
MyGO、Mujicaファンの皆さん、こんにちは。
変人変態管理人のartoです。
「愛すべきゲームキャラ達」を最後に更新したのが2016年11月11日。
その時期を境に、私のやる気がなくなってコンテンツ停止。
「もう、二次元キャラの新たな記事を書くことはないだろう」
そう思いながら約9年。
愛すべきキャラの記事を再び書く日が来るとは・・・。
すべてはバンドリ、Mujicaの力。
初華ちゃんの力である。
さあお前ら、初華ちゃんを崇めたまえ!
■三角初華の愛すべきポイント、推しポイントは?
1.現役女子高生アイドル

花咲川女子学園高等部の1年生であり、
かつ、2人組のアイドルユニット「sumimi」のギターボーカル担当。 そして「Ave Mujica」のギターボーカルを担当している初華ちゃん。
他の主要人物が(家柄などを除いて)普通の女子高生である中、 初華ちゃんは、女性なら多くが憧れる反則級ステータスを持っている。
街頭テレビジョンでは、日々キラキラしたアイドルの姿を披露し、

アイドル業のため、学校を早退する日は
ご学友から羨望の目で見られ、

街で偶然会えた日には、 感激で欣喜雀躍必至!
(MyGO13話より。初華ちゃんと愛音ちゃん遭遇シーン)
登場人物の中でもカリスマリーダー的存在なのである。
髪は金髪でボブ〜ロングボブ。
身長は推定160cm。女性の平均より少し高い程度。
見た目とスタイルは、アイドルということで抜群に美しく、均整の取れたプロポーションをしている。

(Mujica12話より。地味なポロシャツとパンツだと、スタイルのよさがより際立つ)
バストの大きさにおいては、
たしかにそよちゃん、立希ちゃん、祥子に少し敵わないかもしれない。
だが、「美乳、微乳、どちらもすべて素晴らしきかな」の格言(管理人内)の通り、 この大きさが初華ちゃんにとって丁度よい、初華ちゃんに合っていて、ココも彼女の魅力と言えよう。
2.優しく、奥ゆかしい性格

「アイドルなんて嘘つきなんだから、
私たちのことなんか食い物だとしか思ってないんだから!」 とは『カリギュラ2』のパンドラさん談。
アイドルは表向きは煌びやかだけど、裏の顔は汚く、性格は最悪という話がある。
では初華ちゃんもそうなのか? 答えは「否」である。
初華ちゃんは出しゃばったり、図々しくしゃしゃり出たりするタイプではない。
控えめで優しい性格。
それが初華ちゃんの愛すべきポイントであり、推しポイントの1つ。
例えば、MyGO6話。
前述のアイドル活動のために早退するシーン。
「先生」という言い方。 決して「私はアイドルよ!」といった尊大な言い方はしない。少し控えめな声色で言う。


例えば、Mujica10話。
にゃむに連れられて祥子の家へ行った場面。
この時は「祥子に嫌われたくない」という怖れ、怯えがあったかもしれないが、祥子と対面した時の姿勢などから、
強く前面に出る性格でないことが判る。
(どちらかといえば、祥子やにゃむの方が前面に出て引っ張っていくタイプ)

他には、Mujica12話。
立希ちゃんに飲み物をあげるシーン。
初華「あ、好きなの違った? ええと・・・その・・・、この前!」
この場面はおそらく、
10話で海鈴ちゃんと立希ちゃんの会話を
「私、Mujica、やるから!」
という発言で中断させたことに対し、謝罪するシーンと推測する。
飲み物の置き方、控えめな物言いから
初華ちゃんの性格(人に強く出ない、優しい)がよく表れている。
飲み物を強めに置く立希ちゃんとの比較からもよく判るw
立希ちゃんの慌てぶり、海鈴ちゃんの「出るとこ出ますか?」含めて、 好きなシーンである。


加えて、MyGO10話。
プラネタリウムで面識のない燈ちゃんと出会い、 燈ちゃんが階段から落ちそうなところを 「危ないよ!」 と後ろから助ける。
この時点で善行+100くらいあげたいシーンだが、その後、落ち込んでいる燈ちゃんに寄り添い、下記セリフで燈ちゃんを励ます。
初華「詩って伝わる気がするよね。上手に言えないことも、言葉以上に。気持ちが」
そして、別れ際に笑顔のサービス。 大天使とはまさにこのこと!

また、MyGO8話の祥子と会うシーン。
CRYCHICの話を出して祥子の気分を害した時に、
初華「ごめん・・・」
こういうちょっとした謝罪のシーンでも、 初華ちゃんの穏やかで素直な性格が垣間見える。
本作における、我が最推しの女神は、優しさと余裕と安定感抜群! 他のキャラが錯乱する中でも、決して闇堕ちなどしないのである!(誇張アリ)
3.芯の強い一面

普段は優しく奥ゆかしい初華ちゃんだが、 時に芯の強い面を見せる。そこも彼女の魅力である。
(燈ちゃんしかり、優しい人はえてして芯が強い傾向にある)
自分が「やりたい!」「そうしたい!」 ということに対し、非常に強い行動力を示す。
例えば、 祥子に会いたい一心で東京に来てアイドルになったのもそうだし、 Mujica9話で愛音ちゃんを呼び出し、CRYCHICのことを聞く場面。 Mujica復活のために事務所の社長に掛け合う場面。 「海鈴ちゃん!私!Ave Mujicaやるから!」のシーン。
「単なる祥子への偏執、ストーキング行為(好意)だろう」と仰る諸兄がいるかもしれないが、
初華ちゃんの場合、他のメンバーを無闇に傷つけるところまではいってないし(睦ちゃんを突き飛ばす妄想までで抑えたしw)、自分が好きなものに対し、一途に行動できるのは素晴らしいこと。優しい面とのギャップとして、ココも推しておきたい。
4.ずっと隠してきた自身の闇

人には陰陽マークと同様、光と闇がある。一面でなく両面ある。
『ダイの大冒険』に出てくる極大魔法「メドローア」のように、 光だけでなく闇を受け入れ統合することで、一つのものとして完成する。
なので、初華ちゃんの魅力を語る上で、彼女の闇も見ていこう。
上で「決して闇堕ちなどしない」と書いたが、
初華ちゃんにも、闇堕ちまでいかずとも、隠していた闇、目を背けていた闇というのはあった。
※この先は、『BanG Dream! Ave Mujica』の大きなネタバレが含まれています。未視聴者は大きな楽しみを失う可能性があります。ご注意を。
初華ちゃんの本当の名前は三角 初音(はつね)。
生まれは四国かどこかの離島で、島に豊川家の別荘があった。豊川定治がその別荘の管理人をしていた女性と関係を持ち、そこで生まれたのが初華ちゃんだった。いわゆる隠し子である。
(名前がややこしいので、この後も 初音 = 初華ちゃん とします)
初華ちゃんの生い立ちは、本編で一番の秘密であり、Mujica10話で豊川定治が「初音」と呼んだ時には、私も結構な衝撃を受けたものであるw

初華ちゃんには、母親が別の男性と再婚した後にできた妹がいて、妹の本名が「初華」。
豊川家の別荘に遊びに来ていた祥子と妹は、小さい頃によく遊んでいた。
しかし初華ちゃんは、母親に
「お前は決してあの子に会ってはいけない」と言われていた。
それを聞いた初華ちゃんは「初華(妹)だけずるい・・・私も遊びたい」と思っていた。
(こういった母からの言葉やシチュエーションが、「自分は生まれてはいけなかった」「生きてはいけない存在だ」というコンプレックス、妹へのコンプレックスを強めていったのだろう)
祥子が東京に帰る日、
初華ちゃんは妹が熱を出したのをきっかけに、
妹にすり替わって祥子と遊ぶことに成功する。
祥子「いつもはお日様のように明るいのに、今日は月のように優しくて」
初華「生まれてずっと、私は可哀想な子だった・・・。可哀想なだけだった私を人間にしてくれた!大好き!」

その日、祥子に言われた一言は、
初華ちゃんの人生を変えるほど、非常に大きな一言だったようで。
初華ちゃんが「光が差した」と語っているほどのもので。
祥子の一言によって、おそらく初華ちゃんはこれまで否定されてきた自分の存在が 初めて認められた気がしたのだろう。
(このような初華ちゃんの心情とそれまでの生い立ちを想像すると、私も泣けてくる・・・(´;ω;`))
不遇な幼少時代を過ごした初華ちゃんにとって、祥子の存在と遊んだ記憶は光輝くものになり、
「サキちゃんにまた会いたい」
その一心で東京に出てきてアイドルにスカウトされ、妹の「初華」に成り代わり、これまで生きてきた。
非常に複雑な背景を持った女の子だったのである。

(アイドルになったものの、MyGO3話の時点では祥子に会う目的が叶わず、かなり消耗していたのかもしれない)
初華ちゃんが抱える闇の1つは、
自身の生い立ちのこと。自分が隠し子であることの負い目と悲しみ。
彼女が本編でそのような感情を見せることは多くないが、
「自分は望まれない子として生まれた」。
その想いを抱えて生きてきたことがどんなに辛かったことか。大変だったことか。
例えばMujica11話の回想では、
「私だけが家族じゃない・・・」
後から入ってきた養父と妹の間で、 「自分が異物である」と感じていた。
夜の山で星空を眺めている時だけ心が安定した。 家族の中に居場所がなかったのだ。
また、別荘へ遊びにくる祥子に対しコンプレックスがあり、
「同じ豊川の子なのに、祝福され幸せに暮らしている。なのに私は・・・ひとりぼっち・・・」
自身は祝福されてないような感覚を持っていた。祥子に惹かれたのは、祥子への憧れ、羨みもあったのかもしれない。
別のシーンでは、祥子たち家族の笑い声を聞いて
「私は、こんな風に笑ったことがない」

ゲーム『ドラクエ11』の主人公が「悪魔の子」と言われたのと変わらないくらい、これまで悲しみを背負った生き方をしてきたのではないだろうか。
バンド「Ave Mujica」の中で、初華ちゃんが担当するドロリス=「悲しみ」に対応していることも、 初華ちゃんが上記の悲しみを背負っていることを暗に示唆していると思う。
このような初華ちゃんの人生を想うと、私も悲しみを禁じ得ない (´;ω;`) よし!私がペロペロしてあげよう!ペロペロ。


初華ちゃんが抱える闇のもう1つは、
「初華」という名前で祥子を騙していたこと。 祥子の家を、人生を壊してしまったことに対する罪悪感。
そして、そんなことをしているにも関わらず、 祥子と一緒にいたいが為に、祥子を騙し続ける自分への嫌悪感。
初華ちゃんは東京に出てきてアイドルにスカウトされた時、
「(私はサキちゃんの知っている人間にならなくちゃ)三角 初華です」
と自己紹介し、この時から本来の自分(初音)を隠し、初華の仮面を被って生きるようになった。
(※バンド「Ave Mujica」のメンバーが1話から被っていた仮面は、元々は祥子主導の演出だと思いますが、奇しくも、それぞれのメンバーが「隠したいもの」「目を背けたいもの」を持っていることとリンクしていたんですね)
その後、 あるイベント会場で祥子の父・清告(きよつぐ)に出会い、 自分の真実を話す。
清告は定治に「初音を豊川家へ迎え入れる」ように進言。
しかしその進言は受け入れられず。
(話の流れから予想するに、その後、豊川の上層から清告の会社に圧力がかかり)
「サキちゃんのお父さんは、私のせいですべてを失った」
と言うように、 初華ちゃんが真実を明かしたことが、祥子の父の会社をつぶす遠因になってしまった。

そのような流れの中、
MyGO8話で祥子と対面し、バンド「Ave Mujica」を進めていく訳だが、
「祥子に自分は初華であると嘘をついていたこと」
「祥子の父の会社を、祥子の人生を壊してしまったこと」
この2つが初華ちゃんにとって、どれだけ苦しかったことか。ただでさえ初音を殺して生きるのも苦しいはずなのに。
どれだけ「王様の耳はロバの耳」と叫びたかったことか。


この件の解消については、Mujica12話で語られるのでそちらを参照だが、
心優しい初華ちゃんにとって、この闇は、心の奥に残った非常に大きなトゲだったようである。
ということで、長々と書いた初華ちゃんの抱えてきた闇。
しかし、大きな闇を抱えた子、不遇な人生を歩んだ人の方がより愛着が高まる。より愛される。
また、人は内なる闇と向き合い統合することで、その人の魅力を深め、より光を輝かせる。ある意味、抱えた闇が大きい人ほど、それを乗り越えた時、光が一層輝くのである。
Mujica11話、12話で、
祥子にすべてを明かし、豊川家のしがらみを断ち切り、自身の闇を乗り越えた初華ちゃんだからこそ、
私の中で一層魅力的な存在、愛すべきキャラになったと言えるのである。
5.穏やかな性格とライブシーンでのギャップ

初華ちゃんの一番の魅力、推しポイントとして、私はコレを挙げたい。
穏やかで心優しい初華ちゃんが、
ハスキーな声で「Ave Mujca」のメタル曲を歌う姿は、ギャップ効果により非常に大きな魅力を発揮している。
「ツンとデレ」「可愛い女の子に機関銃」。 この世には様々なギャップが存在するが、
初華ちゃんの性格とギターボーカルも、「人生ギャップ理論」の正しさを我々に実感させる。
これまで説明してきた初華ちゃんの 「奥ゆかしさ」とか「抱えてきた闇」が、歌とライブの魅力を高めるのに貢献しているのである。結実しているのである。つまり、初華ちゃんのこれまでの不遇な人生、人間性が「Ave Mujca」の歌を素晴らしいものに創り上げているのである!(ドバーン!)


(不遇な人生を生きたからこそ、これほどの唄を歌えた。無駄ではなかった)
1話の「KiLLKiSS」、10話の「imprisoned xii」「Crucifix X」と、 どれも歌、ギター、ライブ演出すべてにおいて 文句なしの出来だった。
そしてラスト13話の「天球(そら)のMusica」。
これはまさに圧巻! 人の光と闇、儚くも美しい人生を受け入れたかの歌詞。自身の生い立ち、闇、悲しみをすべて乗り越えたかのような 彼女の笑顔。 これを見ずしてAve Mujicaは語れない。 三角初華は語れない。
この曲が、ライブが、Mijicaと初華ちゃんを神に押し上げた! それくらい、素晴らしいライブだった!我、これにて昇天なり!
6.その他の魅力
・虫が苦手

12話にて。
虫が大好きな『殻ノ少女』シリーズの紫さんや、蟲を産んだ『EXTRAVAGANZA』の夢美ちゃんもそれなりに魅力がありますが、 やはり女の子、1つくらい怖いものに「怖い〜」という面があると 魅力的なのであります。
虫が苦手な面が表に出たのは、
それまで初華(妹)の仮面を被り、妹を演じて生きていたところ、 11話、12話でその仮面が外れ、 初華ちゃん本来の面が表に出てきたからでしょうね。
・星が好き

プラネタリウムに通う姿は、
MyGO9話、13話、Mujica9話で見ることができます。
「夜の山で星空を眺めている時だけ心が安定した」ということで、 星が好きなのは、初華ちゃんが小さい頃からの特徴。 妹の仮面を被っても変わらなかったものですね。
しかし、星が好きな女性はなぜ、魅力的なのだろうか? 女性的な穏やかさを感じるからか?不思議である。
7.管理人の好きなシーン
これまで書いたシーンと被るが、もう一度。
・MyGO10話 プラネタリウム後、燈ちゃんと会話シーン。そして笑顔。
・MyGO13話 燈ちゃん、愛音ちゃんと会うシーン。
・Mujica9話 「海鈴ちゃん!私!Ave Mujicaやるから!」のシーン。

⇒初華ちゃんには珍しい、自分の意思を強く表明する場面。この時は祥子が離れていってしまう、CRYCHICに取られてしまう怖れから、少し精神変調の入った過剰な行動だったかもしれな。しかし私は、これを「彼女の芯の強い面」と受け取りますw
・Mujica9話 睦ちゃんを突き飛ばすシーンww

⇒「私、先に帰るね」と、妄想で抑え相手を傷つけないところが、初華ちゃんの自制心の強さを表しているw
・Mujica12話 全般
⇒初華ちゃんの口から真実が語られる12話は大体のシーンが好きで、中でも
「星が好きなのは、初音ね」と言われて泣きそうになるシーン

船で祥子が叫んだ後、祥子を温かく、愛をもって見つめる表情

豊川定治との対決後、祥子と戯れるシーン

「サキちゃん、大好き」のシーン

この4つは特にMy Love!
・Mujica12話 立希ちゃんに飲み物をあげるシーン

⇒初華ちゃんの控えめなところが表現されてて好き
■終わりに
「愛すべきゲームキャラ達」のコンテンツ停止から9年の時を経て、
再びキャラ記事を書く気にさせてくれた記念すべきキャラ。
・金髪、ロングボブの見た目よし
・現役アイドル、スタイルよし
・優しく奥ゆかしい、安定した性格よし
・作詞作曲もできる、ギターとボーカルの腕もよし
「それ以上、何を望むというのだろう」(御堂真弥子 by EVE Burst error) と言いたくなるような、文句なしの女の子。 あとは、「天球(そら)のMusica」で神となった初華ちゃんの魅力が永遠に続くこと、 製作中の次回作でその魅力が色褪せないことを祈るばかりです。
天球の女神・三角初華よ、永遠なれ!

Fin 変人変態管理人artoより