間。
翌日少し寝不足に･･･ｗ ヤメ時が見つからず、自制するのが大変なレベル。
今回、私が書きたいのは２点ほど。
今のプレイ状況は、病院の裏口から侵入するという「病院２回目」を進み、 最奥のボス・ドクトルとクランケを倒したところまでいきました。
急にプレイ＃２０のプレイ感想ということで、未プレイの方にとって、いつも以上に解らない記事になるかと思いますが、管理人の魂、ハートだけ感じ取ってもらえれば幸いです。（まあ、ネタバレありなので、未プレイで読む方はいないか）
１．天吹茉莉絵の現実公開
※この先は『Caligula2-カリギュラ2-』のネタバレが含まれています。未プレイ者は楽しみを守るために「２．バトルについて」まで飛ばすことをオススメします。
彼女の名前は天吹茉莉絵。
主人公達「帰宅部」の一員であり、楯節(たてふし)学園の生徒会長でもある。
初めて登場した時は「このキャラ、デザインが可愛いな〜」程度だったが、 プレイが進むごとに 愛すべき二次元キャラ候補になりつつある、今ホットな、 萌え萌えキュンキュンな茉莉絵ちゃんである。
学園祭のお化け屋敷では、お化けを怖がる一面を見せてくれ、
「これからどんな魅力をみせていってくれるのか？」
と甘い想像をしていたのですけど、
病院に着いたら彼女の調子が悪くなり、
別室で寝かされたと思ったら、ドクトルとクランケに囚われて、
「特異点」＝このリドゥという世界の核となる存在
であることが明かされて、
物語の超重要パーソンの位置に急速に上り詰め、 単純に萌え萌えしていられなくなったのである。
異界化した病院を進むたびに出てくる案内モニター。
そこに流れてくる茉莉絵ちゃんの現実。
普段の穏やかな茉莉絵ちゃんとは違う、
ヤンキーママみたいな口調にも驚いたけどｗ
家族？との言い争いで高い場所から落ちて、脊髄損傷で一生歩けない身体に･･･。
それに加えて、
父親からは
「このようになった娘にリハビリも延命治療もいりません。 早く終わりにしたい」という発言。
つまり「早く死んでほしい」というようなことを言われ･･･。
なんだよ、これは。
なんだよ、この父親は･･･。
茉莉絵ちゃん、可哀想過ぎるだろう･･･！
自分の現実を主人公達に勝手に見られるという意味でも可哀想過ぎる。
記事冒頭に書いた私の叫びは、この茉莉絵ちゃんのことである。
そしてボス戦後。
帰宅部が現実へ帰る為、
この時点で茉莉絵ちゃんを殺すか否かを選べ、と。
リグレットに敵うはずがないから、
ここで特異点＝茉莉絵ちゃんを殺すことで リドゥを消滅させた方が得策だ、と。
オレのマリマリを殺すだなんて、 そんなこと、できる訳ないだろう･･･！（怒）
と、いうことで、
とても目が離せない現在の状況。
記事なんて書いている場合じゃないのです。
２．今作のバトルについて
（切ちゃんのパンツベストショットｗ これで興奮できる方は変態管理人の仲間入り）
早く記事を終わらせて、ゲームを先に進めたいけど、
１トピックで終わらせるのはさすがに寂しいので、もう１点。
今作のバトルシステム、面白い。 かなり面白いです！
今作のバトルシステムは「イマジナリィチェイン」。
公式ではターン制バトルとなっているが、味方のターン→敵のターン→味方のターン･･･というような、厳密は区分けはない。
どちらかというと、タイムライン式のコマンド選択型バトルに近い気がする。
バトル中は時間が流れていて、
敵、味方、それぞれ行動すると、行動に応じて一定時間待機。
待機時間が終わるとターンが回ってくる形。
コマンドを選択する際には、
その行動後の敵味方の動きを予測することが出来（未来の動きを映像で確認できる）、敵の行動に合わせてカウンターを取る行動を仕込めたり、 他のキャラとコンボを合わせたり出来るのが特徴。
このシステムが面白いのよ。
（この面白さは画像、文章、動画では伝わらないと思う。実際やってみないと）
初めはクセがあって取っ付きにくいかもだが、
慣れてくるほど、仲間が増えて攻撃が多彩になるほど面白さが上がってくる。
敵のカウンターを取って、コンボを繋げて敵をキレイに倒した時の「やってやった」感。
コンボを繋げている時の総攻撃感、RISK BREAKした後のボコボコ感は『ペルソナ・Pシリーズ』のそれ以上ｗ
そして、
キャラの攻撃モーションが意外にダイナミックで、 全員でコンボを繋げる様は
まるで自ら「サーカスの演出」を創っているかのようｗ
（例えば、主人公の「ソニックレイド」を組み込んだ時）
この感覚、解る方、いますかね？
プレーヤーごとの創作性、オリジナリティーの溢れるバトルシステムなのである。
多分、『カリギュラ1』と基本は同じと思うのだけど、 １よりも解りやすく、コンボもやりやすくなって面白さが増した感じがします。
（カリギュラ1、途中断念したのでうろ覚え）
制作陣は、このような個性的なバトルシステムを良く作ったと感心します！
そして1からよくブラッシュアップしたと思います。GOOD！
（この茉莉絵ちゃんの3Dグラフィックがブサイクなのが、ある意味許せないｗ）
今回は以上。
他にも書く記事がたまっているのもあって、このゲームはプレイ中感想を書くつもりはなかった。
しかし今回、どうしても書かずにはいられなかった！
では、これから ベッドで寝ている茉莉絵ちゃんをどうするか、ベッドで無防備な茉莉絵ちゃんをどうするか、 逝ってこようと思います！グヘヘへー。
カリギュラ2 が好きな人の数