【ゲームレビュー】ワールドエンド・シンドローム (PS4)｜de spiriarto ＆ lucy（変人変態管理人の個人サイト）

当サイト初見の方、常連の方、こんにちは。
変人変態管理人のartoです。

本日は、2024年12月2日からプレイを開始した『ワールドエンド・シンドローム』のクリア後レビューとなります。
では、どうぞ！

■まず結論から

いいゲームだったな～。やってよかったなぁ～。

シナリオは中々の感動作で、
ノベルゲー好きにはプレイしてもらいたい。
だが、序～中盤に難アリで、手放しに薦められないのが辛いところ。

■購入経緯

きっかけは『月の光～沈める鐘の殺人～』(PS2) である。

月の光本編内に「あとがき」という珍しいパートがあって、製作者の金沢十三男さんに興味を持った。

調べてみると、なんと、私が高く評価している『夜想曲』(PS) の製作者ではないか！金沢さんの最新作を調べる中で本作の存在を知り、「中々面白そうだ」とチェックしてその時は終了。昨年12月、偶然PS4のセールで見かけ、時を経て購入した流れ。購入はダウンロード版である。

■どんなゲームか？

本作は『ドラクエ』『FF』のような有名作でないので軽く説明しておこう。

発売は2018年8月30日。
対応機種はPS Vita、PS4、Switch。
発売元はアークシステムワークス。

アークシステムは格闘ゲームをメインに販売する会社であり、本作は『探偵神宮寺三郎プリズム・オブ・アイズ』と並び異色な存在である。開発元はトイボックス。前述の金沢十三男さんとマーベラスエンターテイメントCCOだった和田康宏さんが2011年に立ち上げた会社で、最新作は『ミステリーの歩き方』。

企画、プロデュース、シナリオは金沢十三男さん。
キャラデザは加藤勇樹さん。
音楽は新田高史さん。
（この方は存じ上げてなかったが、調べたら『九龍妖魔學園紀』の音楽担当でした）

公式ジャンルは「ミステリー×恋愛アドベンチャー」。
基本は「選択肢を選んで進めるテキストADV」、いわゆる「ビジュアルノベル」「ノベルゲーム」。そこに＋αのシステムが加わる形。

（単純なノベルゲーに＋αのシステム）

公式HPの紹介文は
「百年に一度、死者が蘇り禍（わざわい）をもたらすと言われる『黄泉人伝説』。古い伝承が今も残る田舎町で起こる不可解で意味深な事件。まるでそれが夢かのような彼女と過ごす、掛け替えの無い日々。ひと夏の眩しさと儚さが同居する」。

最後の文
「まるでそれが夢かのような彼女と過ごす、掛け替えの無い日」
をクリア後に読むと、しみじみと深く納得できる。

■本作の評価点

◎　立ち絵と背景、舞台の作りこみ

（立ち絵、背景にかなり力が入っている）

一般的なノベルゲーの立ち絵というのは、
静止画でいくつかの表情差分がある程度。
少し良くできたゲームになると目パチ、口パク付き。本作はそのレベルの１つ上を行っていた。

目パチ、口パクはもちろん、
立ち絵の表情がコロコロ変わり、キャラが生き生きしている。
列車の背景は通り過ぎるように動いて臨場感がある。開幕のワンシーンで「おおっ！」と思いました。

その後も見ていくと、背景が特に目を引いて、
風車の動き、部屋の扇風機の動き、電灯の周りを飛ぶ羽虫の動き、灯台付近で風にそよぐ草木、等々。
背景画に3Dパーツを重ねているのか、その技術は判らないが、かなり凝った背景になっていて、これにはADV立ち絵マイスターの私も「素晴らしい！」と呻らざるを得なかった。

（記憶がうろ覚えなのだが、たしか『ハーヴェストオーバーレイ』(PC) の背景がこんな感じで動いていた。最新2025年のノベルゲーはこれくらいがデフォなのだろうか？もしそうならビックリである）

そして、この立ち絵と背景の働きによって、
物語の舞台『魅果町（みはてちょう）』が「日本のどこか田舎にあるような町」「一度行って見たい町」として立ち上がり、プレーヤーを没入させていく。これが本作最大の特徴であり、私が真っ先に評価したい点である。

（製作者が上記舞台づくりに力を入れているのは、本編を通しても、公式HPに「魅果町へようこそ」というページがあることからも判る。たしかにノベルゲーにとって、舞台の作りこみは物語の移入度に関わるので、製作者の方向性は良く理解できる）

◎　謎解き要素と大きな仕掛けあり

（このような惨殺ルートがあるとは思ってなかった）

本作の評価点その２。
舞台となる魅果町では「百年に一度現われる黄泉人（よみびと）」「百年前の黄泉人による惨殺事件」「２人の女子高生失踪事件」をテーマとして、そこに古くからの名家「神代家（かみしろけ）」「甘奈家（あまなけ）」が絡み合い多くの謎が発生する。その謎がプレーヤーを本作に熱中させる要素となっている。

１周目の強制ルート「ワーストエンド」がかなり衝撃的な結末になっていて、
「この町で一体、何が起こっているんだ･･･」
と、私の「先が気になる度」は序盤から高まっていった。
（プレイ中レビュー＃１参照。未プレイ者は非推奨）

その後の舞美ルート、未海ルートのラストも、
意表を突く終わり方をするのがニクく、最後の？？？ルートですべてが判明。全体通して、中々うまい構成だったと思う。

（魅果町で暗躍する集団が大きな謎だった）

次に大きな仕掛けについて。
本作にはプレーヤーがあっと驚く仕掛けがある。
製作者の大きな見せ場の１つと思われ、
このシーンに入った時、私はすぐに理解が追いついていかなかった（笑）。

※この先はネタバレになります。未プレイ者は楽しみを守るために「■本作のマイナス点」まで飛ばすことをオススメします。

そのシーンはもちろん、真相編の主人公の正体と雪乃の正体である。

舞美「叔父さんから電話があって、『死人』が写ってるって」
舞美「あんた、一体誰？」

管理人「誰って言われても･･･。実は主人公が、もう１人の黄泉人だったんか！」

　　　　↓
　　　　↓

雪乃「ペンケースに書いてあったのも『空』」

管理人「空！？主人公の名前が違う！？てか、なんで主人公、偽名なんか･･･？」

　　　　↓
　　　　↓

主人公「黄泉人はきみだ」
主人公「音無雪乃はボクの姉だ」

管理人「◎×￥○＆％＃？！」

この展開は最後まで全く予想できず、
真実が次々に明かされた時、すぐに理解できず混乱状態だった。
多分、製作者の手の上で転がされたプレーヤーそのものだったと思う（笑）。

（死人　＝　主人公と思いきや･･･）

しかし何故、主人公は偽名を使ったんだろうか？

初めは、
「ここ（魅果町）は、死んだ姉が生きてる夢の世界と思い、自分の名前もゲーム的に名づけた」
と考えたのだが、一番の答えは「ゲームのトリック的理由」な気がした。
開幕で名前を明かしたら、真相編の衝撃が成り立たないからね。

また、本作のトリックと本編は、
雪乃が主人公の記憶を忘れた状態でないと成り立たず、
そこは「黄泉人はその人にとって一番大切な記憶を忘れて蘇る」という設定の使い方が見事だった。

○　真相のストーリーは感動

※この先は引き続きネタバレになります。未プレイ者は楽しみを守るために「■本作のマイナス点」まで飛ばすことをオススメします。

本作のメインストーリーである真相編、別名「真・雪乃ルート」（勝手に命名）はかなり良かった。

いわゆる「泣きゲー」、Keyの名作『AIR』『CLANNAD』のような「号泣で画面が見えない」という感動でないが、キラリと一瞬光るような、ひと夏の儚い感動があった！
（最近はこういう、くどくない感動の方が好みかもしれない）

一番は、やはりラストの雪乃さんが主人公の記憶を思い出すシーン。

未海の力で雪乃をあの世へ還す瞬間、
今まで接してきた主人公が、自らの弟であることを思い出す雪乃。

そして、消える間際に一言を残す。

雪乃「よかった。あなたが生きててーーー」

うわあああーーーん！姉さあああーーーん！

姉はずっと弟のことを気にかけていたのだ。
弟がどうすれば幸せに生きられるかを。
あの事故の前から、事故の瞬間も、事故の後もずっと･･････。

自動車事故の話が出た時には、
「いくら溺愛する弟でも、無免許に運転させるなよ」
「むしろ愛しているからこそ、運転させるなよ」
と突っ込みたくなったが（笑）、

雪乃は自らが死ぬ間際でも、
「私が事故の原因を被るから、貴方は何も心配しなくていい」
と言って弟を守り、

事故の後も、
「弟が前を向いて幸せに生きていけるように」
と願い、黄泉人となって現われた。
そんな姉の一途な愛は私の心を打ちました。

（事故のシーン。瀕死で弟を助けようとする姉の愛）

自分の拙い物語経験では、
親子愛、家族愛、友情は結構あるけれど、
姉×弟の愛はあまり記憶に無いんですよね。
パッと出るのは、実際の姉妹でないけど
『アトラク＝ナクア』(PC)とか、『喰霊 -零-』(アニメ)とか。
しかし姉妹愛もイイ！

それにしても、
最期の一瞬しか記憶を持って対面できないって結構残酷だと思う･･･。
『ゼノギアス』(PS)でフェイの母親が小さいフェイを守って、死ぬ瞬間に記憶が戻るシーンに近いものがあります。

何故もっと長い間、幸せな時間を過ごせないのか･･･。
そんな風に思ってしまう訳だけど、
死んだ人間と対面すること自体、自然の摂理に反した反則技のようなもの。
黄泉人として消える最期、記憶が戻って対面できただけでも幸運だったのかもしれない。そう結論付けました。

（真相を知ってから見ると、感動の再会に思えるシーン）

本作で製作者が伝えたいメッセージは、

１．過去に囚われず、前に進むこと

２．想えば現われる

２は作中何度か出たワード。いい言葉ですね。
大切な人が亡くなってもそれでお別れという訳でなく、その人を想った瞬間、側に現われる。
これは時間と空間の制約がない霊的世界において、実際そのとおりなんですね。
大切な人を亡くした方。辛い過去に囚われた方。そのような人への励ましが、本作に込められてると感じました。

その他、小さな評価点は、

○　それぞれのキャラの個性、やりとりの面白さ

主人公を取り巻く主要メンバーは、皆よい個性を発揮していて、キャラのやりとりが面白いのがGOOD。
構図の多くは、健介がふざけたことを言って女性陣から攻められる形で、以前「管理人のつぶやき」1/3に書いた通り、ドＭプレーヤーがわっしょいわっしょい祭りのゲームとなっている（笑）。

○　ＯＰ曲

都合３回くらい流れるこの曲。
初めはピンと来なかったが、聴いていく内に
このゲームに相応しいと思うようになった。

メロディーは本編にリンクしたような儚さとサビの疾走感がいい。
歌詞は、主人公が雪乃の想いを受けて前へ進む前向きさが表れている。
「君は気づくかな」というフレーズは主人公から記憶を無くした雪乃への語りかけ、あるいは、真相に気づくかどうかというプレーヤーへのものか。「空」「雪の（雪乃）」とそれぞれの名前が入れてあり、かなり練られた歌詞であるのも心を掴む。

ここまでが本作の評価点。
次はマイナス点を述べていく。

■本作のマイナス点

×　各ヒロインルートの質

真相のストーリーが良い。プレーヤーを惹き付ける謎、大きな仕掛けもある。
これだけを聞けば、本作が万人に薦められる名作のように思える。

しかし本作にはそこそこ大きな弱点もある。
それは、「真相に辿り着くまでが長く、しかもそれが結構退屈な時間」という点である。

本作の構成は、

①ワーストエンド
　　　↓
②舞美、沙也、玲衣ルートをクリア
　　　↓
③雪乃ルート
　　　↓
④未海ルート
　　　↓
⑤真相編

というように、ルートをクリアすることで次のルートが開放する形となっている。
「各ヒロインルート→メインヒロイン」というような、ビジュアルノベルにはありがちな構成である。
この中の②「各ヒロインルート」がかなり面白みに欠けるのである。ルート感想を軽く書いておこう。

沙也ルート：B（S,A+,A,A-,B,Cの６段階）

たしか、神代家の実子でないけれど
神代家の一員として頑張っていく、といった終わり方だった。
あまり記憶に残ってないレベル。

玲衣ルート：A-

結構よい。
母親の面影を探して生きてきた玲衣。
魅果町で知らされる母親の真実。

「その相手を想った瞬間、その人は側に現れる」

シャーロットから貰った母・佐依の手紙によって、自らの傷を癒した玲衣。
ラストは「前に進んでいく」という気持ちのいい終わり方。

（キャラもお話も思いのほか良かった玲衣ルート）

舞美ルート：B

舞美とくっつくというありがちな終わり方。ごく一般的なギャルゲーのごく普通のシナリオという感じ。

雪乃ルート：A

これまでのルートで謎だった、
舞美と雪乃を狙う犯人が判っていく過程は少し面白かった。他ルートより５割増しで本筋に触れていた。

未海ルート：A

雪乃ルートと同様、
これまでの謎が明かされるルート。
特に甘奈家の謎、黄泉人についてほぼ全て判明する。

黄泉人が誰か？勘のいい方なら判るのだろうか？
自分はギリギリまで判らなかった。
「黄泉人は一番大切な絆を忘れて蘇る」
これがカギになっていた。

（何度「変態」と言われたか判らない未海ルート笑）

ということで、雪乃、未海ルートは謎の解明編でそこそこ面白かった。
しかし序盤３ルートは、玲衣は結構良かったが、どのルートも本筋の情報があまり出て来ず、
単にヒロインとイチャコラ(死語)するだけの印象。

まるで山頂への道があるのにそこを登らず、山の周りを歩いているような、やきもきする感覚があった。
ある意味、本筋に一気にいかない　＝　慎ましやかとも言えるのですが･･･。

また、上記３ルートの流れが
仲が深まる　→　水着イベント　→　祭りイベント
と変わり映えがないのも厳しい点。中途半端なギャルゲー要素。
「真相編だけだとボリューム不足、それを補うためのあまり意味のないルート」と感じられた。

△　ゲームシステムと攻略が解りづらい
（プレイ中レビュー＃２に記載）

これはプレイ中レビューにも書いた内容。
本作は単純なテキストADVに＋αが加えられていて、

・本編　＝　8/1～8/31の自由行動期間がある
・その期間中、上記マップで移動をし、キャラに会って友好度を上げていく

というシステムになっている。

友好度を上げることで各ヒロインルートに入れるというのは、攻略情報を見ない自分でも予想がついたのだけど、友好度をどこまで上げれば各ルートに入るのか？
その判定ラインが良く判らなくて少しストレスになった。

（友好度は、主人公のオーラとしてオプションから確認できる）

実際、舞美ルートや玲衣ルートに入ろうとして有効度を上げても、何故かワーストエンドにいってしまうことがあって、
「何がいけないんだろうか？」
「次はちゃんと入れるだろうか？」
と不安になりながら次の周回をやることに。

どこかで読んたインタビューによると、
制作の金沢十三男さんは
「単純な紙芝居でなく、ゲームとしての要素を大切にしたい」
といった考えのようで、私もそれは大歓迎である。

しかし、本作のシステムが
「ゲームとしての面白さをより高めていたか？」
「良いエッセンスになっていたか？」
というと、必ずしも「YES！」と言えないのがツライところである。

△　EVENT以外の会話
（プレイ中レビュー＃４に記載）

こちらも一度書いた。
自由行動でキャラに会った時の会話には、①通常の会話と②EVENT会話があって、
EVENTの場合、ボイス付きになり、内容が濃いものになっている。

一方、通常の会話はボイスなし、ちょっとした顔合わせ程度のもので、
「この会話、必要ある？」と思うやりとりばかり。
EVENTに比べキャラが生き生きしておらず、面白みがない。

この部分、何とかならなかっただろうか？

たしかに通常の会話まで長くしてしまうと、
ゲームの進行や周回プレイに難が出るので、すぐ終わる会話にするのは解らなくない。
しかし、このような会話を入れてゲームとしての楽しさが増したか？と考えると、うーむ･･･。

△　真相編終了後の展開

※この項目もネタバレになります。未プレイ者は楽しみを守るために「■総評」まで飛ばすことをオススメします。承知の方のみ、お読みください。

真相編で「Fin」が出た後、謎の人物が
「幕引きと考えるな。これは･･････始まりなのだ」
という非常に思わせぶりな言葉を言い出し、
魅果町に月見里彩芽（やまなしあやめ）という新しい教師がやってくる。
最後の最後まで驚かされたのだけれど、

これは入れない方が良かったのでは？？

いわゆる「先生の次回作にご期待ください」的終わり方（笑）。
せっかく主人公が新たな気持ちで仲間と生きていく、清々しい締めだったのに、余計なものが付与された感じでモヤモヤが残った。

ネット情報によると、続編名は「ワールドエンド・フェノメナン」と決まっているが、2023年の金沢十三男さんのX投稿によれば、「色々あって具体的に作れてない」とのこと。

これならば、変な匂わせ的終わり方でなく、
続編が作れた際に、冒頭に上記シーンを入れるとかして、本作はスッキリした終わり方にして欲しかった。。。

（まあ、これまでも『クロス探偵物語』とか続編匂わせの作品はありましたけどね～。プレーヤーに余計な期待をさせるので、ちょっともったいない終わり方ですよね。『クロス探偵物語』自体は超名作なのですが･･･）

■総評

では、本作の評価と点数を。

総合評価：　　Ａ-　74点

2025年クリア1本目の作品であり、
「2025年度、プレイして良かったゲーム」その１である。

魅果町という魅力的な舞台、キャラ達のおバカで楽しいやりとり、黄泉人事件を巡る謎、プレーヤーをアッと言わせる仕掛け、そして、ちょっぴり感動的なストーリー。

GOODポイントがいくつかあり、是非多くのプレーヤーにやって欲しい、感想を聞いてみたい作品。

であるが、いかんせん、オススメしづらいポイントも結構あるのが苦しいところ。
プレイするなら、途中にある退屈という野菜の埋まった畑を抜けて、ラストまでプレイすることを推奨する。途中ヤメでは、本作の本領が発揮されません。

本作における管理人のハートが震えたポイントは、

【その１】１周目ワーストエンドのラスト
【その２】６周目舞美ルート後、残り２ルートに思いを馳せて

の２回。

プレイ期間は2024年12月2日～2025年1月28日。
総プレイ時間は約31時間。
寝落ちが5～6時間入っているかもしれない（笑）。
（ただ、このゲームに限らず、夕食後のゲームはどんなソフトでも寝落ちする様子）

本作をオススメしたい方は、

・兄弟愛、姉妹愛に飢えてる方、大好物な方
・ドＭ万歳な方

私自身、兄弟姉妹の物語はあまり記憶がなく、新鮮なプレイ体験であった。
たまに本作を再起動し、「儚くも切ない、とある夏の再会」に触れたい。そんな思いが浮かぶソフト。

是非みなさんも、黄泉人の奇跡が宿る田舎町の物語を体験してみてはいかがだろうか。

ゲームオタクで変人、変態の管理人artoより
Fin

＜編集後記＞

色々と難点はあったけど結構良かったですよ～、ワールドエンド・シンドローム。
セールで1100円で購入したのですが、
この値段は安すぎる。最低3000円くらいの価値はあると思います。

ここ最近、テキストADV、ビジュアルノベルをプレイしてなくて久々だったのですけど、やっぱりノベルも結構いいなって。
自分は意外とノベルゲーとノベルゲーのレビューが好きなのかもしれない。
（元はエロゲレビュー書いてたしね）

（拍手、コメント、いつでもどうぞ！）

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