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 【ゲームレビュー】
 パラノマサイト
 FILE23 本所七不思議
 (Switch)
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A-(72点)

販売元: スクウェア・エニックス
開発元: スクウェア・エニックス、ジーン
発売日: 2023年3月9日
キャラデザ: 小林 元
シナリオ:  石山 貴也




 ・簡易版 クリア後総評(ゲームノートPDFあり)(2026/2/15)




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ゲーム仲間、ゲームサイト同志の皆さん。
こんにちは。変態管理人のartoです。


これを書くは2026年2月12日。
立春が過ぎ、春が訪れる前のラストスパート。
仕事先では風邪、体調不良が流行っております。
皆さんの健康はいかがでしょうか。

パラノマサイト FILE23 本所七不思議


ゲーマーは身体が資本。
日々のゲームを楽しむため、
あるいは人生で何百本のゲームをクリアするためには、末永い健康が大事になってきます。
皆さんの健康を今日も祈っております。


私の方は
今年の新作ゲーム購入予定、
年間ゲーム計画
が決まりました。
(管理人のつぶやきか雑記に書くかもしれません)


2026年の新作購入は5〜6本。
電脳世界の果て、ネット上の場末サイトでありますが、
ゲームサイトと謳っているからには、年間プレイの約3〜5割は新作をプレイして、
皆さんに多少なりとも役立つ記事を提供したい所存であります。(´・ω・`)ゞ
(積みゲーが永久に終わらないスタイルw)



では本日の記事。
『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』(Switch) をクリアしました。2026年2本目。


このゲームは、プレイ予定にないところから2月4日に衝動購入。
プレイ期間5日、プレイ時間約13時間の超速クリアとなりました。
今回のクリア後感想は「簡易版」。通常より省いた記事にしてますのでご了承ください。



<この記事の目次>
 ■『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』簡易版 クリア後総評
 1.ゲーム概要と購入経緯
 2.ゲームシステム
 3.総評とまとめ(ゲームノートPDF付き)



『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』簡易版 クリア後総評

1.ゲーム概要と購入経緯

パラノマサイト FILE23 本所七不思議

本作『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は、
ゲーマーの中では、ある程度有名な作品かと思います。


発売は2023年3月9日。
対応プラットフォームはSwitch、Steam、iOS、Android。
定価はSwitchで1980円。ダウンロード販売のみ。ロープライスのゲームです。


開発はスクウェア・エニックスとジーン。
販売はスクウェア・エニックス。
スクウェア・エニックスと言えば説明不要。日本ゲーム会社の雄。
株式会社ジーンは『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』や、かの『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』を開発した知る人ぞ知るゲーム会社。


『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』の完成度には私も脱帽でしたので、 本作でこの会社名を見た時は「おっ!」と興味惹かれました。



ゲームジャンルは「推理、ミステリー系ADV」。
公式では「ホラーミステリーADV」となっております。
内容は
「昭和後期の東京・墨田区を舞台に、呪いの力を得た9人の男女が本所七不思議に隠された<蘇りの秘術>を巡って、それぞれの想いをぶつけ合う、群像ホラーミステリーADV。最後にあなたを待ち受ける謎とは・・・!?」(公式サイト)
というもの。

パラノマサイト FILE23 本所七不思議

ゲーム画面は、
立ち絵があってテキストウィンドウがあって、
文章を読み進める基本的なノベルADV形式。

ただし本作は、単純なノベルというより
コマンド選択型ADVの要素を含んだゲームになっております。詳しいシステムについては後述。



ディレクター、シナリオは石山貴也さん。
キャラデザは小林元さん。
石山さんは初耳の方で、『探偵・癸生川凌介事件譚』シリーズの脚本を書かれています。
『探偵・癸生川凌介事件譚』というと、
Switchでダウンロード版が販売されていて、
2026年1月29日にパッケージ版が発売されたようです。


小林元さんも私的初めての出会い。
『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』『新すばらしきこのせかい』のキャラデザをされた方のようです。
(蛇足。自分は原作発売当時、『サガ2』(GB) より『サガ3』(GB) の方が好きでした。たぶん異端児 笑)



次に購入経緯。
本作は様々なゲームブログで耳にしていたので、
以前から存在を知っていました。
「ゲーマーとしていつかやろう」と思っていたところ、2026年2月4日に75%オフの495円で販売されていたので、いい機会と思い購入した流れ。


その結果、2月8日にクリアしちゃったよーんというお話です。
では次のゲームシステムへ。


2.ゲームシステム


今回は「簡易版 クリア後総評」ということで、
ゲーム概要と総評まとめ、その2項目のみにしようと思っていたのですが、 本作はシステムに少し特徴がありますので補足しておきます。


●360度ビューでのマウスポインター

パラノマサイト FILE23 本所七不思議

本作は先述した通り、
立ち絵と背景があってテキストを読み進めるノベル式。
ですが、マウスポインターで画面をクリックしていくのが基本画面となります。
『同級生』(PC18禁) など昔のelf作品でよく使われた、懐かしくも最近では見なくなったシステムですね。


特筆すべきは背景が360度になっている点。
ポインターを左右にずずっと動かしていくと
googleマップ的に360度調べることができる(すべてのシーンではない)。
2D背景が360度のゲームは『デスピリア』(Dreamcast) くらいしか思いつかない私としては、 「おお〜!」と感じました。

パラノマサイト FILE23 本所七不思議

ポインターでキャラの口元をクリックすると会話シーンへ。
会話では、聞きたい内容を選んで情報を引き出していく「コマンド選択型ADV」の形式となっており、
単純なノベルというよりプレーヤーの主体的行動を重視したシステムになっています。


●移動MAP

パラノマサイト FILE23 本所七不思議

場所の移動はマップです。
東京都墨田区本所の七不思議にまつわるエリアを移動していき、 人に会ったり場所を調べたりして情報を得る流れ。
移動MAPがあるだけで、推理ADVの匂いが漂ってきます。
いやぁ、MAPって本当にいいもんですね(水野晴郎風)


○ ストーリーチャートと複数主人公のザッピング

パラノマサイト FILE23 本所七不思議

また、本作のゲームシステムは
複数の主人公を変更しつつストーリーを進めていくスタイルです。


複数の人物が同じ場所、同じ事件に関わっており、
時に主人公同士が交差し、
時に他の主人公のお話が進むまでロックがかかる。


『EVE burst error』に代表される
ザッピングシステム(複数主人公の視点変更)といえます。


それぞれの主人公のルートと、ストーリー全体を可視化したのが「ストーリーチャート」(上図)。
この画面から、各主人公のお話をシーンごとに選んでいきます。 このチャートがとても便利!

パラノマサイト FILE23 本所七不思議

シーンごとにサムネイルで表示されていて、
シーンを選ぶとあらすじが書かれているのがGOOD。
加えて、そのシーンでやることをすべて終えたサムネイルは消灯、
残っているサムネイルは明るく点灯しているのも地味にありがたい点。


さらに言えば、 これらチャートとザッピングを用いたストーリー構成、見せ方が非常に巧みで、
「そうか、あれとあれがアレにつながってくるのか!」
と、お話の全貌が徐々に判明してくる流れは「見事!」と唸ってしまう出来でありました。


●呪詛行使ボタン

パラノマサイト FILE23 本所七不思議

本作は、極端な言い方をすれば
「呪主(かしりぬし)が<蘇りの秘術>をかけて、呪詛で互いに殺し合うデスゲーム」
という、ある意味聖杯戦争(『Fate』シリーズ)的様相を呈した内容であり、
そのため、特定の場面で画面左上に「呪詛行使」ボタンなるものが表示されます。


コントローラーのZLボタンをチョンと押せば、
目の前で話している相手が呪詛で死ぬのです。緊張感ありますね〜。


とは言っても実のところ、
プレーヤーの気分でボタンを押し
他の人物をポンポン殺せるような、
ゲームのメインに関わるシステムであるかといえばそうではなく、


ごく一部のシーンで使用して、
他エンディングへのルートを開く程度のもの。
自分は呪い殺すなんて嫌だったので、ほとんど押しませんでしたが、最終エンドまで問題なくクリアできました。
呪い殺しを希望してた方、残念!
ただ、このボタンの存在が、呪詛バトルの雰囲気づくりに貢献してたのはあると思います。


一点。彰吾ルート序盤でボタンを押してないのに
彰吾がどんどん呪い殺していくシーン。
「なんで私がボタンを押してないのに、お前は勝手に呪い殺すのだ?笑」
と、はなはだ謎で不快でありましたが、後々伏線が回収された時は「なるほどね〜」と感心させられました。


○ グラフィック:立ち絵の動き、表情変化

パラノマサイト FILE23 本所七不思議

これはシステムではありませんが、
良い点として、ついでに記載しておきます。


本作のキャラの立ち絵、結構よく動きます。
ノベル系ADV立ち絵フェチの方、おめでとうございます (*´∀`*)


目パチ口パクはほぼすべてのシーンに搭載。
キャラのポーズも、げんなりした表情、驚いた時のリアクションなど非常に多彩。


こちらも『デスピリア』(Dreamcast) 的なコミカルな、プレーヤーを笑わせに来るようなポーズが印象的でした。
一部で有名な推理ADV『クロス探偵物語』の立ち絵に見劣りしないレベルで、 ロープライスソフトなのに、
立ち絵にここまで力を入れてるのには感心感銘でありました。


3.総評とまとめ

パラノマサイト FILE23 本所七不思議


では、『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』の総合評価を。

総合評価: A- 72点

どれくらいの点数帯かというと、
株式会社オレンジさんのロープライス推理ADV『未然探偵』が72点。 『探偵 神宮寺三郎 夢の終わりに』が73点となります。 (点数順リストは「ゲームレビュー一覧(4列ver)点数順」を参照)



本作を一言で表せば、


「よく出来たローボリューム、ロープライスゲーム」

パラノマサイト FILE23 本所七不思議

ゲームの構成面において、先述した通り、
複数主人公の視点を入れ替えて進めるシステムになっていて、徐々に物語の全貌が明らかになる構成は本作の卓越した点であり、読んでいて気持ちが良かったです。


お話の内容面は、
序盤はそこまで面白くなかったが、
5時間程度プレイしてからどんどん面白くなり、
そこから熱中!没頭!
残り8時間を2日で一気にクリアしてしまった!



ですので、これからプレイする方は、
序盤で投げ出さず最後までプレイするのを意識してもらいたく。


「えっ!アイツは実はそうだったの!?」
「アレとあれがつながってたの!?」

と驚く展開多数で、
本事件の黒幕が二転三転する流れ。
物語の吸引力が高いのが魅力であります。



本作の弱点としては、
「ローボリュム、短い」。


プレイ回数8回。
プレイ時間約13時間。
内容自体は濃厚であるが、
20〜30時間のゲームに比べると、
どうしても思い入れが高まらず、A〜神レベルとは評価しづらくてこの点数となっております。

パラノマサイト FILE23 本所七不思議


本作の良い点、弱点をまとめますと、


●本作の良い点
・複数主人公視点と巧みなゲーム構成
・<お話>物語の吸引力、驚く展開多数
・<システム>360度ビューとマウスポインター形式
・<システム>一風変わったギミックあり
(『オホーツクに消ゆ』の中断セーブに近い)
・<グラフィック>立ち絵の動き、表情変化
・心揺さぶる名シーンあり(津詰ルート「結末」)
・昭和40〜50年代の雰囲気を味わえる
・お手軽なプレイボリュームと価格



●本作の弱点
・ローボリューム、短い
・ホラー要素強めで、人によっては怖いシーンあり
・全体的に暗い世界観(ギャグ的やりとりで緩和)



本作をオススメできる方は、


・お手軽に吸引力の高いADVをプレイしたい方


「あまり長い時間はいらなくて、軽〜くプレイできて、それでいて面白いADVゲームないかな〜?」
という方にはオススメな作品。
逆に、


・ホラー要素や黒魔術、陰陽師、暗い世界観が苦手な方


こういう方にはあまりオススメできないソフトです。



最後に、
本作のゲームノートPDFをアップします。

■パラノマサイト FILE23 本所七不思議 (switch) ゲームノート(プレイ回数全8回+総評まとめ)

パラノマサイト FILE23 本所七不思議


特に未プレイ者のお役に立てば嬉しいです。


最後にもう一度。
本作、ロープライスローボリュームながらいい作品だったと思います。
制作陣の手抜きは感じられません。


定価1980円なら値段相応。私が買った75%OFFの495円なら極めてお得なレベルの作品!
「買おうかな〜?どうしようかな〜?」
と迷われてる方がいましたら、
この値段ですので買ってしまって損はないゲームだと思います。


では、『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』のクリア後総評は以上となります。
また次の、心揺さぶるゲームでお会いしましょう!

パラノマサイト FILE23 本所七不思議


Fin 変人変態管理人artoより


<記事作成後記>
本作、2026年2月18日まで75%OFFの495円で販売しております。
ニンテンドーストアを頻繁にチェックする私の経験だと、本作はたびたびセールをするので、
安値での購入チャンスは結構あると思います。


そして、
「パラノマサイト」シリーズ最新作
『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』
が2026年2月19日に2480円で発売されます。
新作として発売日に購入し、ゲーム感想を書く予定。乞うご期待!



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